wrwrd BL注意⚠️
謎パロ多め
Rシーンたまに有り
お話短かったり長かったりします。
地雷さん回れ右です
ut×sho
※このお話は二次創作であり、
ご本人様とは全く関係の無いものです。
…ワンクッション…
「僕も好きやで、しゃおちゃん。」
そう優しく声を掛けられる、
その時間が好きやった。
大先生のその優しい声も、
その顔も仕草も、
その長い睫毛も、
そのスーツの匂いも、
その 時折見せる笑顔も。
全部全部大好きやった。
大好きやったのに。
大先生やって好きって言ってくれてたのに。
大先生は浮気した。
初めて知ったときは訳分からんかった。
「何で?」
その一言やった。
何にも考えれんくなって、
ただ絶望した。
「俺は捨てられたん、?」
とか
「俺を嫌いになった、?」
とか考えた。
…大生生、?
嘘やんな?
絶対ドッキリやんな、?
やめて、絶対違う。
絶対大先生は嘘って言ってくれるはず。
絶対に。
u「ぇ、あ、ごめッ…!ち、違うねんッ、!
ちょッと、ちょっと魔が差したんやッ、!」
そう言い必死に弁解を試みようとする大先生。
…は?
s「…ちょっと?
じゃ、じゃあこの前言ってた「大好き」も、
今日の朝言ってくれた「愛してる」も、
全部嘘?」
不安げに俺はそう聞き返す。
…すると大先生は必死になって話し出す。
u「ごめんッ、ホンマにごめん…
向こうから誘われてッ…
僕、 断り切れんくてッ、
でももう二度とせえへん!
ほんまに何でもするからッ…
やから、許してくれ……ッ!」
s「ッ”…」
俺はその言葉を聞いて
これまでに無い怒りを 覚え、涙が滲んだ。
すぐさま机の中にあるカッターを取り出し、
大先生の上に馬乗りになった。
s「なぁ、大先生…?」
u「ぇ、しゃおちゃん?辞めて、お願いッ…
カッターはいややッ…」
その大先生の言葉を遮るように
カチカチ、と言う音と立て
カッターの刃が出てくる。
それを肌に押し当て、
そして、ゆっくりとそれを引く。
s「ふぅ”ッ…ぐ、ぁ…ッ」
俺は大先生を傷つけたくなかった。
だから、自分の腕を切った。
u「はッ…?ぇ、何してッ⁈シャオロン⁈
おい”ッ!」
そう言う大先生は俺の腕を掴んで必死に辞めさせようとするが、無駄だ。
俺はお構い無しに1回、2回と切り進めていく。
3回目は、少し切りすぎた。
流れ出た血が大先生の頬にかかる。
u「ッ⁈……」
驚いたのか、
大先生の元々白かった肌は さらに蒼白く
なった。
s「なぁ、?大先生。
何で俺がこんなことしたか分かる?」
u「ぼ、僕が…浮気したから。」
s「じゃあこの傷つけさしたんは誰?」
u「僕…」
s「やんなぁ?俺を傷つけたんは大先生やで。
俺じゃない。大先生のせいでこうなって、
大先生のせいで俺に傷ができてん。」
u「ッごめん…」
s「もうこれからは浮気せぇへん?」
u「せぇへんよッ、絶対。
しゃおちゃんを傷つける事は絶対しやん。」
s「ほんまに?次やったらコレの倍やるから。
俺にこんなことさせたくないんやったら二度とせんといてな、?」
u「分かった…」
その日を堺に大先生は他の女には目もくれなくなり、俺と楽しい日々を過ごしている。
俺はふと気になったことを聞いた。
s「なぁ、大先生?俺のこと好き?」
u「うん。大好きやで、しゃおちゃん。」
帰って来たのはそのいつもと変わらない、
優しくて
甘くて
くすぐったい
安心するような
大先生の「好き」だった。
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表紙のイラストはume_x0x様の「人外生成」から頂いております。