こうして魔法試験が終わり、魔法ランクが
BからAへと昇格した。
魔法試験から少し日が経ってから…
「ん?僕宛ての手紙だ。」
よう!ネマ!そっちはどうだ?魔法ランクAになったか?俺はもうとっくになってるぜ!
Sになるにはもう少し時間がかかるけどまぁお前よりは早く上がってみせるわ!
そういえば最近魔物の動きが活発になってるんだっけ な。これも魔王の影響だな…
でもよ、なんで魔王は攻めてこないんだ?
街1つを消失したのに襲ってこないのが不思議なんだよなぁ。
まぁ魔法ランクAになったら手紙で教えてくれよな!次はSだ!
「あ…手紙書いてなかった…」
その次の日に、シンくん宛に手紙を送った。
「そういえばレイはどうしてるんだろう?手紙も来ないし大丈夫かな…」
その頃レイは…
「あ、魔法ランクAになった事手紙に書くの忘れてた!」
同じであった。
「シンくんも魔法ランクSに向けて励んでいるし…僕も頑張らないとなぁ…」
「といっても…次の試験半年後なんだよね…」
魔法試験は半年事に行われている。
魔法試験に行った人は死に至ることもあるため参加人数は魔法使いの1/100に満たない。
なのでランクが上がるごとに参加人数は少ない。
しかしSなどは相手全員がプロレベルであり、昇格するだけでも難しい。
もちろん生きて帰れるのも難しいのである。
緊急事態発生。緊急事態発生。
ギルドのパーティを作られているメンバーと、腕に自信がある人は直ちに街の正門へ向かってください。
魔王軍の1部隊が現れました。
「な..何だ急に..!?」
「う..嘘だぁ!」
「誰か!助けてぇ!」
様々な人の叫び声が聞こえる。
早く行かないと..!
「おいそこの子供!早くこっちに来い!死ぬぞ!」
「えっ?僕ですか?」
「あぁそうだよ!早く!」
「え..僕子供じゃな…」
おじさんに勢いよく腕を引っ張られた。
「あの..!?話聞いてますか!?」
強引に避難所に連行された。
「あの…僕子供ではないんですけど…」
「あ?あぁ..そうかすまない。でも外は危険だ。一般人が出ていい訳が無い。」
「僕一応冒険者なんですけど!?」
「なぁにバカな夢言ってんだ。現実を見ろ。」
(あぁ..話をちゃんと聞かないタイプの人だ…)
「僕..外に行かなきゃならないので!では!」
「あ!おい待て!言うことを聞けー!死ぬぞー!」
「正門ってどっちだっけ..!?」
「正門は..こっちだよッ!!」
ギャン!
思いっきり首を殴られた
「ま..魔物!?」
「なッ…なんでお前立っていられるんだよ!?思いっきり殴ったんだぞ!?首ィ!?」
「シールドスラッシュ!」
「ギェ…」
「危機一髪だった…」
「もう..侵入されたのかな…?一体どういうこと…防衛した人達はどうなってるんだ..!」
急いで正門へと向かった
「…あ!いた!」
一生懸命に魔物と戦っている姿が見える。
ならさっきの魔物はどこから..?
「待てよ…さっきの魔物…正門と逆から襲ってきたよね…?という事は…!」
急いで避難場所に向かった。
「みんな!大丈夫ッ…」
そこには無惨にも…切り刻まれ、噛まれ、まるで拷問のような仕打ちで殺されている…
「…ッ!」
「うええぇん…」
「..!子供の声だ!大丈夫!?そこに居るの!?」
「助けてぇ…お母さんがぁ…お母さんがぁ!」
どうやら母親が子供を庇うようにして死んでいる
「大丈夫…大丈夫だから…もう怖くないよ…」
「う..うわぁ!!お兄ちゃん後ろに!」
「シールド」
「ウギャッ!?何だコレは!?」
「お前か?この仕業は?」
「ヘヘン!ソウダヨ!人間をいたぶるのっていいよなぁ!喚き声が爽快なんだよなぁ!」
ズコォァン!!
ブシャァァ…
「なら..その痛みと苦しみ…僕も聞きたいな。」
(コイツ…ヤバい!ニゲナケレバ!)
「まずは右腕。」
「左腕。」
「右足。」
「左足。」
「関節。」
「肩。」
「耳。」
「も…モウヤメテクレ…!殺して…コロセ!!」
「皮膚。」
「ギャアアアア!!」
「目。」
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!もういいよ!!もう見たくないよ!! 」
「….!あ、あ…体が無意識に動いて…」
「もうあのバケモノ死んじゃったよ。」
「…僕がやったの..これ…」
「うん…お兄ちゃんは何も思わなくていいよ!悪いのはコイツらなんだもん!お母さんだって…コイツに…」
「…とりあえず逃げよう…安全なところに避難をしないと。」
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