本日2本目の投稿になります!
予告通り赤黒です!
友達が人魚姫的なパロが見たいって
言ってたので、ちょっとアイデアお借り
したいと思います、w
本編いきましょ〜!
※ 赤黒表現あり
御本人様には一切関係御座いません
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人魚姫は愛する者の為に泡になって消えたらしい。
なんて馬鹿なのだろうか。
赤「 あにき〜 」
黒「 ん、? 」
赤「 このゲームやんない? 」
そう言ってりうらが持ってきたのは何やら怪しげな箱。
黒「 …それほんまにゲームなん? 」
赤「 らしいよ、?初兎ちゃんがほとけっちと一緒にやってみたけど結構難しかったって言ってた 」
黒「 へ〜…まぁ丁度暇してたとこやしやろか、! 」
赤「 …電源ボタンどこ? 」
黒「 この赤いのじゃないん? 」( ポチッ
赤「 ほんとだ 」
「 ……人魚姫、? 」
ガタンッ
りうらのその言葉を最後に俺達の意識は途絶えた。
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そして目覚めた時、俺は何故か人魚になっていた。
黒『 …あれからの記憶が無い…なんで人魚になってるんやろ…? 』
『 あ…でも泳げるのはちょっと楽しいかもな… ♪ 』←普段泳げない
赤「 あにき、!! 」
黒「 お…りうr… 」
バッシャーン!!
名前を呼ばれたかと思えば、りうらが血相を変えて海に飛び込んできた。
赤「 な…なにしてんの、!? 」
黒「 いやお前がなにしてんの!? 」
赤「 浮き輪は、!?泳げないのに無理しないでよ…! 」
「 取り敢えず陸まで行くから掴まってt… 」
「 あ、ちょっと待ってこのマントめっちゃ重… 」
黒「 おま…っ、あほなん、!? 」
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黒「 …大丈夫か? 」
赤「 ん…ごめん…めっちゃかっこ悪い… 」
黒「 …かっこよかったで、? 」
「 助けてくれてありがとうな 」( にこっ
赤「 っ…そう…、/ 」
黒「 …どうかした、? 」
赤「 いや…っ、あの… 」
バサッ )「 …これ、着てて…?/ 」
何かと思えばりうらが先程まで着ていた服をかけられる。
赤「 なんか…目のやり場に困る…/ 」
黒「 え…?あ……ごめん… // 」
確かに先程りうらを寝せるために自分の服を使おうと思って脱ぎはしたが…
なんとも思っていない人にこんな反応をするだろうか?
…期待してしまうからやめて欲しい
赤「 あ、そういえば! 」
「 さっき船で貰った手紙にこのゲームの説明書かれてた! 」
黒「 お、なんて書いてあったん? 」
赤「 なんかね…人魚姫のお話を終わらせない限りこのゲームの世界から出られないって感じらしい。 」
黒「 …なるほど、? 」
「 どうすればええんやろ… 」
赤「 …ま、悩んでても仕方ないし、取り敢えずやってみよ! 」
黒「 やな、! 」
『 …けど、人魚姫の最後って確か… 』
赤「 …大丈夫だよ! 」
「 エンディングには幾つか分岐があるみたいだし、俺は童話の王子様みたいなことはしないから 」( にこっ
心の内を見透かしたように言うりうら。
…俺は彼のこういうところが好きなんだろうか。
黒「 …そうか… 」
「 んじゃあ…魔女を探して足を手に入れればええんよな、? 」
赤「 そうだね、! 」
黒「 行ってくるわ 」
赤「 うん、気を付けてね 」
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【 赤side 】
あにきが行った後1度お城に戻ったのだが、やることが多すぎて面倒になってまた海へ来てしまった。
赤『 …2時間くらい経つけど、あにき大丈夫かな…? 』
? ( つんつん
赤 ( 、?
