~朝のHR前、屋上~
nkside.
kn「…………………………」
こんな気まずい空間でも、きんときは無言で
フェンスに体を預けている。
オレはなんだか、無性にイライラしてしまう。
こんな辛そうなのに、誰にも、何も話してくれないのが悔しくて。
そんな気まずい沈黙を破るように、
オレは口を開いた。
nk「ねぇ、きんとき。」
kn「ん?なに?」
またあの笑顔。
本当に見てるこっちまで苦しくなってくる。
nk「…………何かあったんじゃないの?」
kn「…………え……?なんで?俺はいつも笑ってるじゃん。だから……」
nk「それが作り笑いなんじゃないのって言ってんの」
オレは、ずっと思っていたこと、伝えたかったことが爆発した。
少し言い方が強かったかなと後悔したが、今はそんなこと気にしてられない。
nk「さっき『つまらない』って言ってたじゃん。しかも、あんな冷たい顔で。」
nk「それで『何もない』なんて言うのはおかしいじゃん……!」
……きんとき、珍しくびっくりした顔してる。
多分、こんな風に言われたのが初めてなんだろう。
きんとき、誤魔化すのが無駄に上手いから。
nk「だからさ、何かあるなら話してよ。オレは、きんときが苦しいのは嫌だ」
kn「だから……俺は、苦しくなんかない」
変なところで切れました
すんません
コメント
16件
初めまして!見てると素敵です!