【sm side】
その日から俺は学校を休む事も、早退する事もしなくなった。
俺の行動一つで、迷惑をかけているのではないかと思ったからだ。
休むだけで、早退するだけであいつらの機嫌を損なってしまうかもしれない。
そのせいでkr兄たちに迷惑がかかったら…と思うと、行くしかなかった。
それと同時に、俺は人と目を合わせることができなくなった。
クラスの人たちだけではなく、兄たちとも。
兄たちは俺の事を心配してる。
それがどうしても苦痛だった。
いじめられる俺が悪いのに、心配かけてしまっている。
苦痛で苦痛で、胸が苦しくなるばかりだった。
いじめはどんどんエスカレートしていった。
最初は落書きとか、水かけられたりとかだけだった。
最近は暴力だったり、物壊されたり、閉じ込められたり…。
先生は見て見ぬふり。
家にいても苦しくて、学校にいても苦しくなる。
俺の居場所はもうどこにもなかった。
今日も重い足取りで教室に向かう。
怖い、教室に入るのが。
人目が怖い。視線が怖い。
逃げてしまいたい、、、でも逃げたら迷惑かける。
扉を開けようとした途端、世界がぐらりと傾いた。
肩や腕に衝撃が走る。
女「だ、大丈夫!?」
「ちょ…誰か先生呼んで!!!」
瞬時に倒れたんだと確信した。
起き上がらなきゃ…起きなきゃ迷惑がかかる…。
でもなぜか身体には力が入らず、目を開けておくことすらも出来そうになかった。
そして、俺の意識はとんだ。
短くてすみません。
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