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大森さんが酔ってるのが新鮮✨
やばいずっとニヤニヤしながら読んでました(不審者) 甘えんぼに見せかけて襲う悪い男❤️さんよすぎ、、
わぁ……お酒って素晴らしい
ピンポーン
静かな部屋にチャイムの音が鳴り響く。
こんな時間に誰だ?
ふと時計を見るともう既に夜中の1時を回っている。
インターホンを覗くとそこには見慣れた恋人の顔。
元貴…?
急な訪問は初めてで、心配になる。
慌てて玄関の扉を開けると、ぶわっと香水のや煙草の混ざったような匂いが広がった。
「元貴、どうしたの?」
そこにいた元貴の顔はいつもより顔が赤くなっていた──
「おっと!大丈夫、?」
扉から顔を出した俺に、突然抱きつくようにもたれかかってきた。
「急にごめんね。わかい」
どうやらかなり酔っているようだ。
そういえば今日飲み会だっていってたっけ。
元貴は喉のことを考えてあまり普段は飲まないようにしているから、おそらく飲まされたのだろう。
「ん〜、全然いいよ。それより結構しんどそうだけど大丈夫?」
「んぅ、ん。だいじょーぶ。飲んでたら急に会いたくなっちゃった。」
いつもよりふわふわ喋るななんて考えていた所の不意打ちに見事にやられながら、
とりあえず家に上がってもらおうとする。
足元のおぼつかない元貴を引っ張りこちらもフラフラしながら何とか玄関の扉を閉める。
「よし、とりあえずここでいいかな。気分どう?」
「ん〜。ちょっと酔ってるかもぉ。ふわふわする」
絶対ちょっとなんかじゃないでしょ。
こんなべろべろになって、他の人しかも女の子の匂いもついてるくせに。
「も〜しょうがないなぁ。部屋いこ」と、声をかけてリビングに向かおうとする。
元貴は唸り声のような声で返事をしているけど、動く気配はない。
「ひろと」
甘い熱を持った声で俺の名前を呼んでくる。
「っん…!」
元貴を支えるために肩に手を回していたおかげで元貴と俺の顔が近づいていた。
突然のことに取り乱して変な声をあげてしまい羞恥心にやられそうだ。
「ちょ、ちょっと水取ってくるね!」
元貴を少し乱暴に床に座らせてキッチンへ向かう。
冷蔵庫から水をとる間も終始心臓がバクバクと騒がしかった。
「はい。水飲んで」
そう言いペットボトルを差し出しても元貴はこちらをじっと見つめるだけで受け取る素振りを見せない。
「元貴〜?お水飲まないの?」
と聞くとと首を横に振るから不思議に思う。
「ひろとが飲ませて」
「え」
どうしたんだろ。きょうは甘えただなぁなんて考えていると
「いいでしょ?」
と念を押される。
ふと元貴の方をむくと赤くなった頬と耳、少し荒い吐息をさせながら眉毛を垂れさせている。
うっ
俺が元貴のお願いに弱いのを知っていてこれをしているのだろう。
タチが悪い。
それでも結局折れてしまうのがそうさせる由縁なのだろう。
「しょうがないなぁ。…こっち向いて」
そう言うと口に水を含み元貴の頬に触れる。
「ん……」
冷え冷えだった水は口の中にあったからか少し生ぬるくなっている。
全部移し終わると元貴の顔が離れていった。
「飲めた?」
「うん。ありがと」
ようやく落ち着いたのかなと思い、
「立てそう?」
と聞くと
ん、と立たせろとでも言うように手を伸ばして来る。
「も〜しょうがないなぁ。今日の元貴くんは甘えたですねぇ〜」
なんておどけながら手を取ると
───ぐっと握った腕を引っ張られてバランスを崩してしまった。
「うん。今日は甘えたい気分なの。だからさ、甘やかしてね。わ〜かい」
いつもより低い声で耳元で囁かれる。
思わずビクッと反応してしまう自分が憎たらしい。
元貴の顔を見ると口をにぃっと三日月の形にして笑っていた。
なんかヤバそう…
───そんな元貴の顔がだんだんとこちらに近づいてくる。
「ん………、ん、ぅ」
元貴の手が腰と頭に回され、口にはぬるりとそのまま舌を入れられた。
刺激に小さく体がはねる。
気がつくと少しずつ床に倒されていて、元貴が俺の上にまたがるような体勢になっていた。
息をするためか口が少し離れたと思えばそのままさらに深く舌が押し込まれる。
あ、やば。クラクラする。
元貴の口内に広がるお酒の匂いでクラクラしている頭にちゅ、くちゅと水音が響く。
舌の先をじゅうっと吸われると身体が火照るのを感じた。
散々俺の口で遊ぶと元貴の顔が離れる。
お互いの間に引く銀色の糸が伸びていた。
「あ、ふっ…」
荒くなってしまった息を整えていると
「かわいい。相変わらず口ちっちゃいね」
なんて得意げな顔で言ってくるからポコッと肩を軽く殴る。
「元貴、向こう行こ」
と寝室へ向かうため元貴の両肩を押して起き上がろうとするもビクともしない。
なんなら聞く耳を持たずに俺の服の中に手を入れてくる。
「ちょっと待って!ここ玄関だよ?!せめて寝室行こうよ 」
中途半端なところで切ってしまい申し訳ないです。
昔見た他界隈のお話を思い出してつい書いてしまいました。
今のところは続き考えてるんですが、いかんせん行為を書くのが苦手でして…
他のお話もそれで止まってます笑
続き頑張って書きますのでよかったらまた見ていただけると嬉しいです✨️