テラーノベル
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退屈だ。
ものすごく退屈。
今日も俺は無駄に高級なベッドに大の字で転がる。
俺は所謂お金持ちの家らしく、小さい頃はこれでもかと英才教育を施されてきた。
今だって退屈なのは、庶民らが楽しんでいる娯楽というものがここにはないからだ。
「あ〜、ひまだぁ、 」
寝ることしかできない
ここには同年代の奴もいない
いるのはただ機械のように指示されたことだけをこなす雇われ人だけ
誰かいてくれたらなぁ。
「話って何ですか」
後日、急に親から呼び出された。
「滉斗も、そろそろ買ってみない?」
単刀直入にそんなことを言われ 俺は意味がわからなかった。
「あのね、いまここの屋敷にいる職員はみんな私たちが”買った”のよ」
要は、ここにいる雇われ人たちはバイトなどの類ではなく、金で買った人ってことだ。
驚いたけど、すぐに納得した。
だって、外部の人を下手に雇って何かがあったら大変だからだ。
でも、人を買うなんてそんなことあるのか。
「で、どう?滉斗もなにか退屈してるみたいだし、…」
そうだ。俺は現状に退屈している。
ここでもし、俺と同じくらいの奴がいたら友達というものができるかもしれない。
「ぜひ、買ってみたいです 」
「そう、お父さんに言っておくわね」
心なしか、嬉しそうな母親を横目に俺は部屋を出た。
まあ、俺も人を買うなんてどんな感じなのか、
ワクワクしている。
「うわぁ〜.こんな感じなのな」
使用人と共に、やってきた場所は、お世辞にも綺麗とは云えないところだった。
でも、これでも俺らみたいな上流階級が通うところだから綺麗な方らしい。
なんか、薄暗くて不気味だな
そんなことを思いながら長い通路を進んでいく使用人の後をついて歩くと、先に光が見えた。
「う、わ、」
そこはさっきよりも光があり、それが異様な眩しかった。
そんなことを思っているとこの店?の店員らしき人が 現れ、説明をしてくれた。
分厚いパンフレットのようなものには、商品と思われる人たちの顔写真がびっしりと詰まっている。
「この子とかどうでしょうか。ヒロト様」
貼り付けたような笑みが汚い人だ。
紹介された人はあまり買おうとは思えなかった。
「少し見させてください」
そう返すと、何も言わず、俺の手へとその分厚い物を置いた。
それにしても、まぁまぁ人がいる。
ただ、写真でもわかるくらいそこそこ綺麗に保たれていた。
「 … コレ は?」
奥のページに、何か他のものとは違うゾーンがあった。
「あぁ、あれは所謂後者でございまして、今みている奴らのような純正じゃないんですよ」
「少し見てもいいですか?」
そう言われると、何も言えまい。
「この子は?」
「あ、これはですね、あまりお勧めはできないですかねぇ、、」
確かに、他の奴らより薄汚れてる。
「かわいそう。」
とっさに思ったことだった。
だって、こいつは死んでるんだじゃないか、と思わせるほど誰よりも目の光がなかった。
「 …. この子買います。」
「えっ、あ、お買い上げありがとうございます。」
一瞬驚き、でもすぐに頭を下げた。
「お届けは明日になります」
この先に待っていることに、ワクワクが止まらなかった。
なんか昔の私が書いていたのがあるので公開してみる
一応新作!
この続きは多分ない
#omr
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コメント
2件
最高すぎます!! 続編お願いします!!!
おつかれさま〜!「退屈な日々」読んだよ🌸 まずタイトルと内容のギャップがエモすぎる!!「退屈」から始まったのに、まさか“人を買う”話になるとは思わんかった😳💦 主人公・滉斗の「かわいそう」って一言、すごく刺さった……純粋さと残酷さが混ざってて胸がぎゅってなったよ。ラストの「この先に待ってることにワクワク」っていう滉斗の気持ちと、買われた子の目の光のなさの対比が切なすぎる😭 続きはないって言ってるけど、この世界観めっちゃ好き!もしまた書く気になったらぜひ読ませてほしいです✮さん!!