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ずぅっと、一緒だよ

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ずぅっと、一緒だよ

1 - 第1話

♥

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2025年05月24日

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最終下校時刻が近づいた学校は嫌に静かだ。

学校は終わったけど、今日は図書室で一人で勉強をしていたのでぼっち下校だ。

寂しくないと言えば嘘になるが、さすがにもう慣れた。

靴を履き替えようとしたとき。ふと、先生に呼び出されていたことを思い出し、僕は急いで階段を駆け上がった。

廊下から窓を眺めながら、職員室に向かって歩いているとき、空き教室から誰かの声がした。

先生からの呼び出しの方が大切だと頭では分かってはいるものの、本当はそんなのどうでもいい。

ほんの少しだけ、ゆっくりドアを開けた。

暗くてよく見えない。また、目を凝らして見る。

僕は、息をのんだ。

ひゅうっと、息を吸う音がしてしまった。慌てて気づかれていないか様子を伺う。

そこには僕の唯一の友達であり、大好きな親友が一人で静かに泣いていた。

彼が泣いている理由は分かる。きっと僕のせいだ。

見てはいけないものを見てしまったような気がしてしまって、僕はこっそり逃げ出した。

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