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お久しぶりですよめいです。
支部超enjoyしてますがたまには里帰りでも ~~
⚠︎︎ rikg
R-18
inm⇒「」
mrkm⇒『』
全部inmさん視点
あまりセリフは無いです
この先伏字無し🍐❌
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自宅にて、自作の機会のメンテナンスを終えて時計を見るとすっかり深夜2時を回っていることに気がつく。
大きく伸びをすると長時間同じ体制でいたせいか、身体中の骨がバキバキと音を立てている
「明日も午後から講義あるし、寝なきゃなぁ」
作業用具を片付け、寝室へ向かおうとするとインターホンが鳴った。
こんな時間に人が来るはず無いんだけどなぁ
そう思いつつ恐る恐るインターホンのカメラを除くとそこには見慣れた白髪が佇んでいる
「、カゲツっ!? どうしたのこんな時間に。今日任務入ってたっけ?」
慌てて扉を開けそう問いかけても下を向いて無反応のままで、心配になり顔を覗き込むとカゲツが体ごとぐらりとこちらに倒れてきた
「ぇっ、ちょっとほんとに大丈夫?」
『ぃな、み 、あつい、たすけ、っ』
必死に胸元に縋りつき、赤く染った顔で息も絶え絶えに助けを求めてくる姿に、「あぁ、これは盛られたやつだな」と、瞬時に理解した。
普通ならまずは病院に連れていくところだろうが、潤んだ瞳で、火照った顔で、震える手で。ましてや自分の想い人にこんなことを言われて素直に我慢のできる男なんてこの世にほんのひと握りしかいないだろう
少なくとも伊波はそうではなかった。
「…いいよ、あがっておいで」
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『ぅ~~…ッ、ぃっ ぁ、あっ、ゃ、♡』
あれから十分すぎるくらいに前戯に時間をかけ、「挿れろ」と強請ってきたのは叢雲の方だった
それからはただ無心で、自身の下で善がり声をあげる愛しい人を掻き抱いた。
『ぁあ゛ッ♡♡、ぃやっ、それっ やぁッ、て♡また、イッちゃぁ、からっ、~~♡♡♡♡』
「奥とんとんされるのきもちぃね、カゲツ。いっぱいイっていいよ。もっと気持ちよくなろうね」
正常位の体制で奥を優しくとちゅとちゅ、と突いてあげると気持ち良さそうに後頭部を枕に押し付け生理的な涙を零している。
『ん、んっ♡ぁ、ぃ、なみ、きすっ、ちゅーして♡♡♡』
「は、」
なんということか、キスを求める。本当は今すぐにでもぽってりとした可愛らしい唇に食いつきたいが、流石にはばかられた。
まぁこんなことしてる時点で手遅れではあるが、付き合ってもない、まだ気持ちすらも伝えてない人に、流れでキスなんてしてしまっていいのだろうか。
今告白してOKを貰ったとしても、相手は薬を盛られているわけで、とてもそれが正気であるとは思えない。だからキスだけは絶対にしなかった。
その後も、「いなみ、いなみ」と不安そうに名前を呼ばれる度、キスをする代わりに優しく手を絡めて握ってやったり、頭を撫でてやった。頬を撫でると目を細めてすりすりと擦り寄ってくるのが目に毒だ。
「あー、ごめんっ、オレもイきそ…♡」
抜き差しをする度にきゅうきゅうと締め付け、甘く絡みついてくるナカに、だんだん伊波も絶頂感が高まる
『ぅん、♡なか、っなかッ、いなみのほしっ~♡♡ぁ♡おなかさびしっ、ぁ~~~~ッ♡♡』
「!?おい!ぁ、く、そ ~~~♡♡」
抜こうとすると叢雲は伊波の腰に足を絡め、抜けずにそのまま中で果てた。
その後も熱が引かず、体制を変えて何回戦かの後、強い眠気に襲われ2人してベッドに沈んだ
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まっず〜い
昨夜の疲れからか、見事寝坊して遅刻寸前である
部屋を出ようとすると丁度カゲツが目を覚ました
『ぁれ、僕何してたんだっ、け』
「あぁカゲツおはよう、ごめんね、身体大丈夫?」
『ぇ、伊波?大丈夫ってなに、が』
伊波の問いかけによって全てを思い出したようで、顔を真っ赤にして全力で謝罪してくる
『ごめんッ!ごめん本当にごめんなさい、僕、友達になんてことさせて…』
「いいよ気にしないで笑 それよりカゲツが無事でいてくれる事のが大事なんだから!
