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⚠️M!LKのsnjnの二次創作小説です。
nmmn(jpsn)の意味が分からない方、ご本人様の目に入る可能性のある場所への共有は固くお断りいたします。
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【勇斗視点】
いつもと同じ朝。いつも乗るロケ車。
いつ来ても変わらない、独特なテレビ局の匂い。
すれ違うスタッフたちの慌ただしい足音が廊下に響く。
スタジオに入れば、鋭いライトの光が容赦なく自分に降り注ぐ。監督からの指示が細かい。
「すみません、時間押してます! 巻きでお願いします!」
そんな声が飛び交う現場で、ふと思う。
(……あれ、俺ってお昼食べたっけ?)
結局思い出せないまま、次の現場へ。
響き渡る監督のダメ出し。そしてまた、時間が押していく。
気づけば太陽はすっかり夢の中。夜の街にきらめくネオンの光が疲れた目に痛い。
お腹は空いているはずなのに、何かを口にするのすら億劫だった。冷えた夜風が、容赦なく頬を撫でる。
「……会いたい……」
ぽつり、本音が零れた。
疲れた。寂しい。ただ、あいつの顔が見たい。
他愛のないことでいいから、言葉を交わしたい。
……できることなら、今すぐ抱きしめたい。
そんな願いが叶うはずもなく、何時ものマンションのエントランスを通り、静まりかえった廊下を歩く。朝、慌ただしく飛び出した自宅の扉の前に、ようやくたどり着いた。
「はぁ…」
重い溜息が、夜の静寂に溶けていく。
鍵を開けて、重いドアを開ける。
待っているのは、いつもと同じ、暗くて誰もいない部屋――。
「あ、おかえり」
「……へ?」
ドアの先は、何時もと変わらない部屋……ではなかった。
明かりが灯ったリビングからひょっこり顔を出したのは、今会いたいと願った仁人の姿。
「? 何やってんの? 早く入れよ」
「え、え?? なんで仁人いんの? てかどうやって入った??」
「鍵はマネージャーから借りた」
おい、マネージャー……まずは家主に許可を取れよ。これで2回目よ?
内心で突っ込む俺を気にも留めず、仁人はふっと柔らかく笑った。
「そんなことより、お疲れさま。ご飯食べてないだろ? 時間も時間だから軽いもんがいいかと思ってポトフ作った。食べるだろ?」
「え、マジ?」
促されるままリビングに入ると、そこにはいつもと違う暖かな空気と、野菜の甘く優しい香り。
その香りに刺激されたのか、お腹がぐぅ、と大きく鳴った。
「あはは、お腹は正直だな。素直でよろしい。ほら、さっさと手ぇ洗って。今用意するから座ってな」
そう言って、仁人はエプロン姿のままキッチンに消えていった。
上着を脱いで手を洗い、ソファに座っても、まだ頭が追いつかない。
でも……さっきまで冷え切って荒んでいた心が、今は驚くほど温かい。
いつもと違うリビング。いつもと違う食卓。
そして、いつもと違う、目の前に大好きな仁人がいる風景。
「はい、お待たせ。熱いから気をつけて」
目の前に置かれたのは、湯気が立ち上る具だくさんのポトフ。一口すすると、じんわりと野菜の旨味と、仁人の優しさが身体中に染み渡っていく。
「美味しい?」
覗き込んでくる真剣な目。
「……めっちゃ旨い」
「そ。よかった」
安心したように笑う仁人を見て、胸がいっぱいになる。
「お前、なんで今日うちに来たの? なんか用事でもあった?」
「んー? 用事はなかったんだけどさ。今日、マネージャーからのスケジュール見たときに、これ絶対勇斗限界迎えるだろうなと思って」
「ぶはっ! 仁ちゃん、俺のことすげぇラブじゃん」
「なーに言ってんだよ。……ほら、冷めないうちに食べちゃって」
呆れたように言う仁人の耳が、心なしか少し赤い。
毎日忙殺されて自分が誰かも分からなくなるような時に、それを察したかのように現れてくれる。俺の一番の特効薬は、やっぱり仁人だ。
スプーンを置き、俺は思わず向かいの席に座ってる仁人の頭を抱え込んだ。
「わっ、ちょっと、勇斗!? 危ないって!」
「……ちょっとだけ。チャージさせて」
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「……ったく、しょうがねぇなぁ」
文句を言いつつも、仁人はわざわざ俺の隣に移動してきて、俺の背中にそっと手を回してくれた。
大好きな仁人の体温と香りが俺を包む。
明日もまた、いつもと同じ忙しい朝が来る。
だけど、今の俺には、もう何も怖くなかった。
「お疲れさま、勇斗」
コメント
1件
もうめっちゃ沁みました……。疲れて帰ったら誰かが温かいご飯作って待っててくれるの、最高すぎます。しかもスケジュール見て「限界迎えるだろうな」って察して来てくれるの、愛が重くない?って思わずにやけました。勇斗が仁人ぎゅってするとこ、すごく好きです。静かな夜にぴったりな一話でした🌙✨