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─注意─

この物語は死ネタを取り入れています。苦手な方は即座にバックをお願いします。本編始まります。

────








七人でのシャアハウスが始まり数年たったある日のことだった。ふみや以外の六人が真っ白い部屋に閉じ込められていたのだ。出れたらきっといつもの日常になる、そう誰もが思っていたのに…まさかあんな事になるなんて、誰もが思っていなかった、、、



─第1話:幼馴染のいおとさる─

「ん…?どこだ、ここ…」

目が覚めるとここは辺り一面真っ白で頭がおかしくなりそうだった。

「あ…!猿ちゃんやっと起きた〜!もう、心配したんだからね!」

幼馴染のいお兼本橋依央利が近寄って来た。いおの首元にはNo.103と書かれてあった、恐らく俺の首元にも書いているのだろうか…

「いお…この部屋なんなんだよ」

俺は思わずいおに問い掛ける

「ん〜…、そんなこと言われても分からないけど、多分ここ〇〇しないと出られない部屋…だね」

「んだよそれ…あ?なんか書いてあるぞ」

「え?どれどれ?」

と言いつついおは読み出した

「“この部屋は1人殺めないと出られない部屋”」

ふーん…殺さないとでられな─

「はぁ…?!正気かよ!」

「らしいね…仕方ない…」

いおは部屋においてある1つの銃を俺に投げる

「いお…?お前…」

「ふふっ…猿ちゃんなら分かるよね?僕が今やってる行動…」

「まさか…お前…!?」

いおは俺に“殺せ”と言ってきているんだ、確かに喧嘩には強いがそんな想定事出来ない…

「猿ちゃんはさ…僕より若いしそれに…皆から愛されてる…」

「いおより若いって…1歳年下なだけだろ…」

いおはなんだか切ない顔をしていた。

「何より僕は、猿ちゃんに生きていて欲しいんだ。僕は愛なんて知らない…空っぽの人間だから…」

「いお…」

「だから…ね…?」

「お前…だったらなんで─」

“泣いてるんだ…?”

「へ…?僕が、泣く、?そんな事ッ…ねぇ、…猿ちゃん、僕の気が変わらないうちに…殺して…」

「…」

「猿ちゃん、?」

「殺さねぇー、俺に命令すんな。」

「そっか…相変わらず頑固だね…」

いおはおもむろに銃を己の頭に突きつけチャカを引く

「またね、猿ちゃん…来世で…」

「いお─」

その言葉を最期にいおの頭を鉛玉が貫通した。

「お前がいなくなれば俺はどうしたら…」



─No.103脱落─





次回:君と僕との最後のペア

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