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先程は説明不足だったな。この王国には、一つ致命的な点がある。この時期になっても、ここだけは銃を選択しない、槍や刀、弓を使っている事だ。そのデメリットを陸海大臣はどうするか。
以下、本文。
ーウパ王会議室ー
陸軍大臣「さて…俺らが任命されたがどうするよ。海軍さん」
海軍大臣「…ここは素直に防衛しかなかろうて。」
陸軍大臣「しっかしまぁ…政府も追い詰められてんのかね。俺ら若者をこんな大臣にするとはなw」
海軍大臣「戦争って言うのはイカれてなきゃやらない事だ。元から狂ってんだよ。政府も我らもな。」
陸軍大臣「それもそうか…さて、そろそろ本題に入るとしよう。あまり駄弁っていても仕方あるまい。」
海軍大臣「そうだな。まず一つ言える事は使えぬ地域は切り捨てるべきという事だ。」
陸軍大臣「それは正しいな。どの道追い詰められてんだから守り易い地形の方がまだ簡単には負けぬ。」
海軍大臣「敵軍も寄せ集めの者達、指揮統制の管理がなっていない。我らはまだ少しは指示を出す事は出来る。」
陸軍大臣「それはそう。それでも油断は出来ない。士気は同等かそれ以上なのは確定。前の大臣が返り討ちにあったのもそれが原因だろ。」
海軍大臣「ふむ…ではどうする気だ?」
陸軍大臣「騎馬隊で敵本隊をこちらに引き寄せる。出来る限り遠くに離すとする。その間に後方に工兵を配備し陣形の用意を進める。要塞の計画等もここにまとめてる。そちらで何とか出来るだろう。」
海軍大臣「主力の騎馬を使ってでも時間を稼がなければ間に合わない要塞…か。」
陸軍大臣「あぁそうだ。何ならそれで間に合う事は不可能に近い。されど海軍大臣、名声轟く君の事だ。何とかしてくれるだろう?」
海軍大臣「これはまた面倒そうなものを…良かろう。その任、引き受けたり。」
陸軍大臣「ハッハッハ!やはり海軍は頼もしかろうて。良く言ってくれたわ。」
海軍大臣「そんな大層な事では無い。」
陸軍大臣「言ってくれるな。…では、作戦開始。」
次回:王国防衛戦争