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第1話:愛想笑い


明那視点

ピピッッピピッッ

「ん゛ぅぅ」

規則正しく目覚まし時計がなる。朝は好きだ。いや朝が好きなんじゃないかもしれない。

そんなくだらないことを考えて、寝ていた頭を叩き起こす。

あっ、ども、高校三年生三枝明那です。受験はまだ遠い。好きなものは歌、ショタ。

嫌いなものは父親、母親。って誰に自己紹介してんだろひねくれ過ぎて泣けてくるな。

服を着替え、大嫌いな人達が集結している一階へと向かった。

「おはようございます、」

母[おはよう]

父[おはよう]

おはよう。朝はこの一言だけ。俺はこの人達が嫌いだ。血の繋がっている母親、父親。

なぜ敬語かって?何でだろうな。血の繋がっている事を認めたく無いのかもしれない。

この人達といた記憶が無いんだ。誰か別の人と……

ズキッ

「い゛ッッ」

またか。昔の事を思い出すと、頭痛がする。

でも、俺がこうやって声を出してもこの人達は無反応。

この人達は俺を愛していない。

俺が生きてる意味って?

こんな自分に嫌気が差す。

ん、朝飯食い終わった。

喋らないのに朝飯用意してくれるの意味わからんよな。

まぁ、朝飯用意されたら食べちゃうよな。残すと悪いし。

じゃあ、家にいるより楽しいと思える学校に行こうか。

愛想笑いの練習でもしながら、学校に行くとするかね。

ガチャ

「、行ってきます」




[行ってらっしゃい]

いつもは聞こえてこない”行ってらっしゃい”が聞こえたのは、俺だけだろうか。




学校の玄関前

保健室の先生)あきなぁおはよぉぉ

「ww大丈夫ですか先生wおはようございます」

保健室の先生とは仲良い。沢山サボりにいってるから。

サボりといえど先生方から評判はいいし。簡単に挨拶を交わした。先生は二日酔いらしい。

ヒソヒソ

カッコいいよねあの人

イケメン♡

でも俺はあの……

やめなよあの人は……

ヒソヒソ

朝っぱらからすげぇ。俺の学校での立ち位置は陽キャだ。頑張ってる。

この黄色い歓声(小声)は男女問わず、万人受けの顔を持つ、学校1イケメンと称される、不破湊へのものだろう。噂だと、ホストをやっているらしい。

俺とあのイケメンの関係?俺、一応学校の広報なんだわ。だから噂知ってるんよ。

ニコッ

目があったら微笑まれたんですけど!?怖ッ!!どっかの恋愛漫画か!?残念ながら、俺はショタが好きだ。受け付けないぞ。

ニコッ

微笑み返してやったぜ。どうだ。可愛いだろ。嘘。ごめん。

なんだか、心臓がバクバクしてる?なんだろう。病気か?


そんな呑気な事を考えている暇は無かった。あんなことが教室で起こっているなんて。



教室

ガラガラ

「おはよぅ」

バシャァ

「つめたッッ」

何これ。上から水!?冷たいんですけど?

クスクス

何あれwちょーうけるw

同情した方が良いかww

考えてるw考えてるw


あれ?いじめ?俺いじめなんかうけてたっけ?そんなことをグルグル考えていたら言葉が遮られた。


クラスメイト①)明那君♡これって本当?ホモ?ww

そう言って見せられたのは、俺と男がラブホテルに入っていくという写真だった。

嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘

”ホモ”なんかじゃない。俺は違う。この男の人は知らない。

「違っ」

ドスッ

「ぅ゛」

蹴られた。痛い。昔みたいになりたくない。

はっ?昔?なんでそんなこと今思いだしてんだ。

クラスメイト②)黙れよ。ホモが。いつもいつも、へらへら笑いやがってよぉ

ドスッドスッ

何回も蹴られた。

その日はどうやって帰ったか覚えていない。

次の日も、次の日も沢山蹴られた。机に落書きもされた。さすがに、ポジティブで通してきた俺も、メンタルも体もズタボロ。いや、これに関してはポジティブ関係ないか。

俺は、信頼する人の前以外喋れなくなってしまった。さすがに一人の時は喋るけど。

喋ろうとすると、喉に言葉が引っ掛かって口に出せない。


クラスメイト①)今日もいつもの場所で♡

今日も蹴られるのか。昨日はカッターだったから何だろうか。

先生方に大丈夫かと沢山聞かれるようになった。その度に大丈夫、大丈夫と愛想笑いで誤魔化す。自分自身に笑いかける。


今日も愛想笑いで息をする。







あとがき

長くなりましたぁぁぁすみません😢⤵️⤵️読みやすくしたいんですけど……

暗い物語書くの難しい…でもまぁ頑張ります!!

スランプ気味なんですよ(._.)許してください…

sino

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