それから僕たちは守りに専念をして、30分程経った時…
残りチームが10となったため、
マップを変更します。
「それってどういう…」
突然全チームの核と人が見えた。
「..!?おい、どういう事だよこれ!?」
「いくらなんでも近すぎるよ..,」
みんなのチームが困惑している中、1人が速攻で相手のチームへと特攻した。
「これだったらやりやすいなぁ!おらぁ!」
残りチーム9
残りチーム8
「なぁ、あれって最初に何も聞かずに突っ走ってた奴じゃねぇか…?」
「ほ..本当だ…」
「あの人バーサーカーみたいに見える…」
「あいつが敵の核壊してくれるから後は全力で防衛すればいいよな..?」
「おい!あいつを止めろ!やられるぞ!」
「止めろったってどうやって!?」
「コイツ動き早すぎるだろ!」
残りチーム7
全員が彼の行動に焦っている。
何よりも動きが速すぎるのだ。
身体能力を上げる魔法..?
「それよりも…なんでみんな立ち止まってるの…?」
「?そりゃぁ焦って驚いてるし立ち止まるだろ」
「そうなのかなぁ…普通立ち止まるなら核を囲うように立ち止まるけど…
誰かを見てるように立ってるんだよね…」
「うーん?あ…手の形…変じゃない..?」
「…!みんな!魔力探知だ!」
「え?あぁ。」
地面から段々と魔素の線が伸びてきている。
「うわっ!?何だこれ!」
「手の形がおかしいのは魔素を線状にして伸ばしたかったからだよ!立ち止まってる理由もそれだ!」
「魔法が飛んでくるよ!」
魔素が僕たちの核の陣地に入った途端に、魔素が陣地を覆うように膨れてきた。
「シールド!」
魔素が針に変換された。
当たっていたらひとたまりもないだろう。
「あっ…あっぶねぇ…」
「移動をしないでに相手に攻撃するつもりだよ…」
「どうする!?このまま防げる訳でもないよね!?」
「相手の核を…壊そう..」
「そうだよな。方法はそれしかねぇ!」
「でも核はどうするの…?」
残りチーム6
「うーん…悩むところはそこだよね…」
「防衛魔法使えるから君が防衛でいいか?」
「うーん…そうしよう。」
「気をつけてね!」
「そっちもな!」
「じゃぁ、行くよ…ステルス!」
残りチーム5
「あとチームは2つ!あのバーサーカーのやつと一緒に行くぞ!」
「何だお前ら…俺は1人で充分だ。」
「そんな事言うなよ!あとチーム2つだから少しぐらいいいだろ!」
「好きにしろ。ついて来られるならな。」
「うぜぇなあいつ。」
「急ごう!」
「来たのかお前ら。ターゲットはここだ。」
「何やら罠を張ってそうだな。」
「あぁ。罠だらけだ。引っかかれば死ぬと思え」
「マジか…」
「それでだ。お前のステルスを使う。」
「私..?罠なんて見えないし防げないよ..?」
「違う。ステルスで罠ごと越えていく。罠を越え、落下する時に時間が掛かる。その時に反撃を喰らうことがある。」
「それで探れないステルスを使うってことか。」
「てかお前の魔法なんだよ。」
「言わなくてもいいだろ。」
「言えよ。チームだろ。」
「ッチ。身体強化だよ。」
「なるほど。分かった。よし!行くぞ!」
「うん!ステルス!」
「俺は囮になってるから行け!」
「そうさせてもらう…ぞ!」
「うわっ!?急に現れたぞコイツ!?」
「反撃する…」
残りチーム4
「おっしゃ!ナイス!」
「やったね!」
「お前らが居なくても背後から行けたがな。」
「もうちょっと喜べよ。」
「まだ喜んでる暇はないぞ。後1チームある。」
「あっ、そうか。あっ!あいつ防衛大丈夫か!?」
「俺は帰らない。このまま相手の核を壊す。」
「俺らは一旦戻るか!」
「1人で大丈夫かな..?」
「あいつは何でか任せられる人間って思えるんだよな。」
「確かにね。」
その頃防衛をしているネマは…
「早く終わって欲しい…」
「魔力探知と背後の奇襲確認…シールドの維持…」
「辛すぎる…」
残りチーム4
「あっ!やってくれた!よしよし…後は1チームのみ…だ…」
突然他のチーム全員が襲ってきた!
「…!?ラージシールド!!」
超大きいシールドを出した!
魔素の消費が凄い…倒れそうだ..
「やばいぞ!俺らの核が壊される!早くしろ!」
「ま…まさかチーミング..!?」
ネマ以外は核を壊す。ネマは防御魔法を使えるから安心だと思っていた。それが間違いだった。
最後の1チームの核を壊せば勝ち。そして、ネマは1人。
つまり狙うは全員でネマのチームの核を壊す。
しかし、あのバーサーカーのやつよりも速く壊さないと負ける…
これはどちらが速く、核を壊せるか…50m走の勝負である。
「通さないぞ…ぉ..!」
「やばいぞ!早くこの魔法を壊せ!」
「今してるわ馬鹿野郎!」
今にも吐きそうだ。
超高速で魔素を放出しているのでとても気持ち悪い。
「うおああああああ!!」
パリィン!!
「うっ… 」
残りのチームが3となったので試験を終了します。
「クッ…..クッソぉぉぉぉ!!」
「やったぞお前らああ!! 」
シールドが破られ、核が破壊されてしまった。
僕が…もっと修行していれば…
合格したチームを発表します。
チーム34
チーム9
チーム20
となります。
「は..?」
「な…何で…俺のチームが…合格してねぇんだよ..?」
「ま…まさか..!! 」
1人が自分の陣地へ笑みを無くして戻って行った。
「あ…あ..あ”あ”あ”!!」
「ど..どういうこと…?」
「お…生きてたか!危なかったな..!全員が俺らの陣地に来るとは思ってなかったぜ…」
「一体何が..?」
「私たちの核が壊される直前に、あのバーサーカーくんが相手の核を壊してくれたの。」
「多分、アナウンスが私たちの核が壊された時になったから..紛らわしかったよね。」
「そ..そうなんだ…良かったぁ…」
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