太中
にょた百合
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首領は、ハサミで1つ目のダンボールを開けている
子慣れている手使いでハサミを持つその手には、少しばかりの嬉しさが伝わる
ダンボールの中身は下着しかなく、どれもレースの着いた可愛らしいデザインのものばかりだった
首領は一番上にあった下着を持って、俺に当てて、サイズを測っていた
太「うん サイズはぴったりだね 中也のスリーサイズ全て教えて、私好みのデザインを作って特注しただけあったね」
中「は?俺のスリーサイズなんてお前に教えた覚えないのだが」
太「そりゃあ 中也が寝てる時に起きないように睡眠薬刺して、スリーサイズ測ったんだから当たり前でしょ」
「服とか脱がして完璧にやったんだから、中也だけの服だよ」
中「……」
太「勿論 其の下着を作った職人さんは殺しちゃったから、私しか中也のスリーサイズを知らないよ」
中「……もう好きにしやがれ…」
太「言われる前からそうするつもりだったけどね」
そして、ダンボールの中にあった下着を俺に見せてきた
太「ほら、沢山あるでしょ?」
「どれがいいかな? あ これとかどう?」
首領が俺の目の前に持ってきたのは、レースとリボンのついたピンクの下着だった
其れも、普通の下着じゃない
明らかに、布の量が少ない
というか、どちらかと云うと紐だ
太「可愛いでしょ♡♡まぁ私がデザインしたんだから、可愛くない訳ないのだけど」
中「これ 本当に下着か?明らかに布量が少ないのだが」
着方もろくに分からないし、何よりこの下着の量だ
何日もかかるのではないかと思われる沢山の下着が入っているダンボールが三箱あるのだ
早くても、四日は掛かる
しかも、首領はもうカメラを構えている
もう準備万端という訳だ
俺は、首領の用意の周到さに負け、諦めた
太「中也ほら 服脱いで」
中「は?!自分で着れるし」
太「嫌だよ 私が着せるんだよ 」
「嫌なら下着姿の中也を晒しあげるよ?いいね?」
中「……」
太「やっと大人しくなったよ…良く吠えるわんちゃんだ」
そう言いながら俺のシャツのボタンをはずした
シャツが脱ぎ終わり、俺の元々着ていた下着が見える
太「もう…質素な下着だな〜面白味がないじゃあないか」
下着に面白味を求めるな
俺は、常に莫迦な下着を着る莫迦じゃねぇんだよ
今思えば、この服も全て首領が俺のために用意してあったものだったのだ
この服を貰うときに俺が何故この服にしたのか聞くと首領から 妙な言葉をかけられた
太『君の知らない人の服だったんだ』
人が元々来ていた服を着るなんて嫌だったが、何度見てもその服は新品だったのだ
誰も着てたなんて有り得ない程のシワひとつない服だったからだ
俺は、服を貰ったその時からこの服を着ている
そう考えていると、首領は俺のスカートに手を触れようとしていた
下半身を触られると思うと、勝手に身体が身構えた
首領がするりとスカートを下ろすと、俺は下着1枚になってしまった
太「細いよね〜ちゃんと食べてるのか心配になるぐらいだよ」
「ここからは大人の時間だね♥♥♥」
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お疲れ様でした
今更ですが、テスト前日に男友達と川に行って、おたまじゃくしを取りに行ったことを友達に話したら、友達に怒られました
制服のまま取ったので、制服に泥がはねちゃいました
最後まで見て頂きありがとうございました
コメント
5件
返信遅くなりました すいませんでした こちらこそ私の作品を見て頂きありがとうございます とても図々しく自分でも重々承知ですが、ヨミさんに良ければ作品の続きを書いていただけると嬉しいです。
見るのめっちゃ遅くなってしまったぁぁぁぁぁぁあ!! 本当に最高です!!ありがとうございます!! 中也の下着か...絶対可愛い...太宰さんが中也のスリーサイズ全部知ってるの最高です、ありがとうございます...
あ〜〜〜好きだけど何か?