テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
スカルク侵食クラフトより
浄化の力を手に入れたsmと鉱石化体質になったak
《視点主:ak》
侵食の影響で鉱石が生えて、もげて、また生えてくるような奇っ怪な体質になってから早数週間
治りきっていないカサブタを無理やり剥がされるような痛みと不快感はあったけど、探索も戦闘も難なくこなせたし 痛みだって耐えれないほどじゃなかった
そのはず、だった。
「……憶測でしかないけど体の内側まで症状が進んでるのかもしれない、……このままだと全身鉱石になって死ぬぞ Akira」
浄化の力を手に入れたとこによってなんとなく侵食への理解度が深まったスマイル、彼による定期検診のような何か
いつもとは違う〈内側〉の痛み 圧迫感を正直に伝えれば彼もまた包み隠すことなくこれから起こりうるであろう現実を伝えてくれた
ここで変に気を使って誤魔化さないところがスマイルの良いところだと思う
「……やっぱ、そうだよね〜
なんとなくそんな気はしてた!いや〜どうしよっか、内蔵に鉱石なんて生えてきたら流石の俺でも」
「Akira」
……俺の言葉を遮り 力強く名前を呼ばれる
知性と覚悟の宿るアメジストの瞳が 鋭く真っ直ぐ俺を刺す
「大丈夫だ、わかってる お前もわかってんだろ」
「…………」
案外落ち着いてられたのは、体の不調から想像が付いていたから……と言うのともうひとつ、解決方法に心当たりがあったから。
饒舌さは死への恐怖を誤魔化すためではなく、ただ自分の中に生まれた羞恥心と気まずさを少しでも打ち消すための手段であった。
そんな俺の気持ちなんで露も知らずスマイルは話を続ける。
「浄化の力を……俺の体液をAkiraの体に直接流し込む。
それで鉱石化の症状は、完全に消えるはずだ」
「うん、そうだね……ありがとう…… 」
スマイルは俺とは正反対の浄化の力をその身に宿した、さながら世界の危機を救う勇者のように。
スマイルの体液には侵食を退ける力がある。
だからスマイルの血液を数滴摂取することで鉱石化が治るのではないかと仮定して俺の夕食にだけ血液を混ぜてもらったことがある。
何度か量や頻度の調節を行った結果、血液を摂取した後の数日間は鉱石化の症状の進行が緩やかになる。でも数日間落ち着かせるだけで結局完治はしなかったし 回数を重ねるに連れて効果が落ちていっていることに俺もスマイルも気づいてた。
これ以上耐性が着く前にどうにかしなきゃ行けなかったんだから、どうせ通る道なんだから!と自分に言い聞かせる。
「まぁ、死ぬって言うのはこれ以上鉱石化が進んだらって話
今日、治そう。その為に『2人が眠った後に』なんて言ってきたんでしょ」
「あはは、流石スマイル。
……それでどうやって貰えばいい?
あ、あんま飲みたくないけど血ガブ飲みとかになる……よなぁ」
「……いや、経口摂取だと吐き出すかもしんねぇし 何より胃酸のせいで効果が落ちる」
「そうなんだ?」
「あぁ、何度か実験してわかったけど浄化の力は他のものと混ざったり空気中に触れている間もどんどん効果が薄れて行ってる。
火にかけて料理なんてした日にはただの血だ
……だから、ナカに直接注ぎ込む」
トン、と腹の辺りを柔く押される
中、内側……腸内!?!?!
「え、や、待って それって」
「治療だから、なんて御託は言わない 必要な道具はそこにあるから好きに使ってくれ
……脱げ、死にたくないんだろ」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!