ここは紫雲学園の最深部とも言われている、“中央時計塔”の地下99階。
私と息子、そして■■■■が1列となって、辺りを見回す。
中央にあるのが例の時計であろう。何重もある結界が、時計を囲い、守っている。あの時計に触れることは難しそうに見える。
だが。
私が杖を振るうと、続いて■■■■がその結界に歩み寄る。
■■■■の目は真っ黒で、光がない。足はフラフラとしており、今にも倒れてしまいそうだった。
やがて結界の近くにたどり着いた■■■■は、その結界に手をかざし、呪文を唱える。
「────」
その途端に青い光が辺りを照らし、結界はパリンという音と共に、粉々に砕け散った。
残ったのは、例の時計のみ。
金色に輝く“それ”は、私達の希望の光。
そして、私達を闇へと誘う悪魔。
「やっと手に入ったのですね……」
息子が呟く。
「ああ、これで私達が妨げられることはもう、2度と──」
そこで私は絶望した。
例の時計の針は、止まっていた。
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昨日投稿できなくてすんませんでした^^;
……そうは言うても、一次創作読む人ほぼおらんと思うけど。
えーこちら、別サイトで投稿している小説を、少し対象年齢を上げた表現にしたものです。結末等は変わら
ないのですが、ちょっとグロとか入れてみたり。あと語り手が変わってますので、両方楽しめます。
(※今回はそのまた別の人視点です)
別サイトでの小説も探してみてね。
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