『君は…僕の “嘘” を見透かせないから、ミスカサズ』
そう言って僕らは互いに背を向けた。
目をそらし、まるで喧嘩したかのように睨みつける。
そんな君と上手くいくはずもなく、僕らは離れていった。
また朝が来た。
もう二度と交わすことの無い「おはよう」と「おやすみ」は、僕だけの癒しとなった。
そうやって一人でいいと思い込んでた。
だからか、涙が出る。
雫一つ一つが大切に思えてくる。
そっかぁ……僕って泣いているんだ…。
じゃあ……君は泣いているの?
少しだけ、泣いていてほしいと願った自分がいた。
ある日、君は僕の前に突然現れた。
『隣に居る人は?』
って聞くとさ、笑うんだ。そして、僕の目を見つめて言う…。
『大切な人』
ってね。
僕のことはもう忘れたみたいだ。
君との日々を…まだ忘れられない僕と比べて…。
『大人になったね…さよなら…』
やっと目を見て言えた。その一言にどれだけの想いを込めたことか……。
僕からの…愛を込めたことか……。
君は一生知らない。
誰か僕を探し出してほしい。
そう思っていると必ず、手を差し伸べてくれるのが…友だちだった。
『大丈夫だよ』
…と、若井が励ましてくれる。
『元貴は今までのままでいていいんだよ?』
…と、涼ちゃんが支えてくれる。
だから僕はやっていけるんだ。
大切な人なんか身近にいるのに…なんで気付くのが遅くなってしまったんだろう……?
誰かに守られて、なるようにならない人生だけど…もし、生まれ変われるのなら…僕の願いは一つだけ……。
「生まれ変わるなら?」
『また僕でいたい』
若井と涼ちゃんと一緒にどこまでも行けるそんな気がしてる。
コメント
4件
やっぱり歌詞パロすごく上手…!!✨️ なんか、、言葉が出なくなるくらいストーリー好きです…✨️
ストーリー性がめちゃめちゃ好きです!雰囲気とか最高!!!(〃・ω・)ノ