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Mrs. GREEN APPLE/BL/監禁/もとぱ/🔞
h「ふぅ….ただいまぁ元貴!いい子にしてた?」
僕の乱れた髪を除けて額にキスをしてくる。
“いい子”もなにも、行動出来る訳がない。
m「ふ”ぅ……..う”〜ッ…..(睨)」
h「あ、口枷付いてるから喋れないか笑。今外してあげるね」
m「ッ、…….」
h「あれ?喋んないの?おかえりは?」
m「来”んなッ、!」
若井は威嚇する俺の腕を見つめると、冷たい目線を向けてくる
h「いい子に…..出来なかったみたいだね。手首赤くなってるよ?きっと俺が出かけてる間、手錠を外そうと頑張ってたんだね。」
血が滲んでいる手首を優しく撫でられる。
その瞬間にピリッとした痛みが走るが、そんな事気にしてられないくらい彼のことが怖かった
この後の展開が予想出来てしまうから
m「あ”ッお”ぉッ?!///や”ッめろ”//」
h「やめろ?”もっと”の間違いでしょ?笑。あ、またイった。これで何回目?笑」
俺のモノに管を入れられ、外に出せない状態で若井は構わず腰を振る。
俺の身体が震えることで達した事を察し、若井はその度に尚速いスピードで。
m「あ”ぁッ…….や”、…♡ごめ…ッあ”ぅ///」
h「ふふ、かわいー♡♡じゃあそろそろ終わりにしてあげるね」
管を抜かれ勢いよく出るソレを若井は口で受け止め、俺の身体を掃除した。
前までは愛していたのに。
ちゃんと恋人として成立していたのに。
ねぇ若井、俺知ってんだよ。
お前が人を殺してること…….
h『俺らの邪魔する奴は、俺がやっつけるから!』
俺らがまだちゃんと愛し合っていた頃、ゲイとして世間に認められるのか不安になっていたら若井はそう言った。
やっつける……..その時は笑える冗談として済んだが、今の若井で言う、”やっつける”ってきっと…
そもそも俺が音信不通になって、周りの人間が慌てないはずがない。
なのに今でも警察の1人さえ来ない。
ねぇ、涼ちゃんはどこに行ったの?
スタッフは?サポートメンバー達は?
お前の服についてる赤黒いシミはなに?
m「っ………!(蹴)」
h「いった…..は?」
色んな感情が込み上げてきて、お風呂に入ろうと足枷を外された途端に若井を蹴り飛ばした。
h「元貴。自分が何したか分かってんの?(睨)」
m「こっちの….セリフだっ、!」
みんなごめん。俺はどうすれば良かったのか、何回考えても分からない
h「….ちょっと待って、なんで泣いてるの?」
m「く….んな”、、(泣)」
指で俺の涙を掬い、優しく抱きしめられる。
その温もりはあの時と変わらないのに___
h「元貴…不安になっちゃった?大丈夫だよ。俺はちゃんと愛してるからね」
m「っ、!!」
もう一度彼を蹴り飛ばし、驚いて見開いている目をカッと睨んだ。
h「……..そう。それが答えなんだね」
若井は冷たくそう言い放すと、何処かへ去っていった。
h「元貴。そんなに嫌なら”終わりにしようか”」
数分後、戻ってきた若井の手に握られていたのは鋭く尖ったナイフ。
m「それで…..涼ちゃん達も…..?」
h「ん?あぁ、気付いてたの?笑。そだよ。これで涼ちゃんもスタッフも勘づいてきた人間全て殺した。」
ゆっくりと近付いてくる若井。
不思議なことに、恐怖は1ミリも感じなかった
h「二人で死ねば、空の上でもずっと一緒に過ごせるね。今は嫌でも環境が変われば気持ちも変わってくると思うし」
監禁犯が言うお決まりのようなセリフを淡々と吐き出す。
天国も地獄もない空の上は、ただ魂がポツンと孤立するだけなのに
だから二度と会えない。若井とも、涼ちゃん達とも。
それでも俺は終わらせたかった。
昔は大好きな仲間だったはずの人間が、今じゃ狂気に満ち溢れ、平気で人を殺すようになった。
そんな彼が…..若井が、これ以上罪を重ねないように。涼ちゃん達に安心させられるように
ナイフを向け近付いてくる若井を受けいれギュッと目を瞑った。
今のお前から愛してるなんて聞きたくないんだ。
h「これでずっと一緒だね♡愛してるよ、元貴」