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曲パロ『かくれんぼ 』
🍣×🎲
激長で結構意味わからんかも、
むずかった、
attention
曲パロ
キャラ崩壊有
スタート↓↓↓
『初めまして!』
『本日、2020年10月9日から活動を開始するirregulardiceのリーダーないこです!』
『せっかくだから、大きいとこ行こうよ!』
『我々いれいすは、日本武道館を3年以内に達成します!』
いっせーので鳴り響いた
「「いれいすでーす!」」の合図
6つの、なぞった線で結んでいく世界
6人と1人の色で色付けてくよ
ここから、ね
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
🍣side
物心がつく頃、俺の中には既にあった
俺じゃない、
ないこじゃない誰かの記憶は
いつも、夕日と共に蘇るんだ
俺は父、母、俺、妹の4人家族
両親の実家も少し離れた県にあるから
なぜあるのか分からないけど
古ぼけた絵本がある
何故か分からないけど、俺はその絵本が大好きだった
絵もぐちゃぐちゃで、分かりにくい
ただなにか意味があるような感じがしていた
ただの、落書きかもしれない
でもどうしてもその意味が知りたくて
両親に頼んで家へ送ってもらったんだ
そして、やっと
俺はやっと意味がわかった
努力することは大切だと言うこと
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仲間を裏切るようなことはしてはいけないこと
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努力は必ず、報われる
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だから、全力で走り抜けろ
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だから俺は“歌い手”をやることにした
ちょうど社会人になって1年が経ったくらい
新型コロナウイルス、というのが日本にきた
それは日本に猛威的な勢いで感染者を増やした
だから、マスクをしろ
感染対策をしろ
病院へいけ
家から出るな
そんな風に家から出ない生活が始まった
今までは会社まで通勤して
社員さんと話して
食事へ行ったり、飲みに行ったり
色んなことをしていた
でも今は?
通勤の時間も無くなれば?
社員と喋る時間もない
食事だって、飲みにだっていけない
暇な時間が増えた
でも今までの暇の時間とは違う
今までよりも断然多くなって
やりたいことが分からなかった
だから最近流行っている歌い手をやった
もちろんマイクとかそんな機材なんてないから
パソコンとスマホでなんとかした
そしてしばらく続けたら
気になる人たちを見つけた
**
**
でもその人たちは俺より凄かった
1番を目指し続ける高校生
特徴的な声でアンチと戦い続ける大学生
想いを伝えるラップと歌い方をする大学生
経験を活かし英語で歌う社会人
歌い手を人生のラストチャンスにする社会人
どれも個性的な人達だった
じゃあ、俺の個性は?
環境ばかり気にして本気で歌わない
声を張らないように歌って
俺にはこの人たちのような価値はなかった
声だって変
すぐ裏返ったりして上手く歌えないし
音大に通った訳でもない
じゃあ俺の価値って何?
何度も自分の価値に目を疑って
でもその度に見つけられなくて
いつしか病んでいくようになって
ずっと俺だけの個性が見つからないって
病んで、病んで病んで病んで病んで
どこまでだって堕ちていける
歌い手グループを組んだはいいものの
俺にこの人たちと歌う価値なんてない
だから、だから俺はね
どこか遠くへ消えたいなって思うの
フォロワーは増えてはいるけど
個性の強い5人が、
様々なグループが出来上がっている今
こんな世界に俺は
ないこは要らないから
でもね、カウントダウンは始まってるの
俺らの初のライブが_。
『いれいすでーす!』
声を上げて聞こえてくるんだ
「会いたかったー!」
「かっこいいー!」
「いつもありがとー!」
そんな声を聴きながらライブをする
そして、ふと天井の隙間から見える空を見る
開演時はまだ夕日の前で明るかったのに
今はもう、外は暗かった
もう、ライブが終わるんだ
そして、一等星がきらりと
メンバーがきらりと輝いているように見えて
手を伸ばした
「ないくん」
「ないちゃん」
「ないちゃん」
「ないこ」
「ないこ」
みんながそう言って呼んで
まるで
「もう大丈夫だから」
「俺らも信用して」
って言われてるみたいで
メンバーにも着いて行きたくなった
「どんな暗闇でも」
「俺らはないこのそばにいるから」
10年後の俺ら、いれいすはすれ違いばかりだ
幻想に想いを馳せては
もう、あの時には戻れない
そう思い込んだ
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
🍣side
いつからか、メンバーは喧嘩ばかり
最初はみんなで手を取りあって
歩んで来たはずなのに
「じゃあなんで伸びないの!?」
「知るわけないやん!」
「なんで、こんなに言われなきゃなの、」
「もっと強くなれよ、鬱陶しいから」
なんで、なんでなんで?
いつから俺は間違ったの?
いつからこんなに
関係が悪くなったの?
