ニキしろ 叶わぬ恋は残酷だ
nk⬅ニキ
sr⬅しろせんせー
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ニキ視点
リビングに移動して思う
あぁ…
今日は人生で1番素晴らしい日だ…
今日のおかげで
長年の…夢が
叶うはずのない夢が…
叶ったのだから…
sr「…なぁニキ?」
nk「どうしたの?」
sr「ほんまに…好きなんよな?///」
nk「うん好きだよ♡」
sr「いつから好きやったん?」
nk「あー…いつだろ」
nk「気づいたら好きになってたんだよねw」
sr「そうかッ///」
かわいい…
こんなにも愛おしくてかわいい人が
俺の彼氏だなんて
…ん?
これってどっちが彼氏で
どっちが彼女なんだ?
どっちも彼氏という可能性もあるにはあるが
だいたいこういうのは
決まっているものだ
nk「…これってさどっちが彼氏なの?」
sr「へ?」
nk「どっちかが彼氏ならどっちかが彼女じゃな いかなーって」
sr「え、そのどういう意味で…?////」
nk「…? 」
nk「まぁ…かわいいかどうかっしょ!」
sr「そうかッ…安心したわ……」
nk「ならボビーが彼女だよねぇー 」
sr「俺っ!?」
nk「そりゃボビーでしょ」
sr「俺…かわいくないし…」
nk「そお?俺はかわいいと思うけどな〜」
sr「っ…/////」
ほら…こういうとこ…
すぐ真っ赤になってしまう
耳まで赤くして照れている
こんなにかわいいのに
本人が気づいていないなんて
なんとも勿体ないことだ
しろせんせー視点
心臓が飛び出るかと思った…////
どっちが彼女って…
あっちの意味で汲み取ってしまったやん…///
ニキは…
そこまで考えているのだろうか
はたまた俺だけなのだろうか
やっぱり…男同士だから
そういうことはしないのだろうか…
それでも…付き合っているのだから
キスぐらいは…////
するんだろうな
…それ以上のことをニキは
してくれるのだろうか
元々女が好きなのだから
してくれないかもしれない……
というかっ…///
してくれるってなんだよ…
俺は…ニキに責められたいんか?///
とりあえず…
頭を冷やそう…
sr「ッ…////」
sr「顔洗ってくるッ///」
nk「行ってらっしゃーい」
sr「うわッ…!?」
nk「!?…ちょ…///ボビーどいて…」
やばい…
転んじゃった…
そんでもって
なんでニキを押し倒してんだよっ…俺///
sr「すっ…すまんッ!////」
もうだめだ…
この場から逃げ出したい…
恥ずかしすぎる…
転ぶなんて想定外だ////
ニキ視点
nk「…///」
nk「どうしよ…////」
ボビーは洗面所に行ったが…
俺を押し倒していた時の表情が
脳裏に焼き付いて離れない
顔を赤くして
ちょっと潤んだ瞳で…
妖艶な雰囲気で…それでいて
かわいらしい
もう少し…
あのままでも良かったかも知れない
…そして何故だろう
今までは思ったこともなかったのに
少しだけ…
少しだけだが
押し倒して…
キスしてみたいと…
思ってしまった
…言ったら引かれるかな
sr「ニキ?」
nk「あ、戻ってきたんだ」
sr「ッ…ダメやったか、?」
nk「ダメなわけないじゃん…?」
nk「ほらこっちおいで」
ちょこちょこ…って
効果音着いていそうな歩き方
かわいい
素直に来てくれるとこも
ちょっと申し訳なさそうなとこも
全部…全部大好き
sr「…さっきはすまんな///」
nk「全然大丈夫なんだけど…さ」
nk「ボビーって…」
nk「この関係でどこまでやるつもりなの?」
sr「えっと…どこまでって…いうのは、?///」
nk「その、さ…」
nk「恋人でしかできないことみたいな」
nk「その…キスとか」
sr「俺は…ニキがええなら…」
sr「どんな事でもええ////」
しろせんせー視点
ニキは…
そういうこと…したいのだろうか
はたまた俺だけなのか?
話題を持ち出してくる限りは
少しぐらい興味あるのだろう
…キスしたいですって
言ってみようかな///
本来だったら叶うはずもなかった
この恋も
今となれば…
早く告白しておいても良かったと
思える程に
俺の中に定着した
これは言っても
いいのだろうか…////
sr「…ニキ……」
sr「ダメやったらそれでええんやけど」
sr「…ッ……///」
sr「俺は…ニキとキス…したい」
sr「……ダメ…か?////」
nk「いいよ…///」
あぁ…今日はなんて嬉しい日だ…
もしかして…
そういうこととかも
言ったらしてくれるんだろうか///
でも…
本当に戻れなくなるのかうかが
少し怖い気持ちがある
それで言うと
多分だけど…
俺は抱かれる側なのだろうな…///
それはそれで
幸せだ…
ニキ視点
ボビーから言ってくれるなんて
今の俺にとって最大のご褒美だ
多分元々ボビーはそういうことを
したかったのだろう
そうでなければ
関節キスをしたいだなんて思わないのだから
ちょっと潔癖なボビーが…だ
よっぽど…
待ち望んでいたに違いない
nk「ほら…したいんでしょ?」
sr「…うん///」
普段素直に感情を伝えてくれない
そうだと言うのに
ちゃんと気持ちを伝えて
俺だけを見つめている
sr「あ……ニキは嫌…か?」
sr「それならええんよ…」
sr「俺が勝手に言ってることやし……」
nk「…あはっ…心配しすぎだよw」
nk「俺もしたいよ…?///」
nk「ボビーのこと…大好きだもん♡」
sr「そ…そうか///」
俺からどれだけ嫌われたくないのかが
手に取るようにわかる
でもね
俺は絶対嫌わないよ
誰よりも大好きだから…
nk「目…瞑れる?」
sr「うん///」
ボビーの顔に掛かっている
髪の毛を横に流し
そのまま顎に手を添える…
綺麗な顔…
整形したからとか
そういうことでは無いが
好きな人だから
余計美化されてるのかな…笑
大好きだよボビー♡
チュッ
sr「ッ……////」
sr「…ニキ、…好きやで…//////」
nk「ふふ…俺も///」
nk「これから末永くよろしく…♡」
sr「当たり前やんけ…///」
sr「俺の大好きな“彼氏さん”…///♡」
『叶わぬ恋は残酷だ』[完]
最後まで見てくれた皆様
ありがとうございます!
もしかしたらこの話の続きを
またノベル で書くかもしれないので
その時はよろしくお願いいたします!
コメント
4件
物語書くのうますぎ!これからも応援してます!
…(凄過ぎて言葉失った) 本当に語彙力皆無で申し訳ないんですけれども最高すぎました… 心情を書くのが上手すぎます! これからも応援してます!!