この作品はいかがでしたか?
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番外編の続き💐💍
主の妄想大暴走してます、分けた癖にクソ長くなってまた分けました。
今回は、露帝×日帝のターン
露帝がめちゃめちゃ甘い男になった。
以上、それでもよろしい方スクロールどぞ。
フランスに自身の夢について話してから早半年が過ぎた6月のある日の事
日帝はソ連・露帝・ナチスと共に清から呼び出しがあり、何故か指定された結婚式場に向かっている最中であった。
☀️「結婚式場で何するんだ?誰か結婚でもするのか?」
露帝「結婚なんてする訳無いだろ、清が俺達にお願いしたい事があるらしい。」
☀️「なんだ、お願いしたい事って」
露帝「さぁ…俺も詳しい話は聞かされてないんだ」
露帝「着いてからのお楽しみってやつらしいよ」
☀️「そうなのか…結婚式場で、私に出来そうな事が思い浮かば無いんだが…」
露帝「まぁまぁ、そんなに気落ちせずに楽に行こうぜ」
露帝「ところで…ソ連にナチス。お前ら、いつまで睨み合ってるつもりだ?」
露帝と日帝が前方で手を繋ぎながら仲睦まじく話してる中、後方ではソ連とナチスのしょうもない言い争いが繰り広げられていた。
卐「日帝と手を繋ぐのは私だ!」
蘇「いーや、絶対に俺!お前は後ろから指くわえて見てろ!!」
卐「その台詞、そっくりそのままお前に返してやる!!」
☀️「…どっちでも良いだろ。というか、そもそもこの歳になって手繋ぐのはおかしいという事実に気づいてくれ。」
露帝「しょうもない事で言い争いしてんな、何歳だよお前ら」
蘇卐「「お前/貴様に言われたくない!!」」
☀️「人の事言えないだろ露帝。なんだ、この手は?」
自分の事は棚に上げてソ連とナチスを挑発している露帝に、日帝は繋いでいる手を軽く持ち上げてみせる。
図星をつかれた露帝は、一瞬気まずそうな顔をした後直ぐに目尻を下げ悲しげな表情を作った。
露帝「だって、俺が繋ぎたかったから…日帝は嫌なのか…?」
☀️「うっ………べ、別に嫌な訳じゃないが…」
露帝「そうだよな!じゃあ、このままでいいよな♡」
☀️「もう、勝手にしてくれ…。」
ロシア帝国は、打算的な人物であった。
悲しげな表情をすれば、日帝が大抵折れる事は分かっている。
なので、自分に都合が良い方向に持って行きたい時は毎回この手法で躱し納得させていた。
蘇「露帝の野郎、日帝があの顔に弱いの分かってるからって毎回利用しやがって…!!」
卐「おい、貴様の兄貴だろ。どうにかして、日帝から引き剥がして来い。」
蘇「はぁ?なんでお前に指図されなきゃならねぇんだよ!」
蘇「っていうか、お前が居なきゃ俺が手繋いでこの話は終わってたんだっつうの!」
卐 「貴様がこの場から消えればいい話だ!!」
卐「いや、寧ろ今後一切日帝の前に姿を見せるな!!」
売り言葉に買い言葉とは正にこの事。
結局、式場に着くまで2人は揃ってお互いを牽制し言い争いをしていた為露帝の一人勝ちとなった。
☀️「手繋いで何が変わってるって言うんだ…。」
露帝「俺は今最高の気分だよ♡♡」
☀️「それは良かったな…。」
清「4人とも待ってたよ〜!来てくれてありがと!」
☀️「清、久しぶりだな!」
清「久しぶり日帝!卒業おめでとう!」
清「大学生活はどう?」
清は、アメリカの同級生で同じく経済学部を卒業している。
今は、学校や結婚式場等幅広い分野で会社を展開しておりアメリカと並ぶ国内では名のある起業家になった。
ちなみに、日帝の通っていた高校と今通っている大学も清が経営している学校である。
☀️「満州国がいるから楽しい大学生活送ってるぞ!」
