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lumi
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ゆきりん
14
朝は、いつも決まった音で始まる
カーテンの隙間から入る光と、キッチンで湯が
沸く音。それともうひとつ、少しだけくぐもった声。
おんりー「……えと、起きれる?」
寝ぼけたまま布団に沈んでいると、そっと肩を揺らされる。
その手が優しいから、余計に起きたくなくなる
えと「んー……もうちょい……」
おんりー「あと5分は延長できません」
そう言いながらも、声は笑ってる。
その感じがずるい。
渋々目を開けると、エプロン姿の彼がいた
朝の光に溶けるみたいに、いつもより少し柔らかく見える。
おんりー「朝ご飯できてる」
えと「ありがと」
テーブルに、並ぶトーストとスープ同棲してからというもの、朝はだいたい彼が起きている。
えと「いただきます」
パンをかじると、ちょうどいい焼き加減て少しだけ嬉しくなる。
向かいに座った彼は、自分のコーヒーを飲みながらスマホを見ている。
多分コメントか、今日の撮影準備。
その横顔をぼーっと、見ていたら、目が合った
おんりー「なに」
えと「……別に」
おんりー「今の別には絶対なんがあるやつ」
そう言って少し笑う。
こういう瞬間が、たまに怖くなるくらい落ち着く。この生活が、ずっと続く気がしてしまうから。
コメント
2件

お疲れ様です😊 見てくれてありがとうございます🙇🏻♀️⸒⸒ 続きも見に来てくれたら嬉しいです‼️
お疲れさまです、読み終わりました。 この「いつもの朝」、すごくいい距離感の空気が流れてましたね。目覚ましじゃなくて、相手の存在で起きる朝――「あと5分は延長できません」って笑いながら言える関係性、じわじわ来ます。焼き加減がちょうどいいトースト、向かいでコーヒーを飲む横顔。「怖いくらい落ち着く」って最後の一文が、この幸福感の危うさみたいなものも一瞬見せてて、すごく好きです。続き、気になります。