あ、ごめんオレもう大学行かなきゃで…動けるようになるまでいてもらって構わないから」
「あ、出てく時鍵閉めて欲しいから合鍵渡す!!今度返してくれればいいから!いってきまーす!!」
『ぇ?あ、うん、行ってらっしゃい…』
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あの日から1ヶ月ほど経ったが、一向にカゲツと話せないでいる。
正しくは、「避けられている」のだけれど。
任務のDyticaでの会議中であっても、一回もこちらを見ようとしないし、小柳と星導に対してはいつものクソガキムーブをかますくせに、オレには一切絡みに来なかった。
会議終わりに話しかけに行こうとしても
『僕忙しいから〜』
と言って見向きもせずそそくさと帰って行ってしまう。
流石に対応があからさますぎて2人にも何かあったのはバレているらしく、「喧嘩してるなら早く仲直りしてくれ」とため息をつかれてしまった。
そんなこんなでこの状態がおよそ2ヶ月続いたある日、肉体的にも想い人から避けられるという精神的な疲労にもくたくたになって帰路に着き、マンションの自身の部屋がある階の廊下を歩いていると、部屋の前に人がたっているのがわかった。
黒いパーカーを着ていて、何やらポストに鍵のようなものを入れようとしていた。
フードから除くふわふわの白髪を見て間違いなくカゲツだとわかった。
疲れなんて気にせずまっすぐ、一直線にカゲツの元へ走りその手を掴む。
オレの姿を色違いの双眸が捉えた瞬間、目を丸くして逃げようとするが、そんなこと当然許すはずもなくしっかりと腕を掴んだまま部屋の中へ連れ込んだ。
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部屋に入った瞬間後ろ手で鍵を閉め、ソファに座らせた。
『なにっ、ぼく鍵返しに来ただけだし、帰りた、』
「帰す前に色々聞きたいことがあるんだけど」
「ねぇ、なんで避けてたの?普通に傷ついたんだけど。」
『だって、だって、あんなことさせちゃったし、好きでもないやつなんて抱きたくないやろ。だったらもう関わんない方がいいかなって、思って。』
『だからなんで悲しんでるのか僕にはわかんないんだけど。』
「好きだから。オレはカゲツのこと好きだから、恋人になりたいって思ってるから、逃げられてしんどかった」
『ぇ?な、んなん、好きって。じゃあなんで』
『なんでキスしてくれんかったん。ぼく、だって、いなみのことだいすきやから、一か八かでキスしてっておねがいしたのに。ぼくだって傷ついたもん』
そこまで言うと下を向いて泣き出してしまった
「ごめんね。でも、まだお互に好きなのかもわかんないのに、その場の流れでしちゃうのは違うかなって思って」
『…じゃあ、いましてよ、両思いだよぼくたち』
「そうだね、いいよ」
カゲツの頬に優しく手を添え、泣いて赤くなった目元を親指で撫でるとゆっくり目をつぶったのを合図に優しい口付けを送る
1度離れたあとも、柔い唇の感触を確かめるように何度も何度も啄むようにキスをした
『なぁ、これで僕たち、恋人ってことでええん?』
「え、逆にそうじゃないわけ無くない?」
『確かに笑 ねぇ、伊波』
「なぁに」
『その、伊波がいやじゃなかったら、』
『もっかい、ちゃんと恋人として、えっちしたい』
羞恥で赤い顔、潤んだ熱の篭った瞳。あの夜と同じ顔。でもそこには確かに愛おしさが灯っている
「もぉー、かわいすぎ!いいよ、いっぱいしようね。あと、鍵返さなくていいから」
『ふふ、やった。キスもいっぱいして』
「もちろん」
全てあの夜から始まって、あの夜のおかげで今があって。
甘く甘く、
砂糖細工の箱庭に、2人は溶け落ちていった
title : まっすぐに伝えに来て!_
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