テラーノベル
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地雷の方は閲覧を控えることをお勧めします。この世の全てと関係ありません。
ご本人様の目に触れるような行為はやめてください。
この先伏字がありません。
【〇〇】
「…これはまぁ随分と…。」
「悪趣味な部屋だな…。」
ローレンとレインがそう呟き上を見る。
見上げた先には看板があった。
『〇〇しないと出られない部屋』
「いや二次創作かよ!!!! 」
「ほんとだぞ!パタち達忙しいの!
こんな事に巻き込まれたくなーい!!」
2人とも地団駄を踏んで抗議する。
そんな事をしてもここに主催者がいる訳ではないしな…と残りの2人は思うが見守るだけにする。
「てか!〇〇って何!?何すればいいの!?」
「あぁ、そのテーブルに何か置いてありましたよ。」
レオスがテーブルを指さす。
机上にはガラス製の小瓶が置いてあり、中身は透明の液体だった。これだけで何か判別するのは難しいだろう。
「レオス、何か分かんねぇの?」
「え私?」
「お前しかいねぇだろマッドサイエンティストぉ!!救ってくれ俺達を!!!!」
そう、今回この部屋にいるエデン組には、マッドサイエンティストことレオス・ヴィンセントがいるのだ。
薬学のことなら彼に任せた方が得策だろう。
「といっても情報が少ないんですがねぇ…。
オリバーくん何か分かりません?」
「えぇ?うーん…無色の液体といえば水が思い浮かぶけど…目的はそれだけなのかな?」
「確かに面白みに欠けるもんなぁ。」
尋ねられたオリバーがそう冷静に分析する。
確かにこんな大掛かりなセットが用意されているのだ、謎の液体の正体は水でした。なんて勿体ないだろう。
「水ならいいんですけどねぇ…。」
そう言って蓋を取り、少し振る。
少し顔を顰めて小瓶の蓋を閉めた。
「…匂いに問題もありませんし、ただの水でしょう。有害物質特有の気泡や色も見られないので安全かと。」
「流石サイエンティスト!!」
「マッドサイエンティストですぅ!」
「変わらないでしょ最早…?」
「アイデンティティとか気にするタイプなのか
ヴィンさん。」
テーブルに手をついてレオスがツッコみ、他の3人も同じくツッコみをいれる。
さて、問題は水を誰が飲むかだ。
ただの水というのは分かったが、ここに置いてある水というだけで不安感は増す。
ここは公平にジャンケンだろうか…。
ごくっ
「!?え、ヴィンさん!?」
「なぁにしてんだレオスぅ!!??
ここはジャンケンだろ男気のよー!!」
レオスが小瓶を手に持ち勢いよく飲み干した。
唇を舐めながらこと、と瓶を置く。
「温かったです。」
「温度の感想聞いてねぇよ!!
どうせなら楽しもうという気はお前にないのか!?!?」
「落ち着けローレン!
ありがとヴィンさん、大丈夫か?」
「えぇ、完璧に水でした。」
「ならいいけど…体調悪くなったらすぐ言ってね、レオスくん。」
「あっドア開いた!」
いつの間にか扉が開いている。
いち早く気づいたレインが扉の方へ駆けていく。続いてローレンが、未だに不満をブツブツ呟きながら歩いていく。オリバーとレオスはそんな2人について行った。
「うわっ。」
「…あれ、ここ…。」
扉を潜ると明るい光が4人を包み、目が開けられなくなる。
しばらくして目が開けられるようになり、目を開けるとそこはいつもの事務所だった。
スタッフも揃っていて、全員キョトンとしている。
「え?何してたのエデン組…てか何でいきなり現れたの?」
「あっ叶さぁん!!聞いてくださいよぉ!」
収録場所にいたのは我らが大先輩の叶だった。聞けば、エデン組の収録があったのに本人たちが突然消え、どこに行ったのか心当たりがないか、 叶含む色んなライバーに聞いているところだったらしい。
閉じ込められた部屋は恐らくバグだろうという事で片付けられ、収録が再開された。
「すみません、タバコ吸ってきていいですか?」
「えっ今??」
「レオスくん、我慢しよ????」
「無理ですね。行ってきます!」
「こらー!レオス・ヴィンセントぉ!!!!」
みんなの制止も空しく、レオスは収録場所から出ていった。
・・・・・
「…ぅ゛、えッ…」
嘔吐く声が聞こえる。 彼が駆け込んだのは喫煙所ではなくトイレだ。
実はレオスが飲んだのは水などではなく、正真正銘人体に害を及ぼす薬だった。
匂いからあの薬で間違いないんですが…如何せん解毒薬がない。このままだと完全に気を失うな。
未だ止まらない寒気と吐き気の中考える。
誰かに助けを求めようとしても、スマホは置いてきたから誰も来てくれない。
収録をすっぽかそうものならエデン組の誰かが探しに来るだろう。しかし今の状態を見られたら、間違いなく心配をかける。それだけは避けたい。
「ぅ、え゛…っ…ぐ…」
「大丈夫そ?」
突如、後ろから声が聞こえてきた。
そんなまさか、わざわざ人気のないところに来たんだ。誰か来るなんてありえない…
「レオスやっぱり体調悪いよねぇ?
僕見てたからね、分かっちゃった。」
背後にいたのは叶だった。
収録再開の時点で別れたはずなのに、一体どうしてここが分かったのか。
背中を擦りながら、レオスの脳内を見たかのように答えた。
「どうせ何かするだろうなって思って、会議抜け出して尾けてきちゃった。」
「ぅ、ねがい、みんなに…言うの、やめ…」
「…まぁ隠して飲んだんだもんね。
いいよ、言わないでおくよ。」
「あぃ、がと…」
そこまで言って、壁にもたれかかる。
気を失ったのか動くことはなかった。
それを見て叶がスマホを取り出し、どこかへ電話をかける。
「あ、もしもし葛葉ぁ?
ちょ、そんな怒んないでよ。いいじゃん遅刻庇ってやったんだから。うん、レオスぶっ倒れてさ。手貸してくんない?
あーね、いや1個上の階。はーいよろしく。」
時々怒声が聞こえたが、何とかなったらしい。
スマホをしまってレオスを抱きしめるように自分の方へ寄せる。
「まぁ、葛葉とか結構察しいいけど…
僕は何も言わないからいいよね。」
ポンポンと頭を撫でながら、天井を見上げた。
・・・・・
「レオス!!専門分野で嘘つくなよ!!」
「僕たち信じちゃうじゃん!!」
「何で死にかけるまで我慢するかなぁ!?」
「叶くん!!言わないでって言いましたよね!?!?!?」
「いやぁ、僕は言ってないもんなー。」
同期にバレたうえにしっかり怒られた
『毒を飲まないと出られない部屋』
コメント
1件
「はる。」だわ!読み終わったよ〜! 第1話からエデン組が閉じ込められて、レオスが自ら毒を飲むって展開、めっちゃ刺さったわ。あの「水です」って言い張る場面、後で裏切られる感じが良かった。しかも叶が後を追ってきて隠れてるのを見抜くところ、優しさと狡猾さのバランスが絶妙すぎる。最後の「毒を飲まないと出られない部屋」ってタイトル回収も綺麗で、第2話が待ち遠しい🔥