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ある日、ミナは突然の吐き気を催してトイレに駆け込んだ。
ミナ「ケホッ…オエエエエ」
ミナ「…なんでだろ…。」
この時は、ただの体調不良だと思っていた。
しかし…。
その症状は数日経っても治らなかった。
ミナ「ケホッケホッ…もう…やだ…。」
流石に異変を感じたから、相棒サナと一緒に病院に行った。
サナ「絶対大丈夫やから」
ミナ「…うん…。」
スタッフ「名井南さん〜」
ミナ「じゃあ行ってくるね。」
サナ「うん、いってらっしゃい」
先生「本日はどのようなご用件で?」
ミナ「最近ずっと吐き気が続いていて…。」
先生「そうですか…ちょっと見ますね」
そこから何分か沈黙が続いた。
その沈黙を破ったのは…当の本人ミナだった。
ミナ「先生、どうなんですか?」
先生「…非常に申しにくいのですが…ミナさんは「天使病」です」
天使病とは…。
背中から羽が生えてくる。
その羽に栄養を取られて死んでしまう奇病。
ミナ「天使病…治るんですよね!?」
先生「残念ですが…治りません…余命もあって持っても残り5ヶ月でしょう…。」
ミナ「そうですか…ありがとうございました」
先生「はい…。」
サナ「みーたん!どうだった…?」
ミナ「天使病、余命5ヶ月。」
サナ「え…。」
サナはすぐに状況が飲み込めなかった。
けど、一番辛いのはミナだという事を忘れていなかった。
これは、私と君のサヨナラまでの物語_。