痛い 。
手が痛い 。
ヒリヒリと
感覚が消える 。
指先が
凍ったみたいで
動かしにくい 。
大 「 夏……始めちゃいますか? 」
元貴の問いに
ファン達からどっと歓声が来る 。
若井もいつだいつだと
始まりを待っている。
大 「 やっちゃいますかっ? 」
いつもの
溜めだ 。
元貴が態と溜めている 。
大 「 始めますよー!、 」
若 「 うぉいッ笑始めてくれよッ笑 」
大 「 ……笑笑、 」
大 「 若井さんうるさいです、 」
若 「 いや、なんでッ、笑 」
始まらない曲 。
それより
手が震える 。
痛みがじんじんとして来て
痛い 。
少し、
苦しい 。
この中であの曲をやるとなると、
流石に辛い 。
大 「 じゃあ、夏、始めちゃいますか! 」
大 「 サママ・フェスティバル! 」
はっとなる
いや、やらなきゃ 。
今日は耐えろ 。
今は耐えろ 。
…
•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*
🖤•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸🖤
どうにか
1番は
行けた 。
2番も
この調子で ……!
藤 「 ッ……! 」( 驚
手が動かない !
どうしよう 、
ピアノが ……!
ッ…!
大 「 大丈夫…?、涼ちゃん、 」( 小声
元貴が自然に
音楽を止めさせないように
僕の方まで来て、
ピアノを弾いてくれた 。
藤 「 あり……がとう…元貴 」( 小声
大 「 ううん、大丈夫、涼ちゃん…こっからだよ! 」( 小声
分かってる 。
元貴が
助けてくれた事は
でも
何故か嫌だった 。
少し
辛さが増した気がした。
…
元貴が繋げてくれたのを
止める訳には行かない 。
頑張らなきゃ 。
藤 「 ……ッ、く… 」( 耐
耐えながらも
楽しく出来た 。
✨🎼.•*¨*🎹¸¸🎶✨🎼.•*¨*🎹¸¸🎶✨🎼.•*¨*🎹
大 「 ッ、ワクワクしちゃうよねッ! 」
僕の方を見て
そう言った 。
ドクンッと
心臓が
脈を打つのが
僕には聞こえた。
大 「 いやぁ〜…いいねぇ 」
若 「 いいね、! 」( んは
藤 「 ……、 」
序盤から
手が痛むなんて……
辛い 。
また
終わりが見えなくなる 。
目が眩む
漆黒とした
黒い暗い闇が
目の前を
閉ざす 。
壁のように
バリアを貼られるように
全て
最悪だ 。
元貴と
僕のように
また
比べてしまう 。
大 「 涼ちゃん、 」( 近
藤 「 わ、近い近い……笑 」
大 「 ボーっとしすぎだぞ〜笑 」
大 「 ファンの子達、困っちゃうよ 」( 小声
藤 「 ごめん〜笑、いやぁ。凄かったねぇ、皆〜笑 」
大 「 ふふ笑、僕とほとんど同じ事言ってんのよ笑 」
藤 「 あれ、そう笑 」
若 「 出た、いつもの涼ちゃんの天然 笑 」
藤 「 笑笑笑 」
大 「 笑笑笑 」
大 「 さぁさぁ皆さん! 」
若 「 おっ。 」
藤 「 おぉ……! 」
大 「 始まりました。このLIVEツアー、皆さんはどこから来たかな〜? 」
若 「 俺聞いてもいい?笑 」
大 「 なんで、お前なのよ笑。ま、いいけど笑 」
若 「 ここの県から来た人〜!! 」
結構手が上がる 。
大 「 いるねいるね〜!笑 」
藤 「 えー嬉しい〜! 」
若 「 じゃ〜県外から来た人〜!! 」
こちらにも
多くの手が上がる。
若 「 ぁ、やっぱり多いね〜! 」
若 「 じゃ〜…… 」
大 「 いや、まてまてまて笑 」
若 「 なになに、笑? 」
藤 「 他何聞こうとしてんのよ笑 」
若 「 え、海外、笑 」
大 「 居ないでしょ〜笑 」
若 「 わかんないわかんない、笑 」
若 「 海外から来た人〜!! 」
少し居た。
大 「 えーー、!居るのぉ!?笑 」
藤 「 すご〜笑、 」
若 「 ほら、いるじゃぁん!笑 」
大 「 いやぁ、おしゃべりタイムは一旦終わりにしますかぁ笑 」
若 「 ですね笑、 」
大 「 🎶𓂃 ⸒⸒ ⸒⸒ 」
藤 「 •*¨*•.¸¸♬︎ 」
若 「 🎧♬࿐⋆*🎼🌸 」
手の調子など忘れて
LIVEツアーを
無事に
終えることが出来た
元貴には
感謝している 。
あの中で
曲を繋いでくれた事 、
直ぐに対処してくれた事 、
ただ
謝らせて欲しい
僕が元貴を
嫌だと思った事に 。
to be continue …… 。
コメント
2件
ほんとに好きすぎます!続き楽しみです!