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ボカロの歌詞に沿った?話、第一作目です。考察も含めてストーリー作成をしているので、少し解釈違いがあるかもしれませんが、ご了承お願いします。
ボカロの良さを知ってもらいたいのと、歌詞に沿った物語が書きたいということで作成しました。お楽しみください。
今回の曲は。
【なんてね】[citrus fossil]feat.雪歌ユフ
歌詞
何気ない一言に すべてを変えられてしまうほど
貴方は私の世界で それ以上に求めるものはない
不意に出る溜息に 心が引っ掻き回されて
とうにもうぐちゃぐちゃで 形作るそばから崩れてく
貴方の視界に映らなきゃ 私はそこにはいないでしょう
霧散する自意識を 固めてくれるのは貴方だけ
貴方が知る人みなごろしたい
別に私だけでいいでしょう?
正直老若男女ゆるせない
私のことを見てくれないなら
それかもう貴方の前で死にたい
いつまでも鮮明に焼き付いて
ずっとずっと生きていくのでしょう
なんてね 全部全部冗談よ
なんてね 全部全部冗談よ
少し短い曲ですが、聞いてみるととてもいい曲です。
cpは玲潔で。
俺は潔世一が好きだ。
「玲王のそういうところ、俺好きだ!」
何気ない一言に、テンションも、体温も、好感度も、上がった。ここで潔世一のことを好きになった。俺の中の全てはここで変わった。
俺の生きる中で、こいつ以上に好きになるやつ、欲が掻き立てられるようにほしいやつなんて、そんなものはいない。もう潔さえ手に入ればいいとさ、え思ってしまうようになった。
「はぁ…」
「ど、どうしたんだ」
ヤバいどうしよう、俺なんかしたか??嫌なこと言ったか?練習疲れた?悩み?好きなやつ…でも、できたのか?そういう思考に至ったときに、俺の心は、いつも引っ掻き跡でいっぱいだった。猫のいたずらのように。ズタボロに崩れていった。器用な俺でさえ、直すことができない。直せるのは潔だけだ。でも形を作っても作っても、潔によって破壊されてしまう。
俺はいつでも潔の視界に写っていたい。映っていなくてはいけない。少しでも意識をこちらに向けてもらわなくては、俺は崩壊するから。潔のそばにいれる時はいたし、潔の視界に映っていない時は、俺はその場にいないだろう。
そして俺に好意を、意識をちっとも向けてくれないのであれば、微塵も向けてくれないなら、俺はそこに存在できただろうか。
ぼー……
「玲王?最近よくぼーっとしてるけど大丈夫か?」
潔のことしか考えられなくて、最近ぼーっとする事が多くなった。意識がよく霧散してしまっていた。でもこうして潔が話しかけてくれるから、正気を保てるし、意識がきちんと固まっていられる。
潔には、俺だけでいい。潔の知り合いをみなごろしたい。潔は、俺しかいらないんだ。俺だけでいいだろ?潔?。正直、マスターたちでも、例え凪たちでも、絵心でも、アンリさんでも、家族でも。潔が俺のことを見てくれないなら。。
それか潔の前で死んじゃいたい。潔の眼の前で死ねば、脳裏に鮮明に焼き付いちゃって、もう離せない、離させない。焼き印みたいでいいよな。どんな形でも潔の頭の中に残れるなら。俺との記憶がそこにあるなら。その焼き印をつけたまんまでずっと生きていくんだろ?
「なんてな、全部全部冗談だ。なんてな、全部全部冗談だよ。」
「?」
潔が俺の思考を理解する日なんて到底こないだろう。来たとしたら地球が終わる日だろうな。だって、潔は鈍感で、残酷で、可哀想な奴らを大量生産する最低野郎、なんだから。仕方がないんだ。