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私は、月人と宝石のハーフ。
皆には伝えないようにって金剛先生に言われた。
ホントの事言うと記憶が無い。
それしかわかってないし。
フォス達にバレないようにするのが大変だ。
そんなある日、金剛先生と話終わったあと。
ルチルが手招きして何か言いたそうだった。
私「どしたの?ルチル」
ルチル「あなた!月人の! 」
大声だったから私は思わず口を塞いでしまった。
私「あんまり知られたら困るんだ」
そう言った後、口から手を離した。
ルチル「…コホン。とにかくあなた月人のハーフなんでしょ?」
私「確かにそうなんだけど…」
少し困ってしまった。
知られていると思わなかったから。
ルチル「記憶はあるの?」
私「ないよ。ここに何故来たのかも」
ルチルも首を傾げた。
フォス「サファ!何話してるのー!」
私「なんでもないよ」
正直びっくりしてしまった。
ルチル「世間話みたいなものよ」
フォスは少しガッカリしながら博物誌編纂の仕事に取り掛かってた。
私「私も職に付けたらいいんだけど」
ルチル「しばらくは見学なんでしょ? 」
私は頷きながらルチルとフォスの仕事を見学する事にした。
数時間後、休憩する事になって外の方に出ると
見回りをしてたアメシストの双子が
何かを思いついたのか笑顔で私の方に来た。
エイティーフォー「ねぇ。僕たちと少し遠出しない? いいよね?サーティースリー」
サーティースリー「いいよ。サファ行こう」
私「剣要るよね?」
困ったさすがに剣なんて持ってない。
エイティーフォー「大丈夫。僕達が居るから」
サーティースリー「大丈夫だよ」
断ろうにも断れずついて行くことになった。
海辺に着いたあと、剣を渡された。
私「ん?いいの?」
サーティースリー「サファの部屋の椅子に置いてあったから持ってきちゃった」
エイティーフォー「剣の稽古してみようよ」
全然気が付かなかった。
私「置いてあったんだ…」
その後一人で稽古をしてたとしか覚えがない。
帰った後はルチル達の様子を見たり、
仕事の見学だった。
私「何も無くてよかったけど強くなりたい…」
夜の静かな自分の部屋でポツリと呟きながら
ベッドに横になる。
すると。トントンと扉からノックの音がした。
私「どしたの?」
扉を開けると、
エイティーフォーとサーティースリーが部屋に
来てた。
どうやら一緒に寝たいらしい。
私「いいけど怒られたりしない?」
サーティースリー「怒られないよ」
エイティーフォー「バレないから」
狭いベッドに3人で寝ることになったけど。
遠出もできたから今日は感謝しながら一緒に
寝る事にした。
こんな幸せな日がずっと続きますように…