髪OK、制服OK、顔……まぁ悪くは無い。一応普通だからOK。さぁ行くぞ戦場(高校)へ!!
「誰あれ同じ高校の奴?」
遠くで、同じ高校の女子二人組がこっちを向きながらコソコソ言う。
「なにあれキモッなんか川みながらポーズ取ってるよ」
あれ人が居ないことは、確認したはず……
「なんかヤバい奴かも近寄らないで行こ」
クソ不味いぞ。女子の情報伝達は、異常に速い。少ししたら高校全体に広まり僕は、川で変なポーズ取っていたキモイやつとしてレッテルをはられながら生きていくんだ。
「あ〜!ナンナンダョォオ!」
ヤバい思わず叫んでしまった。もし誰かに聞かれてたら……。
「あのーなにかあったんすか?」
終わったーー!
「嫌なんでも……ない……です」
あれ急に叫んだり激しいく動いたりしたからフラフラして……。ああ運動もう少しは、してたら良かったな。
「バタッ」
「あのー大丈夫っすか?……大丈夫っすかあっ大丈夫じゃなさそう?」
ん?ここ……どこ?もしかして僕死んだ?……短い人生だったな。大した趣味もなく、成績は、スーパー普通。せめて天国にーー。死を悟った瞬間。聞こえた言葉。
「ちょちょえキャスか?」
ん?なんて?
「きちゅけやすか?」
あと少しで聞き取れそう
「キコエマスカ?」
ん?キコエマスカ……そうか!聞こえますか?だ!ということは、まだ俺は生きている!
はっ!なんだここ保険室か……
「良かったーやっと起きたなぁー」
この人がここまで運んでくれたんだ。まずは、お礼を言わないと
「倒れていた所をありがとうございます」
「いいってことよ同じ1年生なんだからためでいいからさ、名前?なんて言うの?」
「斎藤隼人です」
「俺は、シジミヒーロー」
ん?なんて?
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