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「ね、今日流星群見れるらしいよ…!」
暖炉の暖かみが広がるコテージ、僕は君にそう言った。
「マジか!見てよ?」
君は興奮気味になりながら答える。
「うん!」
楽しみだなぁ…
遂にきた流星群の時間。
君と二人で一枚の毛布を羽織って、バルコニーの椅子に座った。
「早く来ねぇかな、さみぃ…」
君がそう言った途端、2つの星が流れた。
「だよね…って、来たよ!」
僕が指差すと君は前のめりになって、目を見開く。
「うわマジじゃん!」
「きれー…」
「だな!見れてよかった…」
君が僕に寄りかかってきて、心臓の動きが激しくなる。
「あ、そうだ…これ!」
金平糖。星に夢中で忘れてた。
いや、君に夢中…?
「え、いい?」
「良くなかったら渡してない。」
「ふははっ笑、ありがとな。」
君は金平糖を口に放り込む。
「美味しい?」
「これ久々に食べた!、めっちゃ美味い。」
「よかった…星のかけら、みたいな。」
「なるほどな〜、お前らしい。
あ、やっべ星見るの忘れてた!」
焦りながらも楽しそうな君の横顔。
…好きだな。
勿論横顔だけじゃない。
笑顔だって、優しくて明るい性格だって。
全部、全部。
大好き。
END.