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ナイフを受け取り、構える。
『来るわよ!』
ヒナタさんが見ていたところから、剣を持った人たちが飛び出してきた。
僕は走る。
が、
ヒナタさんの方が速く動いた。
『はあっ!』
ヒナタさんが、短剣を振る。
僕も、ナイフを振る。
バン!
相手の中には銃を持つ人もいた。
『せああっ!』
ナイフを振り回す。
!
この感覚、
『クソッ‼︎』
敵が、次々と倒れていく。
そして、
あっという間に全員を倒していた。
『アンタ、なかなかやるわね。』
ヒナタさんが短剣を空中で回しながら、こちらに来る。
『ヒナタさんこそ、驚きました。』
とても速い動きで、次々と敵を倒していた。
『アタシは戦い慣れてんのよ。次はあっちね。』
ヒナタさんが走る。
僕も、琥珀さんと茜さんを連れて追いかける。
ヒナタさんは、建物の壁を越えていく。
速いな。
僕たちは、少し遠回りをしながら追いかけ続ける。
まただ、
また、剣などを持った人たちが現れる。
『ここに隠れてて。』
2人に隠れてもらって、ナイフを構える。
そして突っ込む。
『やあっ!』
ナイフを振る。
次は、そこだ!
ナイフを振り回し、敵を倒していく。
『右!』
ヒナタさんが言った。
!
右側から、剣が振り下ろされてきた。
間一髪、避ける。
背中を合わせるように、ヒナタさんがいる。
『ありがとうございます。助かりました。』
『礼は、勝ってからにしなさい。』
僕と、ヒナタさんは走る。
敵と、戦っていく。
『はっ!』
ナイフを空中で持ち替えて、斬る。
終わりだ。
近くの敵は全員倒した。
『アンタ、傷だらけじゃない。それ、わざとやってない?』
『先に、傷をつけるわけにはいかないと思ったんです。』
『はぁー。アンタ、バカなのね。あんなヤツに手加減なんかいらないわ。ここは無法地帯だから、悪いヤツは殺したっていいのよ。』
そうなんだろう。
だけど、
『そう言うわけには…』
やっぱり、抵抗がある。
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