この作品はいかがでしたか?
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初ノベルです
下手とか気にしないでください!!!
大目に見てね
紫 社会人
桃 大学
青 大学
赤 高校
黄 高校
橙 中1
風邪です
では
GO∠( ˙-˙ )/
橙side
(ぱちっ)
…いつにもまして、体が重い。
風邪をひいてしまったのだろうか。
兄たちに言おうか…
ただ兄は心配性である。
言ってしまえばいつものように完璧と言える看病をしてくれるだろう。
だが俺はよく体調を崩すため、
兄には言いたくないという気が強い。
…だが最初に思ったように
いつもよりも体が重い。
耐えられるだろうか…
(がらがら〜)
紫「おはよう!」
橙「…おはよう」
桃「元気ねぇな、風邪ひいたか?」
エスパーかな?
兄は勘が鋭いというのは知っている。
にしても鋭すぎないか?
紫「体調悪いの?」
俺は隠すわけにもいかず
橙「うん」
正直に話した。
赤「ほら、ソファ座って?」
最低でも4つ離れている兄たち。
看病をされると余計、それを感じさせられる。
(すとん)
黄「いつもよりしんどそうですね」
橙「…」
赤「熱測って」
青「お茶飲む?」
桃「先測ってからな」
青「へいへい」
そんな兄たちの看病中の言葉をBGMに
俺はうとうとする。
橙「…」
桃「橙もう少し起きて」
「お粥食べれそうなら食べよ?」
橙「…ん、」
あまり食欲は無いが
残したくは無い。
無理にでもと思って返事をする。
紫「できたよー」
桃「お、」
赤「無理して食べちゃダメだよ〜?」
これもまたエスパーかな?
俺のお兄ちゃん訳わかんないとこでエスパー発揮してくるから。
紫「あー、」
もう中学生だってぇの。
…お兄ちゃんからしたらまだ子供か、笑
橙「あぁ…」
「…おいしい」
素直な感想を述べれば
兄は”にこっ”と笑みを浮かべ
紫「よかった」
いかにも嬉しそうにそう述べる。
橙「…」
数分経った今
半分以上残ったおかゆを見つめる。
1口がいつも以上にゆっくりな上
食べる量も少ない。
紫「もう無理そう?」
そんな言葉を述べる兄は
どこか寂しそうな目をしているように見えて、
橙「…まだ、いける。」
…なんて言ったけど
桃「お前どうせ申し訳なくて残せねぇんだろ」
「残しても文句言わねぇよ」
って、全て分かりきった顔で言われる。
橙「…なら、」
紫「うん、無理しないで?」
橙「…ありがとう」
紫「こちらこそ」
お礼を言うのは俺の方なのに。
いつも兄はお礼を言ってくる。
兄の”片付けてくるね”という言葉を聞いて
食後だからか睡魔が俺を襲う。
桃「橙、薬。」
橙「…あ、、、」
嫌いな薬の時間。
粉だと特に飲めない。
赤「今日は粒だよ」
橙「よかった…」
青「…笑」
粒ってだけでよかったという俺に苦笑いを
浮かべながら見守る三男と五男。
次男と四男は俺に薬を飲ませ
次男が俺を持ち上げる。
桃「ほーら、寝ましょうね〜」
橙「…そんなばぶやないし」
桃「お前はいつまでも俺らの弟だからな」
橙「…ウルウル」
寂しいという気持ちは無いのに
そばに居てくれるという安心感。
離れないでいてくれるという安堵。
それらが混じりあって俺の涙となる。
桃「どしたの。」
黄「僕らは離れませんよ((ニコッ」
橙「ぜったいっ、ポロポロ」
「離れちゃ、やっ、ポロポロ」
青「ずっと居るよ」
赤「大丈夫大丈夫」
励ましの言葉が続く中
俺の1番安心出来る人が来た。
紫「あらら、どうしたの」
桃「分かんない。」
そりゃ分かるわけがない。
俺は本当の気持ちなんて言わないから。
紫「んしょ」
「どしたの〜?」
言わないって思ったものの
長男の安心出来る声で聞かれ、
橙「ほんとに、いてくれる、?ポロポロ」
「離れない?ポロポロ」
「なんで俺、かんびょしてくれるの、ポロポロ」
俺の本心はあらわになる。
紫「だって橙くんが大好きだもん」
「大好きな家族置いていけないよ」
優し声で、あったかい声で、
兄は俺に声をかけてくれる。
橙「うん、うん、ポロポロ」
頷くことを表すように
俺は”うん”と必死に声を出す。
赤「そんな声出すと苦しくなっちゃうよ」
「落ち着いて、」
その言葉で少し呼吸が荒くなっていると
気づいた俺。
紫「ゆっくり息しようね〜」
橙「ふ、はっ、ポロポロ」
耳元で囁いてくれたおかげか
すぐに落ち着いた。
だがその疲れのあまり
橙「…zzZ」
紫「おやすみ」
俺は安心出来る兄の中で眠った。
どうでしたか!!
コメント
8件
ノベルも最高すぎます🤦🏻♀️💕
いつもチャットノベルだから読んでるときタップしてた。笑 ノベルって見にくいとかあると思うけどすごい物語がはっきりとわかる。すごい、三月ちゃんのかく風邪だいすき!💟 GW一日一日はやいんだけど!?!?
あぁ~...もうGW三月さん見て過ごそ(?)