テラーノベル
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おっはよー‼️
今日は友達のリクエストでオリキャラのBLを書こうと思います!!!
但し、R18はありません!!
ごめんなさい!!!笑
面白いかは貴方次第!!!!!!
ってことで、どぞ(っ´∀`)っ
小岩謙斗 受け
凜英と幼馴染で付き合っている
水野凜英 攻め
謙斗と幼馴染で付き合っている
謙斗視点
俺は、雨が嫌いだった。
音が、記憶を連れてくるから。
アパートの薄い壁を叩く雨音は、昔の家で聞いた怒鳴り声に似ている。
酒臭い息、理不尽な拳、理由のない沈黙。
――「お前は要らない」
何度も、何度も、心に刻まれた言葉。
凜「……また、考えてた?」
その声に、俺の肩がびくりと揺れる。
水野凜英。幼なじみで、今は同じ大学に通う恋人。
謙「別に」
反射的にそう答えてしまうのは、昔からの癖だった。
助けを求めることを、覚えられなかった子どもだったから。
凜英は無理に追及しない。ただ、俺の隣に腰を下ろす。
触れない。でも、離れない。
凜「今日さ、覚えてる? 小さい頃、謙斗が泣きそうだった日」
俺は息を詰める。
覚えている。忘れるはずがない。
――夜の公園。
家に帰りたくなくて、ブランコに座っていた。
震える手を隠すみたいに、膝を抱えて。
凜「俺、あの時何も分かってなかった」
凜英の声は低く、真剣だった。
凜 「でもさ、謙斗が“帰りたくない”って言ったの、あれ初めてだったよな」
(謙斗の喉が、きゅっと鳴る。)
謙「……怖かった」
ぽつりと零れた声は、雨より小さかった。
謙「誰かに言ったら、もっと酷くなる気がして」
凜英は、今度は逃げなかった。
ゆっくり、俺の手を取る。
凜「もう、あの家はない」
強く、でも優しく。
凜「今は俺がいる。謙斗を傷つけるやつから、全部守る」
俺は笑おうとして、泣いた。
情けなくて、嬉しくて、怖くて。
謙「……凜英はさ」
凜「うん」
謙「俺が壊れてても、そばにいる?」
凜英は即答だった。
凜「壊れてない。傷ついただけだ」
凜「傷は、ちゃんと一緒に治せる」
額を寄せる。
子どもの頃みたいに、でももう逃げない距離で。
雨音はまだ続いている。
それでも、俺は初めて思った。
――この音は、終わりじゃない。
過去を洗い流す、始まりの音だ。
夜中、俺は息ができなくなって目を覚ました。
喉が締めつけられる。
胸の奥がざわついて、空気が入ってこない。
――違う。ここは、あの家じゃない。
分かっているのに、体が言うことをきかない。
視界の端で、影が動いた気がして、反射的に身を縮める。
謙「……っ」
自分の声が、ひどく子どもっぽく聞こえた。
次の瞬間、布団が静かに揺れた。
凜「謙斗」
凜英の声。
低くて、落ち着いていて、現実の音。
凜「触るぞ。いいか」
――許可を取られることに、胸が痛くなる。
昔は、そんなもの存在しなかったから。
俺は小さく頷く。
凜英の腕が、ゆっくりと背中に回る。
強くない。逃げられる余地を残した抱き方。
凜「大丈夫。今は夜。ここは俺の部屋」
凜「怒鳴るやつも、殴るやつも、いない」
謙斗の呼吸が、少しずつ戻ってくる。
謙「……俺さ」
凜英の胸に額を押しつけたまま、俺は呟いた。
謙「ちゃんと覚えてるんだ。全部」
凜英の身体が、わずかに強張る。
謙「音とか、匂いとか」
謙「ドアの閉まる音で、心臓が止まりそうになる」
言葉が止まらない。
止め方を、知らなかった。
謙「“躾だ”って言われてさ」
謙「泣くと余計怒られて……だから、泣かない練習した」
凜英の手が、背中で拳を作るのが分かった。
怒りを抑えている証拠。
謙「……俺、いい子じゃないと」
謙「存在しちゃいけないって、思ってた」
沈黙。
それが、拒絶じゃないと分かるまで、俺は目を閉じて耐えた。
凜「謙斗」
凜英は、初めて怒りで少し声を震わせた。
凜「それ、全部間違いだ」
謙斗の顎を持ち上げ、無理に目を合わせない。
視線が合う位置に、いるだけ。
凜「お前が何も悪くないって、俺が証明する」
凜「時間かかっても、何度壊れてもいい」
額に、そっと口づける。
凜「……俺は逃げない」
謙斗の目から、静かに涙が落ちた。
凜「……凜英はさ」
声が掠れる。
謙「俺が嫌にならない?」
凜英は、苦しそうに笑った。
凜「嫌になるなら、とっくになってる」
凜「幼稚園の頃から、ずっとだ」
俺の胸が、ずきりと痛む。
謙「……あの時」
謙「ブランコで、帰りたくないって言った時」
凜「うん」
謙「本当は、“助けて”って言いたかった」
凜英は、俺を強くを抱きしめた。
今度は逃げ道を作らない。
謙「今言えた」
凜「それでいい」
俺は、凜英のシャツを握りしめる。
初めて、壊れている自分を隠さずに。
謙「……助けて、凜英」
凜「何度でも」
その夜、謙斗は初めて、
夢を見ずに朝まで眠った。
主 (ごめんなさい🙏
ここから誰視点か分からないです笑
だから名前で描きます!!!)
