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乱歩×つよき
※よわきがつよきが居ることを自覚する前の話です。
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『は、ッふ…ん…ぁ/』
誰もいない宿直室で二人の吐息と甘い声、水音が混ざり合う。
rnp「ん…つよき、一旦止まれ。がっつきすぎだ。」
つよきを無理矢理離すと、銀色の糸が名残り惜しそうに伸びて、切れた。
つよきは自分から深いキスをしてきた癖に精一杯息を吸って呼吸を揃えている。
rnp「大体、深い方はしないんじゃなかったのか?」
tyk「いや、…乱歩はしたいんじゃないかと思って。 」
そう言い悪戯に笑うつよき。
俺は我慢してるのに…腹が立つ。
怒りに任せてつよきに唇を重ねた。
tyk「ん!むッ…、ん/」
歯列をなぞって、口内を掻き乱して、どろどろに溶かしてやる。
tyk「ぷはっ…はーッ…はーっ…/」
今度は銀色の糸が中々千切れない。
頬が赤く染まって蕩けた顔のつよきが見つめてくる。愛おしくて仕方ない。
tyk「乱歩、これ以上はまずい… 」
rnp「…」
もっと溶かして気持ち良くしてやりたい欲を抑え、優しくつよきを抱き締めた。
rnp「ふー…そうだな。」
俺達が付き合う前に決めたルール。
『キス以上はしない。』
俺達は成人している男だ。もちろん欲は溢れ出す程ある。
でもこのルールを守っているのは、お互いよわきを大切に思っているからだ。
男同士で行為をすることは、受けにかなりの負担が掛かる。
それに気持ちの問題もあるだろう。人格は二つあっても身体は一つなのだから。
ショックを受けさせない方法は絶対にない。
だから少しでもそのショックが軽くなるようにするしか俺達にすべはないのだ。
tyk「そろそろ大型の二週目が来るぞ。」
rnp「そうだな、…色々準備しとくか。」
俺達の足は扉へと向かう。
この宿直室の扉をくぐれば、俺達はただの同期に戻る。まだ戻りたくない。ずっとこのままがいい。この甘い空間で、ずっと、ずっと、……
tyk「おい、…そんな悲しい顔すんなよ。 」
rnp「……え」
俺そんな顔に出てたか…?
tyk「言っとくけど、俺も離れたくないからな。」
つよきがこっちを向き、俺の顔を両手で挟んでぐりぐりしてくる。痛い。
tyk「……好きだよ。」
口を開こうとした瞬間、つよきの顔が近づき、唇が重なっていた。
驚いて目を見開いたままの俺。
頬が赤く染まっているつよき。
tyk「あんま不安になんな。/ 」
そのまま大股で扉を開けて部屋を出ていった。
rnp「……はぁ、/」
ひりひりと痛む頬が、つよきへの愛おしさを加速させていた。
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秘密のキス
end.