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メルヘン探検隊

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メルヘン探検隊

第1話 - 迷い人と巨大な顔

200

2025年10月30日

#メルヘン探検隊

#一次創作

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200

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もう何度この地獄を乗り過ごしたか。

永遠に果てないと思わざるを得ぬ。

そんな無限のごとく続く日常が酷く苦しい

「もぉぉ！！！また？！」

「ここどこだよっっ！！！！」

「腹立つ！！」

どこもかしこも同じ景色

あるのは自身の足跡のみ。

そんな、ダンジョンのような場所。

古のインダス文明にある

モヘンジョ = ダロのような迷路のような道

ジャングルのような湿って少し泥けた地面

目が覚めたらここに居る。

いや、いた。の方が正しい。

なぜならもう朝と夜のreturnを

10は繰り返しているのだ。

食料はない。なんなら飲料もない。

何も摂取していないはずなのに腹は空かない

「はぁあ、ホント何ここ？ふしぎぃ、、」

普通の人、または恐怖症の人は

恐がるんだろう。

あぁ、私も普通でいたかった。

「なぜか！！楽しいぃ！！！」

「ずぅぅぅぅっと！！おんなじ！」

「どこもかしこも不変！」

「でも、疲れないし！」

「食べなくても飲まなくてもいい」

「喉も乾かないから歌いっぱなしでも楽！」

「こんなに！！！」

「楽な場所が！！！」

「あっていいの？！」

「だァァァッ！！！」

「くっそ、んだよここは！！」

「さっきから似たような風景ばっか！！」

「ふざけんじゃねぇ！暇じゃねえんだよ！」

同じ景色、同じ風景、同じ、同じ、同じ。

普通なら聞こえる自然の音も

何もかも消された無音の皿に

自身の声のみが盛り付けられてしまう。

ずっと朝！！日の位置は変わんねぇ！！

気温だって変わってねぇ！！

まず日の温かさを感じない！

まるで室内をライトで照らすような感覚。

正直もううんざりしている。

「何日経ったんだよ！？」

「くそっ！！」

「腹は減るし！喉も乾く！」

「クソみたいに何も無い誰もいない」

「んのくせ、飯も水も欲しいと思えば出てきやがる。」

「どうなってんだよここは！」

「どうなってんだよここは！」

やまびこのようにして聞こえた。

「人……？！」

「うっそぉん、まじで？」

「人かぁ、くっ！」

「私だけの世界がっ！！！！」

「仕方がない！声のする方へ歩こうぅ！」

「こんなに楽な場所があっていいの？！？」

山なんかひとつもねぇのに

まるでやまびこのように

まるで返事をそのまま返したかのような

不思議な声。

何よりも、、、

「人いんのかよ” ！！！！」

「……ぁ”ー、……ぅ”ーん、」

「行きゃいいんだろ”！！！！」

「クソが！！！”」

「えー、うそぉ、努力返してぇ、、」

先の時に聞こえた声。

あれの発音体を見つけるために歩いて数歩、

本当に数歩。

「どこだよここ！！」

「ほんと、もうっ、こわい！！」

見る影も無いとはこの事。

今の今まで泥レンガだらけ

目の前は茶色茶色茶色だったはずなのに

今目の前にあるのは空はピンク！

周りはパステル！

足元には花が咲いて

完全なメルヘンワールドにいる。

「うっ、お、お腹空いた」

このおよその10日間一度も空かなかった腹

一度もGの音も出さなかった腹

今初めて空気を震わせて

淫らなだっさい音を響かせた。

「食料もってないよ！！！！」

「なに！？しねってか！！！？」

「くっそぉぉぉおお…ぁああ”あ”！？！？」

お腹が空いたイライラに任せて

真上に咆哮すれば

視界いっぱいに顔がある。

そう、顔。

フェイス！！！

「ぎゃあぁぁぁぁあああ！！！！！」

「きっっっしょ！！！きっしょ！！！」

一面ピンクのメルヘンSkyだったはずな空

今は上空1面に非常にぶ、ぶsな顔が

1つ張り付いている

そしてその顔が動いた。

『きしょってなんだよ”！！』

『ぶち殺”すぞてめぇ”！！！！』

酷く口が悪い

一応初対面である。

「口悪っっっ！！！」

『テメェは開口一番がキッショだろうが！』

「事実でしょ！！！！」

両方事実である。

まさにどんぐりの背比べ。

「だがしかぁし！！」

『ん”だよ急に…………』

本当にだがしかし。である。

空の顔は一瞬ピンと来たようだった。

『お、おま！！その声！！』

『さっき聞こえた声じゃね”ーか！！』

「え、なに、盗聴？おえー。」

『違ぇ”ぇ”！！！！』

『おまっ、オマエ”！！ここっ、』

『ここ迷い込んだんだろ！！！？』

「あ！！！！！！！」

「そゆこと！？！？！？」

『オマエ阿呆かよ”ッッッッ”！！！』

「殺すぞドブス！！！！！」

𝙉𝙚𝙭𝙩 .　いつだろうね