人生、別れがつきものだよな。なんでそんなこと言ったか?まぁただの不貞腐れた14歳が話すたわいのない話さ。
小さい頃の私の夢は警察だった。悪い人を捕まえて、国の治安を守る。というのが、小さい私にとっては輝いて見えていたんだ。自分は、悪い人からお母さんを守るんだ!と、叫びお母さんを笑顔にしたのを覚えているよ。
まぁちょうどそのくらいかな?あんたにあった日は
「お前が警察?なれる訳ないだろ」あんたは私を見下してそう言った。「やってみないとわからないだろ!しかもお互い知らないのに、なにいってんだよ!」と人生初の正論をかました。今思うと、なんでこれが初めてなんだよとツッコミを入れたくなってしまうよ。まぁそれより、あんたの夢は俺と真逆だったなぁ笑 あんたは悪者になりたかったんだっけ?今思うとすごいくらい違うよな笑 そしてこの出来事があったあと、保育園の運動会のペアがあんたでよ。いがみ合いながら大玉転がししたよなぁ笑 懐かしいなぁ笑ほんとによぉ笑 運動会が終わったあと、何気に仲良くなっちまったよな笑 まぁそれと同時に別れも近づいているなんて、思わねぇよなぁ。私が遊具で遊んでいるとき、あんたはずっとぐったりしてたよなぁ。あらかじめ先生に行っとこうと思ったのが、正解なのか、不正解なのかわかんねぇや、、まぁそのあとあんたの親がとんできて、家に帰ったよな。気にしてなかったんだけどよ。まぁ1ヶ月もこんかったらさすがに心配しちまうよ。俺が事実を知ったのもそのくらいだったな。あんたの親に呼ばれたから行ったんだ。どこにって?あんたが寝てる病院にだよ。チューブいっぱい繋がってたのは衝撃的だったなぁ。あれは年齢制限いるわ。まぁそんな事は置いといて。あんた、重い病気にかかっていたんだな。口で言わねーと伝わらねーじゃねーか。もっと大切にしとけばって思うよ。そして運命のときが訪れちまった。あんたが最後に声を振り絞って言ったこと、今も昨日の事のように覚えているさ、「俺が悪いことをしたとき、捕まえてくれよ」と笑顔で言ったんだ。まだいくな、なんて言わなかった。いや、いえなかった。無情にも、ピーという音が私の耳を支配したからだ。
やべぇこれ以上は泣いちまうよ。しかもこんなスーツ見てぇなやつ似合わねーし、と私は、線香の匂いが染み付いた石に言った
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