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今回も続きです!!
どうぞ
そうやって辿り着いたのは、小さい頃に二人でよく遊んだ公園だった。
「今回は、ぺいんとに用があって来た」
「え?」
どういう、意味だろう。
公園の入り口にある自販機で立ち止まると、らっだぁが、「どれにする?」と聞いてくる。
「ぇ、あぁ、じゃあコーラで……」
ガコン、と音がして落ちて来たそれを、らっだぁが、「ホラよ」と放ってくれた。
「ありがと」
自分は飲まないのか、ぺいんとの傍のベンチへと促し、二人でそこに腰掛ける。
夕方のこの時間は、子どもが遊ぶ姿もない。昔を思い出しながら、
ぺいんとが「懐かしいな、ここ」と言うと、らっだぁは、「うん」と頷いた。
「よく、ぺいんとが、すっ転んで怪我してたwwww」
「そうだっけ?wwww」
「ぺいんとは何もねーとこで転んで怪我してた」
確かに、そんなこともあった気がする。
「ところで、話って何?」
わざわざこんな所まで来て話すなんて、何か重大なこと?聞くのが怖いな――
そう思いつつ尋ねると、らっだぁは一瞬押し黙り――「ぺいんと」と言った。
「今、付き合ってるヤツとかいる?」
「はぁ?」
急に、何を。
横目で自分を見てくるらっだぁと視線が合って、ぺいんとは、くっと唇を噛み締める。
「い、ま、せ、ん、け、ど!!」
それが何か?コーラの缶を力任せに開け、中身をぐいとあおって言う。
「いないのか。なら、――俺と結婚して」
はい!!
なかなか面白くなってきましたね!!
それならばいばい~