東雲彰人体調不良
少し長いです 進級前
地雷さんグッバイ 遅れてすまん 語彙力が死んでる
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彰人視点
彰人「謙さんが連れていきたい場所がある..?」
寒そうにポケットに手を入れて、目の前にいる杏が今俺が言ったことそのままを言った
杏「そーそー、多分最近見つけたハコとかじゃない?」
神山高校校庭、丁度花壇を通り過ぎる辺りでたまたま会った杏と話していた
彰人「謙さんが俺達にとは..そりゃすげーハードル高そうだな」
杏「そーなんだよ、父さんがハコの話持ちかけてくる時ってすっごいハードル高いところ見つけた時だからね、どーする?」
彰人「ん〜?ハードル高いからって行かない理由はないだろ?」
杏「まっ、そりゃそうだよねっ!こはねに話しておくね〜!」
彰人「んじゃ俺は冬弥に話しておく、っとここまでだなじゃあまた」
杏「うん!またね〜!」
杏の教室の前で別れる
..難易度高いとこのか..
いいじゃねーか、絶対に成功させてやる
となるとまずは曲決めて練習だな
今日の練習で決めっか
教室のドアを開け、そのまま自分の席に行く
荷物を置いて、また今来た道を戻る
っていっても要件は全く違う
途中にある、1ーAと書かれている教室の前で止まり、ドアを開ける
彰人「冬弥、いるか?」
軽く一声かけると、さっきまで本を読んでいた冬弥がすぐに顔を上げる
今のを漫画で書いて表したらパァッ!という表現になるだろう
本を置き、すぐ俺の方に来る
餌を用意された犬みたいに上機嫌でくる
冬弥「彰人、じつは今日いいことがあったんだ、聞いてくれないか」
上機嫌だったのはそういうことだったみたいだ
彰人「はいはい、何回でも聞いてやるぞ、すぐ終わらなそうなも話があるから中庭行くぞ、」
冬弥「!、ああ、分かった」
中庭
(今彰人くん達は中庭?という感じの..校門前?みたいな実装化されてる所にいます
通じる人がいるかどうかですが、類くんが司くんに虫投げたところです(司くんがご飯食べたりもしてた)
彰人「んで、冬弥いいことあったって言ってたが何あったんだ?」
花壇の(多分)所に座りながら冬弥に聞く
冬弥「いいこと、ではあるんだがそんな大層な話ではないのだが..いいか?」
彰人「んなん誰も気にしねぇよ、ちっちゃなことを聞きあうのも相棒としての仲だろ」
冬弥「そうか、ありがとう、本当に小さなことなんだがな..」
るんるんとした表情で冬弥にしては珍しい満面の笑みで話し始める
まあ、冬弥の話はなんか聞いていて楽しいからちっちゃなことでも別に話を聞かない理由がない
冬弥「実はな、先日司先輩と一緒にでかけたんだがな、珍しく和風な店があったから入ってみたんだ」
冬弥「そこで俺は久しぶりに緑茶を頼んだんだがな、」
冬弥「実はその時な、茶柱が三本ほど立っていたんだ..!」
キラキラ目を輝かせてこちらを見る
撫でてほしい犬のようにも想える
いや、犬の例え方は嫌だな
俺は犬が嫌いなんだ
彰人「へぇ、良かったじゃねえか」
茶柱が三本か..
ガキの頃に緑茶にチャレンジしたときに立ってたっけな
それ以来は見てねえな
三本は意外と凄えな
冬弥「す、すまない..変なことに時間を使ってしまって..」
彰人「いや、全然かまわねぇよ」
冬弥「ありがとう、それで彰人の話とはなんだ?」
彰人「ああ、謙さんが俺らをハコに紹介したいってよ」
冬弥「謙さんが..!?く、詳しく聞かせてくれ」
彰人「あせんな、じっくり話してやる」
・・・
冬弥「成程、勿論行かない理由はないな」
自信満々な顔で当然だ、というように反応する
彰人「まあそうだよな、当然だ」
冬弥「ああ、小豆沢はどうなのだろうか」
杏がこはねには話しておくと言っていたから話は伝わってるだろうけど
まだどうなのかはよくわからない
が、こはねの答えは絶対に俺達と同じだ
彰人「来るだろ、来なきゃそこまでの覚悟だ」
冬弥「そうだな、絶対に来る」
その後、なんの曲を歌うかを少しだけ話し合って別れた
そろそろ朝のホームルームの時間だ
自分の教室に戻り、席につくとホームルームが始まった
少し学校は憂鬱だが、練習のため頑張ることにした
大型スキップ
(ビビバスの練習風景は尺の為飛ばします)
謙「うし、お前ら準備はいいか」
彰人「いつでも行けます」
杏「うん、バッチリ」
冬弥「大丈夫です」
こはね「行けます!」
本番当日バックステージ
ついに俺達の番だ
謙「よし、行って来いお前ら」
ビビバス「はいっ!」
謙さんの声に背中を押されて俺達はステージへと立った
ライブ終了
