桃×青
死ネタあり
戦争パロ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
お母さん「駅まで見送りできないてすまないね」
桃「大丈夫です。それでは」
お母さん「もう行くんかね?」
桃「はい。そろそろ行かないと時間に間に合わなそうですので」
お母さん「そうか。お国のために頑張るんだよ」
桃「はい。お国のために行ってまいります」
お母さん「行ってらっしゃい。」
数分後
俺はないこ。
つい最近赤紙が来てしまい戦争に参戦することになった。
部隊は特別攻撃隊。いわゆる特攻隊だ。
敵の船に体当して自爆する。決して生き残ることができないのだ。
正直お国のために戦うなんて嫌だ
何が天皇陛下だよ
なんて思っても口に言えない
母さんは生まれつき体が弱く駅まで見送れないと言われひとりでぽつぽつ歩いていく。
駅に着き電車に乗り隣町に着いた
そこは俺の住んでた街より賑わっていて歩くだけでわくわくしていた
だけど周りを見ると1人で歩いているのは俺一人だけ。なんだか虚しくなってきた。
とりあえずお腹がすいたし食堂に入ることにした。
食堂
黒「いらっしゃい!お前さん見ない顔だね?」
桃「あ、今日この街に来たんです」
黒「そーなんかい。じゃあもしかして兵隊さん?」
桃「一応そうです」
黒「立派やねぇ。部隊は?」
桃「特別攻撃隊です。」
黒「あら、そう」
店に入るなりいきなり店主的な人に話しかけられた。
緊張しながら返事を返していると少し暗い顔をさせてしまった。
黒「ごめんなさいね。注文はどれに致します?」
こちらの気を使ってくれたのか先に口を開いたのはあっちからだった
桃「じゃあこれで」
黒「はいよ。お前さん名前は?」
桃「ないこです」
黒「ないこか!ええ名前やな!俺は悠佑よろしく」
桃「ありがとうございます。よろしくお願いします」
黒「お腹がすいたらここに来ればいいさ。兵隊さんは少しお値段安くしとるからな」
桃「そうなんですね。」
いいことを聞いてしまった。最近戦場は激しくなり物価がすごいことになってるらしいからな。
にしてもどこも満席で座るところが見当たらない。
黒「席ならあそこの4 人組のところに座ればええよ」
桃「でもっ」
黒「大丈夫。あの人たちは優しいからなそれにないこと部隊一緒やしこれを気に仲良くすればええよ」
桃「そうなんですね。」
黒「話しかけにくいんやったら俺が話しかけてこようか?」
また気を使ってくれた。自発はそんなに得な方ではないので助かる。
桃「ありがとうございます。じゃあお言葉に甘えて」
黒「なんてことないで!よし行くか」
とお盆に茶碗を乗せすたすた歩いていく悠佑さんの後ろをとぼとぼついて行く。
黒「どうや?上手いか?」
赤「めっちゃうまいよ!」
水「なんか味噌汁味変わった?」
黒「よく気づいたな!少しみそ薄くしたんよ」
白「なんでこっち来たん?」
黒「えっとさ、ないこと一緒にご飯食べてくれへん?」
青「全然ええよ〜」
黒「ほんま?ありがとうな。席空いてないしお前らと同じ部隊やしこれを気にと思ってな!」
赤「そーなんだ!りうらたちと同じ部隊なんだ!なんか仲間増えて嬉しい!」
水「僕も!一緒に食べたい!」
白「ええな!」
桃「ありがとうございます」
青「敬語じゃなくてええで!」
桃「でも…」
水「これから仲間なんだしさ!」
白「そ!そ!」
赤「軽く自己紹介でもしとく?」
青「そーやな!」
赤「じゃあまずりうらから!」
赤「りうらです!一応19歳だよ!よろしくね!」
水「えっと!ほとけです!22です!」
白「初めて兎と書いて初兎です!いむくんと同じ22やで! 」
青「いふまろです!俺は25!よろしくな!」
桃「あ、えっとないこって言います。24です。」
水「もー敬語じゃなくていいのに!」
赤「そーだよ!」
白「敬語外そ?」
桃「う、うん分かった」
赤「やった!外れたー!!」
すごいスピードで仲良くなった気がする
すごい陽キャすぎる。怖い
青「あ、さっきこのまで案内してくれたのが悠佑。みんなからアニキって呼ばれてるで27さい!俺たちと部隊は違うんやけどここでご飯作ってくれるんだ!」
桃「そうなんだね」
あれから食べているうちにだんだん打ち解けてすごく距離が縮まった気がする
赤「ないくんって結構面白いんだねw」
水「でもさっ!この前のしょーさんも負けてないよw」
桃「あははwそーかなw」
たわいのない会話をしてるの隣の席から鳴き声が聞こえた
子供「ウェーン泣」
親「ごめんね。もうお金が無いの」
子供「うぇーん!!!」
親「お腹空いたよねごめんね。」
そこには泣いている小さい子供とやせ細ったお母さんがいた。
子供はお腹を空かせて泣いていてお母さんはすごく申し訳なさそうな顔をしていた。
そんな時急にまろが立ち上がった
青「あの、良ければこれどうぞ」
と言って渡したのはまろが食べていたご飯だった。
青「食べかけでもよろしければお母さんと子供さんで分けて食べてください。」
半分以上残ってたご飯を全てあげた。
まろも絶対お腹が空いているはずなのにためらにもなくあげていて少しびっくりした
桃「お腹空かないの?」
青「あぁ、うん。そんなたくさん食べれるわけちゃうし」
桃「そっか」
赤「またあげたの?」
水「だから力つかないんだよ!」
青「でも困ってたし」
白「まろちゃんは優しすぎるんやで」
青「ほんとにいふくんお人好しすぎ」
赤「自分もちゃんと大切にしないと!」
青「俺は大丈夫やでw」
まろはみんなの心配を無くすように優しい顔で微笑んだ
その顔に少しどきっとしたのは機能性だろうか?
仲間が増えて嬉しかった。
これからが楽しみやな!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
つづく
NEXT▹▸♡10
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!