! )「 あにきおかえり、! 」
黒 ( こくっ
赤「 あ…そっか、喋れないのか… 」
「 …なんか…あにきが喋らないの嫌だな… 」
黒「 ………… 」
喋ることこそ無いものの、あにきが少し嬉しそうに笑っているように見えた。
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侍女「 王子様…!!どこに行ってらしたんですか、!? 」
「 探したんですよ!今日は大切なパーティーがあるって言ったじゃないですか、!ほら、早く支度しますよ!! 」
「 …あら…そちらの方は、? 」
赤「 あ…んと…俺がさっき海で溺れてた時に助けてくれたの 」
取り敢えず本当の人魚姫の物語にある話を使ってみたのだが…信じてもらえるだろうか…
侍女「 そうですか!なら精一杯おもてなししなくては!✨️ 」
「 是非パーティーに出席なさって下さい、! 」
思ったより簡単に信じてもらえて内心ほっとした。
赤「 …あ、その人ね、喋れない上に足怪我してるからあんまり無理させないで。 」
侍女「 そうでしたか…!申し訳ございません…… 」
「 お召し物をご用意致しますのでお2人ともこちらへ… 」
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【 黒side 】
黒『 …なんでこうなった、? 』
パーティーが始まり端に座らされているのだが、今俺が着ている服は女物のドレス。
赤「 …あれ、あにきドレス着てる… 」
黒 ( むすっ…
赤「 んふふっw凄い嫌そう、w 」
「 あ、さっきのメイドの人が会話できるようにって紙とペンくれたよ! 」
りうらは紙とペンを俺の前に置くと、また喋り始めた。
赤「 ドレス嫌、?w 」
黒 < 嫌に決まっとるやろ >
赤「 似合ってるけどね 」
黒 ( ピタッ < …スーツ似合っとるお前に言われても嬉しくないねんな… >
赤「 え、あにきに似合ってるって言われた嬉し() 」
黒 < なんやねんそれw >
赤「 …そういえば、俺婚約者いるらしい 」
「 まぁ、ゲームだし…好きな人いるから別に気にすることないんだけどね、w 」
突然告げられた衝撃の事実。
黒 < …え、誰?? >
赤「 教えないよ…恥ずかしいもん…w 」
侍女「 りうら様、少しよろしいでしょうか、? 」
赤「 あ、はい、! 」
メイドの人に呼ばれて行った先には美人な女の人が立っていた。恐らくあの人がりうらの婚約者なのだろう。
お似合いだな。なんて思いたくもなくて目を背けた。
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赤「 ただいまあにき! 」
「 …どうしたの…? 」
「 どっか痛い、? 」
黒 ( ポロポロ
赤「 …部屋で休もう。着いて行くから。 」
今、声が出なくて良かった。
何も説明出来なくてもいい。
…人魚姫は、嘘つきだ。
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赤「 あにき! 」
「 こんなところにいたの?探したよ 」
「 …俺、明日結婚式なんだって。 」
黒 ( …こくっ
赤「 でも、そしたらあにきが泡になって消えちゃうじゃん? 」
「 だから考えたんだ。 」
「 …俺と、結婚しようあにき。 」
そう言ってりうらが取り出したのは結婚指輪。
赤「 これでハッピーエンドで終われる 」
少し考えて、俺はその指輪を受け取らずに船の手すりに立った。
赤「 …え…あにき…? 」
そして、りうらに手を振ってから海へ飛び込んだ。
後を追って海に飛び込んで来たりうらは俺の手を必死に掴もうとしていた。
だけどもう俺の身体は泡になりかけていて掴むことが出来ない。
黒「 …またな 」
口パクでそう言って意識を手放した。
人魚姫は、愛する者の為に泡になって消えたらしい。
でもそれは本当に愛する者の為だったのだろうか?