彰人「..、クソが..」
ライブ終了後楽屋で悔しそうな俺の声がこぼれた
ライブは大失敗だった
全体に小さなミスが生まれた
そこからカバーに行こうと皆して
ごちゃごちゃに崩れた
こはね「ごめん..私がミスしちゃったから..」
杏「こはねのせいじゃないよッ、!これは、..私達のミスだよッ」
冬弥「そうだな..カバーのしあいで崩れた..俺達のミスだ」
ライブは大失敗した
これは俺達全体のミスだ
一人一人が悪いわけじゃない
楽屋の中に沈黙が流れた
その時楽屋のドアがあいた
謙「よぉ、派手にやったな」
杏「父さん..、」
謙さんが楽屋に来た
様子を見に来てくれたのだろう
謙「あれはお前ら全体の失敗だ、一人が悪いと思うな、自分を憐れむな」
楽屋に謙さんの声が響く
謙「…はあ、もうお前達今日は全員帰れ」
謙「こんな状態で口論したって何も意味がない。それなら全員体を休めて次に備えろ」
少しの間沈黙が流れる
その沈黙は冬弥が破った
冬弥「そう、ですね..その通りです」
杏「そ、だね..もう..帰ろっか」
こはね「、..うん、」
全員弱々しい反応で帰る準備を始めた
俺は..何も言えなかった
冬弥「じゃあ俺は先に出る、また」
杏「私も..じゃあね」
こはね「あ、私も..またね」
三人同時に帰ってゆき、楽屋には俺と謙さんだけが残される
謙「お前は帰らないのか?」
ドアに向いていた視線をこちらに移し話しかけられる
彰人「…いえ、そろそろ帰ります」
下を向いたまま答える
謙「そうか、..気負いすぎるなよ」
彰人「….はい、..では」
パタン、と後ろで音がして沈黙の廊下に俺は一人立ち尽くしていた
俺がハコをでて、その後来たのは公園だった
練習でも時々使うし、家からもそこまで遠くない所だ
周りに家が少ないから夜でも練習ができる
このとき時間はすでに夜の9時は過ぎていた
荷物を置いて息を吸う
彰人「ーーー!!!!ーーーーー!!!」
歌った、ずっと
だめなんだ、練習しないと
今日のライブの失敗の原因は俺だ
俺が踏み外した。
そこからこはねがカバーに行ってミスって後二人がカバーに回った
そこから崩れた
俺だ、俺のせいでライブは大失敗した
ずっと、ずっと歌った
何が何でも歌った
声が枯れても
頭が痛くても
時間という存在を忘れて何時間も歌った
彰人「ーーーー!!〜〜!..ッ、」
声がでなくなってきた
喉も渇き、カラカラになっていた
流石に少し休もうとして椅子に座ろうとしたが、
その前に俺は膝から崩れ落ちていた
一瞬、意味が理解できずパニクった
が、すぐに状況を理解した
当然だ、こんなことになるのは
だから謙さんは休めって言ってたのに
情けない、
なんとか立ち上がり椅子に座る
完全に体は悲鳴を上げている
そんなことは知っていたが水を飲み、立ち上がった
まともに立ててすらいないがそれからまた歌った
何回でも歌った
歌ってる途中激しく咳き込んだ
息もできないようなもので苦しかった
そのまま膝を付き、倒れる
今までの疲れがどっと体に来る
仰向けになり、空へと目を向ける
星はないが月が光っていた
何分かずっと見ていた
それから意識が遠のいていくような感覚になった
流石に春とはいえ夜は寒い
外に放置されちゃ体調は崩すだろう
いや、もう崩してんのか
手に握っていたスマホをつけた
助けを、呼ぼうとした
スマホには沢山の名前が羅列していた
ビビバスのメンバーはだめだ
皆疲れてる
暁山と変人ワンツーもだめだな
ただの迷惑だ
ブルーライトに目を細めながら下から順番に連絡する人を決めようとする
が、今はもう日が変わっている
こんなド深夜に電話をして迷惑でしかない
いねぇ、な
途切れかけている意識で必死に探す
諦めた頃、一番上、一番最近にメールでやり取りした奴の名前が表示されていた
彰人「…、は..ぁ」
一番上に表示されている名前に対してため息をつく
来て、くれるかはわからない
わからない、が仕方ないこの際は只一つの希望の光だ
瞼が重く目がもう開けられないぐらいだ
これを閉じたら絶対にもう自分で開けることはできないだろう
電話のボタンを押した
電話は、..繋がらない
まあ、そうだよな
カタッっと音がする
スマホが手から落ちた
少し遠くに行ってもう届かない
そのまま俺は目を閉じた
暗く、何も見えない場所へと景色が変わる
俺の意識は暗闇に引きずり込まれた
ガチャ
はい、殴り書きって怖い
後半2000文字ぐらいは殴り書きです
語彙力死んでてごめん
んじゃばいちゃ
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