清「そっか!良かった、何かあったら直ぐに満州国か僕に言いなね?」
☀️「今の所は大丈夫だ!ありがとう」
露帝「…清近い。もう少し離れろ」
清が、日帝の頭に手を乗せているのも気に食わないらしい。
3人の顔がどんどん険しさを帯びている。
清「もう…久しぶりなんだから、これぐらい許してよ!嫉妬深い男は嫌われるよ?」
露蘇卐「「「余計なお世話だ💢」」」
☀️「?」
清「仕方ないな、保護者達の機嫌が底辺になる前にさっさと本題に移ろう」
☀️「そうだ、なんで私達4人を呼んだんだ?」
清「君達に頼みたい事があってね?早速で悪いが露帝達はそっちの部屋で準備して、日帝はこっちに。お前達日帝を頼んだぞ」
「「「「かしこまりました、清様。後は、私共にお任せください。」」」」
☀️「えっ、え、え??清!?!?!」
「さ、お嬢様こちらへどうぞ!」「準備は、整っておりますので私共にお任せくださいませ!!」「素敵なお嬢様ですね〜、私達の腕がなりますわ!!」
☀️「な、何!?どういう事だ!?先輩、ソ連、露帝!!」
清が徐に大きな声を出すと、何処からともなく大勢の女性達が現れ日帝に矢継ぎ早に声をかけると手を引き誘導し始めた。
突然の出来事に驚いた日帝は、3人の名前を呼ぶが3人とも軽く微笑むだけで助ける気は無さそうだ。
卐「好きに着飾って来い、日帝。今日の主役はお前だ。」
去り際にナチスが何かを呟いたが、周りの喧騒にかき消されて日帝の耳に届く事は無かった。
日帝が女性達に連れて行かれて1時間程経った頃
清「調子はどう?入ってもいい?」
☀️「あぁ、入っていいぞ」
清がそろそろ頃合かと思い、日帝達が使用している部屋のドアをノックする。
中から入室の許可を得たため、扉を開けるとそこに居たのは純白のドレスに身を包んだ日帝の姿だった。
ドレスは肩を出しながら二の腕をさりげなく覆ったデザインで、かわいさと上品さを併せ持っている。
上半身には、刺繍を施した高級感あるレースが使用されていて透け感があり、優雅な雰囲気を醸し出していた。
スカートは、後ろ腰から裾に掛けて白い生地の他にレースの生地がかけられている。
「清様如何でしょうか!!とてもお似合いでだと思いませんか!!」「私達凄く頑張った甲斐があります!!」「ナチュラルメイクでこんなに綺麗になるなんて羨ましいです!!」
清「本当に凄く似合ってるよ、日帝。流石フランスだね、素晴らしい腕前だ」
清「お前達も良くやったね」
☀️「え、これフランスが…?」
清「そうだよ、半年前日帝の話を聞いたフランスが自作したんだ。時間かかってごめんねって言ってたよ」
☀️「なんでそこまで…ただの子供の戯言だぞ、あんなの…」
清「日帝と同じ気持ちだったんでしょ?せっかくまた女の子として生まれ変わったんだ。そりゃ、今回こそは着せて上げたいって思うよ」
清の話を聞いていて、とても胸が熱くなった気がした。
まさか、あの日に何気なく呟いた願望を彼が覚えていて尚且つ叶えるために行動していたなんて思わなかったからだ。
清「さて、ここまではフランスからの贈り物で、ここからは君の家族達からの贈り物だ。一緒に来てくれる?」
☀️「アメリカ達から…?」
清「そう、別の部屋に用意があるから案内するよ」
そう言われた為、清の後を付いて行き少し歩くと真っ白の部屋にたどり着いた。
部屋の中は、アンティークな模様を施したソファと左右に同じく真っ白のシフォンカーテンが置かれている。
カーテンの左には白と黄色の薔薇が、右には赤と白の薔薇が咲き乱れている。
そして、中央に佇むのはシルバーのタキシードを着て片手にオレンジ・黄色・白といった暖色で纏められたブーケを持つロシア帝国だった。
あまりのかっこよさに、普段なんとも思っていなかった日帝さえも見惚れてしまう。