人魚姫が愛する者の為に泡になったなんてそんなの嘘だ。
嫉妬、欲望、劣等感、罪悪感、そんな汚い感情から逃げたかっただけ。
綺麗な思い出のまま終わらせたかっただけ。
…もう俺に、期待させるようなことをしないで欲しい。
【 赤side 】
目が覚めた時、俺はソファーで寝ていた。
水「 あ、りうちゃん起きた! 」
白「 どーよあのゲー厶、面白かったやろ?w 」
青「 りうら、今から飯食いに行くけどお前も行くか? 」
「 ほとけに勧められた変なゲームやって疲れてんなら無理にとは言わんけど… 」
水「 ゲーム自体は変だったからそれは否定出来ないわ() 」
赤「 …俺あにきと話したいことあるから先に行っといて 」
水「 え… 」
黒「 俺も飯食いに行きたいから後にしてくれへん? 」
あからさまに嫌がるあにき。
桃「 …わかった、先行ってるよ 」
黒「 は、!?ちょっ、ないこ…! 」
桃「 ちゃんと仲直りしてから来るんだよ。わかった、? 」
察しの良いないくんが気を使って他3人を連れて行ってくれた。
赤「 …あにき 」
「 結婚しよう。 」
黒「 …は…? 」
赤「 今なら喋れるでしょ…? 」
意味の分からないことを言っているのは自分でも重々承知している。
黒「 …ゲームは終わったんやで…? 」
「 ちょっと長いリアルな体験をしただけで、さっきのはただの遊び。ほんとに泡になる訳じゃないんやから… 」
赤「 …確かにさっきのはゲームの中の話だけど、これは遊びじゃないよ 」
黒「 遊びだよ 」
赤「 違うって! 」
「 俺は、本気なんだけど!! 」
ついムキになって叫んでしまった。
それに対してあにきは歯を食いしばってこう言った。
黒「 出来もしないくせに、適当なこと言ってんとちゃうぞ、! 」
「 くだらない遊びに、俺を巻き込むな…っ、! 」
赤「 …じゃあこれも、遊びって言うの、? 」
あにきを押し倒して服の中に手を入れる。
黒「 っ、ん…いやや、さわんな… 」
「 まっ、て…なんかしゃべってやぁ…っ、 」
赤 ( ピタッ
黒「 いやや…これ以上、好きになりたくない…っ… 」
「 男同士で…しかもメンバーで…こんなのおかしいやん…っ 」
赤「 …それもう俺のこと好きって言ってるようなもんじゃん 」
「 別に普通じゃ無くていいんだよ。俺はあにきが俺のことどう思ってるか知りたい。 」
黒「 …………好き… 」
あにきの言葉を聞いて安心し、その場に崩れこんだ。
赤 ( ドサッ「 は〜…緊張した…w 」
「 よかった… 」( ふにゃっ
黒「 …りうら… 」
赤「 ん、? 」
黒「 …好き。好きやで… 」( ぎゅうっ
赤「 …ん、伝わってるよ 」( にこっ
「 やっぱりさ、ないくん達にはちゃんと言おう、? 」
黒「 …それで、拒絶されたらどうすんの…? 」
赤「 そんなこと考えなくていいのに…」
「 …まぁでも、そうなったら… 」
「 一緒に泡になろっか、 」
黒「 …うん 」
人魚姫は、一般的にはバットエンドのお話。
それはきっと、人魚姫が1人で結論を出したから。
…もし王子と一緒に結論を出せていたのなら。
王子と一緒に結末を迎えていたのなら。
二人一緒に終わる事が出来たなら、ハッピーエンドなのではないだろうか。
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はい、約4700文字お疲れ様でした!
青桃より文字数が2倍ほど
多いんですけども…w
自分で書いてて何回も「?」って
なった所はあるので、不思議に思っても
暖かい目で見ていただければなと
思います…w
それでは次の投稿まで
もうしばらくお待ち下さい、w
コメント
6件
好きすぎてにやにやがとまらん(
なんかね...刺さりに刺さりまくったね(?)