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「元貴っ、!」
元貴の声よりも少し低くて太いけれど
まだ声変わりしていない。
そんな 幼い男の子の声が
元貴の名前を叫びました。
そう、呼んだ声の主は
滉斗でした。
窓の外に滑り落ちていく元貴を見て、
慌てて部屋に飛び込んできたのです。
ちょうど元貴に会いに来ていたのしょう。
真っ青な顔をしてかなり動揺しています。
そうしている間にも、
元貴の手が窓枠を掴み損ね、空を切り
身体がぐんぐんと窓から離れてゆきます。
滉斗が全力で窓辺に駆け寄り、
身を乗り出しました。
滉斗が精一杯に伸ばした腕が
元貴の小さな手に届くギリギリのところで、
二人の指が絡み合いました。
間一髪、
元貴の体が空中で引き留められました。
元貴は滉斗の腕に必死に
しがみついています。
滉斗も元貴の手を離すまいと
指先にありったけの力を込めました。
しかし、
まだ五歳にも満たない幼い子供です。
いくら元貴が小柄であっても、
自分と同じくらいの歳の男の子をひとりで
抱えあげるなんてできるはずもありません。
「……っ…」
滉斗の口から苦しそうな吐息が漏れました。
元貴の身体が段々と下へ下へと
地面に近づいていきます。
元貴の病室は三階にあります。
三歳の男の子が落ちてしまえば
ひとたまりもありません。
「ひろと…っ……こわいよ… 」
元貴の目には底知れない大きな恐怖が
浮かんでいました。
「だいじょうぶ………ぜったい……
はなさないから…っ……」
そういう滉斗の声にも恐怖や不安が
色濃く滲み出ています。
三歳の二人の腕はとうに限界を
迎えていました。
もう気力だけで掴まり合っているに
過ぎません。
いつ2人の手が離れてしまっても
おかしくない。
そのときです。
「元貴……っ…滉斗……っ…!」
お久しぶりです!はるんです!
前回のお話で
次は♡100で書くと言っていたのですが、
かなり期間が空いてしまって
申し訳ないです💦
私の筆が追いつかないので少し
♡の数を増やしてみたいと思います。
できる限りすぐに書けるように
がんばります!
追記
今、この時点で公開させていただいている
9作品全てが♡1000を突破しました!!
いつも♡を押してくださる皆様、
コメントを書いてくださる皆様、
本当に力になっております!
ありがとうございます!
NEXT ♡1000
たくさん連打してください!笑笑
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コメント
1件
みぅです🤍🥀 第3話、読み終わりました…! 元貴くんを助けようと必死になる滉斗くんの「ぜったいはなさない」っていう言葉、幼いのにすごく強くて泣きそうになりました…。もう限界なのに離さないって、本当に気力だけで繋がってる感じがひしひしと伝わってきて、手に汗握りました。 それに、次の話が♡1000ってことで、めっちゃ楽しみです!はるんさんの筆はいつも丁寧で、物語の重みをちゃんと届けてくれるから、待ってる価値しかないです。無理せず、自分のペースで書いてくださいね。応援してます🌙