「ごめんね……大好きだよ、いふくん。」
そういって、あいつは踏切に飛び出した。
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それの矛先がほとけに向かったのは、二か月ほど前のことだった。
まあ……いわゆる、「いじめ」ってやつだ。
日に日に顔が暗くなっていくほとけに、普段はビジネス不仲と呼ばれる俺でも、今だけはと寄り添ってやっていた。
それがまさか……
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ほとけが自殺してから、一か月後。
俺は誰にともなくつぶやく。
「大好きだよ、いふくん……か。」
「あーあ。もうちょっとだったのに。」
ほとけをいじめるように指図したのは、俺だった___。
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ほとけをいじめるように指図したのは、俺だけを見ていてほしかったからだった。
この恋心は普通じゃない、それはわかっている。
でも、どうしようもなかった。
男だから好きとか、そういうのじゃない。
あいつが「ほとけ」だから好きなんだ。
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「好きな人ができた」
ほとけにそう相談されたのは、三か月前。
「優しくて、かっこよくて、僕と一緒にいてくれる人」
そいつが誰かはわからなかった。でも、もしそいつと俺をほとけが天秤にかけた時、どっちを選ぶんだ…?
そう思うと、不安でたまらなかった。
だから、あいつをいじめさせた。
俺だけを、見てくれるように……
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今、俺はほとけが自殺したのと同じ踏切に立っている。
俺の犯した罪は消えない。
だが、せめてもの罪滅ぼしに……
ああ、もう電車がすぐそこに来ているな。
そう思ったその時、目の前に水色の髪の毛が見えた気がした。
ハッとして前を見ると、あいつが目の前に立っていた。
あいつは、俺を指さしてこう言った。
「きみはともだち」
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ごめんね、君の気持ちに気づけなくて。
僕も、君が大好きだよ。
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初めて小説(まあ曲パロだが)を書いてしまった……
こんなものかな?
澪~!感想教えてね~!
コメント
2件
めっちゃ好きです⸝⸝ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ 少女レイが凄く好きなのでわくわく(?)しながら見させて頂きました!めっちゃ好みで良かったです!(?)