謙斗が“いい子”をやめられなくなったのは、八歳の冬だった。
その日は、学校でテストを返された日。
平均点より少し下だった。
家に帰る途中、胸の奥がずっとざわざわしていた。
怒られる。
理由は、それだけで十分だった。
謙「……ただいま」
返事はなかった。
その沈黙が、もう罠だった。
謙父「何点だ」
背後から声が落ちてくる。
謙斗は振り向かず、答案用紙を差し出した。
次の瞬間、紙が床に落ちる。
謙父「ふざけるな」
理由は聞かれなかった。
言い訳の余地もなかった。
腕を掴まれ、壁に押し付けられる。
視界が揺れて、耳鳴りがする。
謙父「お前は、なんで普通にできない」
“普通”が何か、教えられたことはない。
謙「……ごめんなさい」
その一言で終わると思っていた。
でも、その日は違った。
床に正座させられ、
「反省しろ」と言われたまま、何時間も放置された。
寒かった。
足の感覚がなくなって、
途中から、時間の概念もなくなった。
泣いたら怒られる。
動いたら怒られる。
だから、動かなかった。
――このまま、消えてもいい。
そう思った瞬間、
ドアの向こうから、子どもの声が聞こえた。
凜「謙斗ー!」
凜英だった。
隣の家に遊びに来て、
たまたま、名前を呼んだだけ。
でも、その声を聞いた瞬間、
謙斗の胸に、初めて“希望”が浮かんだ。
助けて。
今なら、言えるかもしれない。
謙「……っ」
息を吸った、その瞬間。
凜「返事するな」
低い声。
背後に立つ影。
謙父「恥を晒す気か」
その一言で、希望は叩き潰された。
謙斗は、黙った。
声を、飲み込んだ。
凜英は何度か呼んで、やがて帰っていった。
その夜、謙斗は学んだ。
誰かを呼ぶと、罰が増える。
助けを求めることは、裏切りだ。
現在。
凜英が帰宅すると、部屋は異様に静かだった。
凜「謙斗?」
返事がない。
寝室のドアを開けると、
謙斗はベッドの端に座っていた。
膝を抱え、視線は床。
完全に、過去に引き戻された姿勢。
凜「……どうした」
近づこうとした瞬間。
謙「来ないで」
凜英の足が止まる。
謙斗の声は、冷たかった。
感情を切り落とした、昔の“いい子”の声。
謙「……俺」
謙「昨日、夢で思い出した」
凜英は黙って聞く。
謙「助けてって、言いかけた」
謙「でも、言わなかった」
ゆっくり、顔を上げる。
その目は、凜英を見ていなかった。
謙「……だからさ」
謙斗は、淡々と続けた。
謙「凜英がそばにいるの、危ない」
胸が、嫌な音を立てる。
謙「俺、また同じことする」
謙 「頼りそうになったら、全部壊す」
凜英が一歩踏み出す。
凜「それでも――」
謙「違う!」
初めて、声を荒げた。
謙「凜英は、優しいから!」
謙「だから……俺がダメになる!」
呼吸が乱れる。
謙「助けてって言ったら」
謙「俺、また罰を受ける気がする」
凜英は、何も言えなかった。
謙斗は、立ち上がる。
謙「……離れて」
目は伏せたまま。
謙「俺、ひとりで平気だから」
それは嘘だった。
でも、真実でもあった。
ひとりで壊れることには、慣れている。
凜英は、その背中を引き留められなかった。
ドアが閉まる音がする。
その音は、
あの日、凜英が帰っていった時の音と、
ひどくよく似ていた。
謙斗は、凜英のいない部屋で暮らし始めてから、
“何もしない”ことが増えた。