露帝「日帝!」
☀️「露、露帝…?どうしたんだ、その格好…」
露帝「どう?俺の格好。自分では、中々様になってると思うんだが…」
☀️「………凄くかっこいい…」
露帝「…!日帝にそう言われると凄く嬉しい!」
露帝「日帝も凄く綺麗だ、この世のものとは思えない程の美しさだよ」
☀️「…っ!?その顔で、その発言はずるいっ!!」
露帝は言葉通り嬉しいと言う感情を身体全体で表現しており、日帝を見つめる瞳は優しくとても柔らかい。
そんな、露帝の姿に胸の高鳴りが抑えられない日帝は思わず本音を零してしまった。
「お二方お写真の準備が完了致しました。そちらのソファにどうぞ」
☀️「は、はい!!え、写真?」
露帝「はい」
2人の世界に完全に入ってしまっていたせいで、突然かけられた声に驚きで肩が跳ねた。
促されたソファに先に露帝が腰を下ろすと、片方の膝に日帝を乗せた。
ブーケを右手に渡すと、そのまま腰に手を回されもう片方は絡め取られたかと思うとぎゅっと握り込まれる。
所謂恋人繋ぎというものである。
露帝「日帝、顔見せて?」
そう言われても恥ずかしすぎて、顔を上げれそうに無い。
上げたとしても、緊張で上手く笑える自信が無い。
露帝「…そんなに俺と写真撮るのいや?」
露帝「せっかくだから、思い出に残しておきたかったんだけど…」
☀️「〜〜〜〜っ分かった!!」
☀️「分かったから、そんな悲しそうな声出すな!!」
昔から、この声と顔には弱い。
わざとしているのは、分かっているのだがどうにも甘い対応になってしまう。
顔を上げた先の露帝は、甘く蕩けるような笑顔で日帝を見つめている。
露帝「今回は、疑似結婚式だけど近いうちに本当の結婚式経験させてあげる」
露帝「その時は、ウェディングドレスだけじゃなくて白無垢も着せてあげるよ」
☀️「……っ!?!?」
☀️(露帝って、こんなにかっこよかったのか!?!!?!?)
露帝「日帝愛してる♡」
カメラマン(待っっっって、尊い、死ぬ、今日カメラマンとして来て良かったありがとう清様!!!!!!!一生着いて行きますっ!!!!!!!)
式場スタッフ(これはいい絵になるわね…式場の宣伝に使いたいんだけど、清様に打診しようかしら)
カメラマン2(プロモーションビデオとか雑誌に使わせて頂きたい…私も清様に打診しよう。)
尊さで死にそうになってもプロ根性は忘れないその他の大勢の方々なのでした。
あとがき
はい、3番目に票が多かった露帝さんで書かせて頂きました!!
初めて書いたけど楽しかった♡
私の中の露帝は
・口調、性格ともにロシア家の中では1番柔らかめ
・計算高い
・使い分けが上手
・相手の心理を使って、揺さぶるのが上手
・割と積極的で、好意はストレートに伝える。
こんな感じなので作品の中の露帝の性格になりました。
解釈違い起こしてたらまぁどんまいって感じです✋
ここまでで、4500文字いったんでナチさんとソ連書いたら1万文字超えるわ笑
次回は、ナチさんとソ連のターンで!
お礼💌
前回の募集でコメント頂いた皆様ありがとうございました!!
上記に登場してる3名で書かせて頂きます!
1番票が多かった国は、1番最後に出します🙇♀️
ぶっちゃけこれ書き終わったらテラー卒業出来るなってぐらい満足しちゃいそう笑
それでは、ここまでお読み頂きありがとうございました!!
ばいちゃ!!
コメント
15件
ちょっと!主様!尊過ぎて周りが感動の涙で海になったんですが!お詫びとしてテラーを卒業しないで下さいね!(褒めてます)
浄化された(´;ω;`)
すみません。カメラマンさんその写真一枚くれませんか? 尊すぎて死ぬぅぅぅぅぅぅ((尊いの過剰摂取で死亡