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〈そうだ、雪だるまを作ろう〉

・蘭竜

・冬ネタ

・キャラ崩壊、口調迷子


寒くて凍えてます。








『極寒』

そう何処かのニュースキャスターが言っていた。

今日は特に冷え込んでおり、最低気温が氷点下を下回る程の寒さになるらしい。

しかし、そんな日でもとある一家は変わらない日を送っていた───・・・・


こたつを出し、ぬくぬくと温まっている二人の男。

三つ編みをしているのが兄の灰谷蘭。黄色と水色の派手な髪色をしているのが弟の灰谷竜胆。

特に兄の蘭は寒さにほぼ耐性が無く、毎年と言っていい程こたつの中で生活をしている。一方、弟の竜胆は所謂、子供体温というもので春夏秋冬、毎日体温が高かった。

こたつというのは冬の魔の道具であり、その中に入った者はだらしない生活を送ってしまうのだ。動こうとしてもこたつの暖かさから抜け出す事が出来ず、こたつに入っていない違う人間を頼ってしまうのだ。


「竜胆〜、みかん剥いてー」

「何個目だよ……別にいいけどさ」


灰谷蘭のように。

とか言っても蘭は毎日、年中無休でだらしない生活を送っている。


こたつは魔の道具だ。


「あ!兄貴!!外見ろよ!」

「ん〜? 」


今日は最低気温が氷点下を下回る程の寒さ。

外は雪が降り始めたようだ。


「すげ〜…!!こんなに降ったら明日積もるぞ!!」

子供体温でもあり、興奮のレベルも子供レベルの竜胆。こたつからは出て、既に窓の近くにへと立っていた。

「ったく……竜胆はまだまだ子供だな。雪が少し降った如きで喜ぶなんて。」

「子供って……俺と兄ちゃん1つしか変わらないんだけど」

1つしか変わらないのに性格も冬への耐性も全てが違うのが灰谷兄弟。

雪は止むこともなく、1時間は降っていた。


「うぉ…、すげ、、 」

ベランダには雪が積もり始めており、目分量では2cm程雪が積もっていた。


「兄ちゃん!外で雪合戦しようぜ!」


「却下。寒い、無理。1人で遊べ 」

弟の可愛らしい様子を見ようが寒いものは寒い。なのでこたつからは出ないで目を瞑り始めた。

「んでだよ〜……少しは動こうぜ?」


「竜胆がチューしてくれたら動くけどな」

「それだけは無理。兄貴、それ以上の事するじゃんか」

語尾にハートがつきそうな口調で言われようが竜胆は嫌なものは嫌。動じなかった。


そんなやり繰りをしていても雪は降り続ける。ベランダには十分と言っていい程の積雪だった。


「ぁ、そうだ!」

何かを思いついたのか竜胆はベランダに続く窓を開け、雪が積もっているベランダにへと足を踏み入れていた。

「何すんだよ、てか寒い」


「雪だるま作ろうぜ!」


そう言って竜胆はコロコロと雪玉を転がして球体を作っていた。

その行動を見て、蘭はこたつから抜け出して、ベランダにへと歩いて行った。

雪だるまを作って、手伝うのかと思いきや───・・・

「ぁでっ!」

「へっ、ガキは大人しく遊んでろ」


竜胆の頭を叩いて、窓を閉めた。

鍵は施錠していないため、竜胆は開けて、作業を再開した。


__________

あれから数十分経っただろう。雪だるまが出来たのか、竜胆が窓を開けて、蘭に報告していた。


「兄貴!見ろよ!」


2つ雪だるまを作っており、1つは蘭の目元に似ている雪だるま、もう1つは竜胆の目元に似ている雪だるま。

それを見た蘭は褒めるのかと思いきや、吹き出して肩を震わせていた。


「ぶっ…くっ、、お前時間かけて何作ってんのか思ったら………ははっ、あははははっ、!」


限界なのか口を開けて大きく笑っていた。


「んなっ……?!別にいいだろ?!減るもんじゃねえし!!そこまで笑うなよ!」

恥ずかしくなってきたのか、顔を赤らめて反抗してきた。


「写真撮って大将達に送ろ〜」


ガラケーを開いて写真会を開き出した。

それを見た竜胆はやめて!と言いながら頑張って写真を撮らせまいとしていたが力技で撮られたので諦めた。


少しばかりか、雪だるまは微笑んでいた。






『そうだ、雪だるまを作ろう』

END

こんにちは。寒くて凍えてるぽんずです。皆さん、寒いのでなるべく暖かい格好をして、体調を崩さないように。

子供並みに雪合戦した方は霜焼けにならないように…(経験者)

では!また別の作品で!!✨📖´-


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