食べない。
眠らない。
連絡を取らない。
それは罰だった。
誰に命じられたわけでもない、自分自身への。
――頼らなければ、誰も傷つかない。
そう言い聞かせながら、
謙斗は少しずつ、自分を削っていった。
講義にも出なくなった。
カーテンは閉め切ったまま。
昼か夜かも、分からない。
スマホが鳴る。
凜英の名前が表示されている。
でも、出ない。
出たら、
「大丈夫?」と聞かれてしまう。
その瞬間、また“助けて”が喉まで上がってくる。
それが、怖かった。
床に座り込み、壁に背を預ける。
息が浅くなる。
謙「……俺は、ひとりで平気」
声に出しても、部屋は何も返さない。
ただ、身体だけが正直だった。
ふらつき、立てなくなり、
そのまま、床に崩れ落ちた。
――このまま、消えても。
思考が、あの冬の日に戻ろうとした、その時。
凜「謙斗!!」
ドアが、乱暴に開いた。
凜英だった。
顔色を変え、靴も脱がずに駆け寄ってくる。
凜「……何、して……」
声が出なかった。
喉が、音を拒否した。
凜英は、謙斗の身体を抱き起こす。
軽すぎて、息が止まりそうになる。
凜「なんで……」
声が震えている。
凜 「なんで、全部ひとりで背負うんだよ……」
謙斗は、ぼんやりと天井を見つめた。
謙「……来るなって、言った」
凜「無理だ」
凜英は、強く言った。
凜「置いていけるわけない」
謙斗の額に、自分の額をぶつけるようにして。
凜「俺はさ」
凜「救えなかった過去を、もう一回繰り返す気ない」
その言葉で、
謙斗の中の何かが、音を立てて崩れた。
謙「……怖かった……」
かすれた声。
謙「頼ったら……また、壊れると思って……」
凜英は、何も言わずに抱きしめた。
逃げ場を作らない、でも痛くない力で。
凜「壊れていい」
凜「その時は、俺が一緒に壊れる」
謙斗の肩が、震え始める。
謙「……ずっと……助けてって……言えなかった……」
凜「今、言ってる」
凜英の声は、確かだった。
凜「それでいい」
それからの生活は、
劇的に良くなったわけじゃない。
謙斗は、今も時々、過去に引き戻される。
夜中に目を覚まして、息ができなくなることもある。
でも。
謙「凜英……」
そう呼べば、
必ず、返事が返ってくる。
凜「ここにいる」
同じ部屋で、
同じ朝を迎える。
一緒にご飯を食べて、
他愛もない話をして、
時々、何もできない日もある。
それでも、いい。
謙斗は、ある日、ぽつりと言った。
謙「……俺さ」
謙「生きてていいのか、まだ分かんない」
凜英は、即答しなかった。
代わりに、手を握る。
凜「じゃあ」
凜「一緒に探そう」
謙斗は、初めて、少し笑った。
過去は消えない。
傷も残る。
それでも。
ひとりじゃない未来は、
確かに、ここにあった。
はい!!!!!!!!!!
終わりです笑
長かったね笑笑笑
約5080文字𐤔𐤔
最後まで見てくれてありがとね😘😘
感謝するよ😎👍 (誰やねん。お前)
因みにこのカプの名前は
『凜謙』(りんけん)
です!!!!!!!!!! (ビックリマークが多い)
続きが見たい人はコメントで教えてね!!
2日あれば投稿します💪💪💪
まぁそんなとこなので!
じゃ!ばいばい!
コメント
4件
いいお話すぎる🥲︎ おはよう…??? ちなみに名前なんて読むのか教えていただきたい、、。 バカですいません…