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屋上に行こうと思った
数日前―――。
ゾム
「なぁ、二人共」
シャオロン
「なんや」
鬱
「珍しいな。zmが聞いてくるなんて」
ゾム
「そうか?」
ゾム
「屋上の姫って知ってる?」
鬱
「?ナニソレオイシイノ…?」
ゾム
「あ、知らないな()」
シャオロン
「知らないパターンだな()」
鬱
「え?シャオちゃん知ってるん?」
シャオロン
「そりゃ有名だしな」
ゾム
「いつも屋上で絵を書いてる女の子」
ゾム
「その絵は、プロが顔負けするくらい」
鬱
「へぇ〜…」
屋上の姫…ね
コネシマ
「おっはよ〜!」
ゾム
「あ、シッマ」
シャオロン
「屋上の姫って知ってる?」
コネシマ
「え?おん。知ってるけど…」
鬱
「え?なになに?置いてかれてんの俺…?」
コネシマ
「え。大先生知らんの…?」
鬱
「…うん」
ゾム
「だからさっき説明しとってな」
鬱
「…可愛い子かな?」
シャオロン
「それはないぞ…」
鬱
「ちゃうわ!姫って言われてるし…」
鬱
「かわええんかなぁ〜…と」
ゾム
「さぁ…俺も噂だけやし…」
コネシマ
「見たことある人、少ないらしいで」
コネシマ
「少なくとも…」
コネシマ
「そいつのお兄さんとか…」
コネシマ
「先生とか…」
シャオロン
「へぇ〜…お兄さんいるんや…」
ゾム
「名字わかる?」
コネシマ
「え〜っと…お兄さんの方なら…」
コネシマ
「確か…えーっと…」
コネシマ
「そうそう!確か、綾瀬…」
皆「…あ”っ”!!!」
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トントン
「…んで、ここに来たと」
ロボロ
「騒がしい奴らやなぁ…」
トントン
「んで…伊織がどうしたんや…」
コネシマ
「あ、妹さん?」
トントン
「おん…伊織は…妹の名前やけど…」
ゾム
「屋上の姫さんですか…?」
トントン
「まぁ…そう言われてるみたいやけど…」
シャオロン
「ビンゴ!」
鬱
「奇跡ってあるんやな()」
ロボロ
「ほぇ〜屋上の姫はトントンの妹なんや」
トントン
「まぁな…」
トントン
「でも、伊織はひきこもりやし…」
トントン
「あんまり…人とは話さへんからなぁ…」
トントン
「ホントは、皆と仲良くしたいんや」
鬱
「へぇ〜…」
そうなんや…
トントン
「まぁ、用はこれだけか?」
ゾム
「おん」
トントン
「そうか…w」
ロボロ
「道場破りしてきた時はビビった」
コネシマ
「あれはスマン」
シャオロン
「じゃあ、いつか会ってみたいな〜」
トントン
「いつかな…w」
トントン
「んじゃ、道場破りはすんなよ」
zm・kn・sho・ut
「はーい」
ロボロ
「普通に2度もするんか…?」
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