最近のいれいすはあまり良くない
会議をするにしても喧嘩して
なにかあっても遅刻したり
メンバーと飯なんて行かなくなってしまった
それに、公式のチャンネルは
フォロワーも増えない
なんなら減ってきているかもしれない
配信中だって空気が重い
そのせいでコメント欄も動きが悪くなって
リスナーさんの心配と、
アンチばかり
俺は会社から家に帰る時
あの頃と変わらない夕陽を見ても
なんとも思わなくなってしまった
メンバーが言ったんだ
「ないこなら信じれる」
「ここまで来れたのはないちゃんのおかげ!」
「これからもよろしくな」
そう言われたから、ないこは自分を信じて
ここまで続けてきたのに
みんながないこを信頼してくれるなら
いれいすはどこまでだって昇って
人気になれると思ってたのに
みんなが信頼してくれるって思い込んで
俺は大切なもの、見落としてたのかな、
でも、それはたぶん
みんなも同じ
**
**
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**
**
見つけられないって、
みんな、心の中で泣き喚いてるんだよね
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
🤪side
最近ないこが暗い
というかいれいす全体の空気が悪い
だからないこは自分を責めてる
みんな、ないこに頼りきってたから
みんな、「ないこなら信じれる」って
ただついて行ってただけだから
空気は悪くても、
規模は小さくなっても、
会いたいって思ってくれる人がいる限り
俺らはライブをする
『せーの!』
「いれいすでーす!」
声を上げて聞こえてくる声を聞く
ライブをすれば喜んでくれる人がいる
でもライブはあっという間
もう、外はくらい
夕陽はいつの間に終わったのだろう
でもきっと、ないこはそんなこととっくに気づいてんだろうな
寂しそうにライブをするないこ
なぁ、ないこ?
俺はないこがつらいとき役に立ててた?
ないこがもう苦しくないように
俺は頑張りたい
でも俺は、ないこの前を歩けるの?
こんな頼りない俺でも_。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
🍣side
キラキラしたいれいすはどこに行ったのか
思い出をしまった大切な宝箱
その宝箱には鍵がかかっている
でもいれいすの関係が悪くなってから
誰も、開けようとしていなかった
だから、宝箱はホコリを被ったまま
そして開けるための鍵も無くしてしまった
当時のキラキラした自分たちを見るのが辛い
もう、今は変わってしまったんだと
嫌でも分かってしまうから
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
🤪side
そろそろないこが限界
それはメンバーみんなが分かってる
「なぁ、みんな」
「ないこに、謝ろ」
「俺ら、ここ数年ピリピリしすぎたから」
「ないこをたすけたい」
「ないこはもう、限界で」
そんなことを伝えてみた
そしたらな、りうらが言ったんよ
「そう、だよね…」
「ないくん、すごい痩せたし、やつれてる」
「りうら達の…せいだよね、」
そんなりうらを始めとして、
「俺も謝りたい、ごめんねって、」
「これからもよろしくお願いします、って」
「僕も、!謝らないと、」
「…俺も。変なプライドを持ってたから、」
「みんなっ、!」
ここでみんなの心は1つになった
だから、俺らがやるべきことはただ1つ
ないこに謝ること
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
🍣side
はぁ、俺ってほんとにダメなリーダーだよな
10年も経ってるのに
メンバー5人すらまともにまとめられないし
『…どうしたら、いいんだろ、((ボソ』
「ないこ、」
『…ぇっ、?』
ふと、まろに名前を呼ばれた
久々に真っ直ぐ名前を呼ばれた気がした
「ないくん」
「ないちゃん」
「ないちゃん」
「ないこ」
『えっ、ぁ…どうし、たの、?』
みんなして、急になに?
俺、捨てられるの?
「お前なんかもう要らない」って、
お願い、捨てないで…
もっと、もっと頑張るから、
『ごめんなさっ…すてないで、おねがっ、 』
「「「「「ごめん!」」」」」
『…ぇっ、?』
「ごめん、ないこ」
「俺ら…やっと気づけた」
「俺らのせいでないこがくるしんでること」
「りうらも、ごめんなさい。」
「僕もごめん…」
「俺もごめん…」
「ないこ、ごめんな…」
「今更やけど、俺らさ…また最初みたいに」
「力合わせてやってこうや」
あぁ、やっとまとまった
それに宝箱開けれるようになったよ、
宝箱開けるために、必要な
鍵
みんなが持ってたんだね
散らばった気持ちが今ここで1つに重なって
また、みんなで手を取りあって始めよう
僕たちの約束の物語
**
**
**
**
**
**
一度はやめてしまおうとも思ったよ
こんなにも関係が崩れてしまったから
でも今ならね、胸を張って言える
『お前らが居てくれて本当に良かった』
ってね。
こんなにも愛おしくて
そして、俺らの掛け声はいつも_
「いれいすでーす!」
で声を上げて
「いれいすでーす!!」
声を上げて
聞こえてくるんだ
メンバーの声が
メンバーの家族の声が
支えてくれるスタッフさんの声が
いつも近くにいてくれた
リスナーさんの声が
こんなに時間が経ってごめんね
一等星が
顔を出した
届きそうで手を伸ばした
次はみんなで手を取りあって行こうね
どんな暗闇でも俺らは1つだからね。
夢の、
約束の舞台に立って
泣きじゃくった声で歌っても
どこかでは笑ってるキミが居て
約束を叶えた俺らは次の約束のために
幕を開いて
次の約束のために
新しい俺らになるからね