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rbru/nmmn/誤字あるかも/18
ご本人様関係NOTHING/rb『』 ru「」
前回の続き
これまでずっとru視点だったんですけど今回rb視点で進みます
やっと18
それではどうぞ
ーーrb side
涙を流しながら俺の腕の中に包まれ寝た彼を見つめる。
目を瞑り綺麗な顔しているけど顔も身体もとても熱かった。とても辛いだろう。
朝にヒーロー専属の医者に聞いたが、ただの発熱でうつる可能性は無いと言われた。
だが本人は高熱だから辛いだろう、と。
何より高熱がとても辛いだろうし、
普段の性格からして彼は頑張り過ぎている。
だからこそ心細くなりやすいだろう。
俺は彼の心の寂しさを埋めることと慰めの言葉を掛けることしか出来ない。
そうだ、彼の水分や必要なものを買ってこなければ。腕に包んだ彼をそっとベットに寝転がす。
『⋯⋯⋯行ってくるね』
そう小さな声で呟き扉を閉める。
ーーー
買ったきた水分を冷蔵庫へ取りに行く。
そのまま保冷剤とタオルを持ち小柳くんの方へと向かう。
そーっと扉を開けると、彼はまだ眠っていた。
苦しそうじゃなく安心する。
彼の頭の下にある保冷剤を取り、持ってきた保冷剤をタオルに包み頭の下に引く。
そうしていると彼は目を覚ましてしまったみたいだった。
『⋯、ごめんね、起こしちゃったか』
「⋯ぅ⋯⋯⋯⋯⋯、」
「⋯どんくらい、⋯寝てた、」
『うーん、2時間くらいかな』
「⋯⋯⋯そう、か⋯、」
『もっかい熱だけ測らせてね。』
彼の横にある机から体温計を取り、
彼の脇へと挟む。
少しの間待っていると、
音が鳴り体温計をこちらへ戻す。
『⋯わ、めっちゃ下がってる』
「⋯⋯⋯⋯⋯ん、何度、?」
『36度台。結構下がったね。』
『もう夜だし取り敢えずは治ったと思って大丈夫。でもまだだるいでしょ。』
「⋯⋯⋯⋯ぅぅん、はら、減った⋯、」
『そう、なにか食べたいものある?』
「⋯⋯⋯⋯ゼリー、 ある、?」
『あるよ。持ってくるね。』
「⋯うん、」
熱は下がったものの、まだ怠いし眠いだろう。
棚にあるゼリーを取り、再び小柳くんの方へ向かった。
『はい、持ってきたよ』
『食べれる?』
「⋯⋯⋯うん、多分」
『はい、どーぞ。』
「ありがと⋯、 」
眠いながらもちまちまとゼリーを食べる彼が可愛くて少しだけ笑ってしまう。
『⋯んふふっ、』
「⋯、?どうしたの⋯?」
『いや、可愛いなぁって。』
「⋯⋯、何が?」
『食べ方が小動物みたいで可愛くて。』
そう言うと顔を真っ赤にさせる彼。
また高熱になったかと錯覚するほどに真っ赤だった。
『⋯あは、そんな照れないでよ』
『また熱上がりますよ』
「⋯⋯ぅるさい、お前のせいだ」
『はいはい、すいません笑』
『⋯⋯⋯まじで顔真っ赤じゃん笑』
「お前が変なこというから、!」
さっきまで眠そうにしていたはずの彼は顔を真っ赤にさせながらゼリーをちまちま食べていた。
結局ちまちま食べているのが変わらないのが彼の愛らしいところだ。
「⋯そういうお前だって自分がどんな顔してるか分かってないくせに」
『え?どんな顔します?』
「なんか意味含んでそうな目をしながら口はにっこり笑ってる」
『怪しい顔って言いたいんですか?』
「いやいやそうじゃない」
『ぇぇ⋯?』
「⋯そうじゃないんだけど、」
「⋯⋯⋯言ったってお前も照れるだけだぞ、いいのか」
『別にいいですよ。』
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯俺のこと襲ってる時の顔してる」
『⋯⋯⋯⋯⋯⋯んぇ。』
一瞬だけ思考が停止する。
まず襲ってるという言い方に良い意味で衝撃を受ける。
『⋯⋯⋯⋯⋯その言い方辞めてください』
「⋯⋯それ以外例えるものねぇんだよ」
「⋯⋯⋯だから言ったじゃん照れるって」
『⋯襲ってるときってなんですか、その言い方本当に辞めてください』
「⋯⋯それ以外どう言えってんだ」
『⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯』
『⋯⋯⋯辞めてくださいよ、ずっと小柳くんにおあずけされてるのと一緒なのにそんな事言われたら余裕無くなりますってぇ⋯⋯⋯』
「⋯⋯知らんそんな事。」
「⋯⋯⋯それよりその首どうしたの?」
『あ、これですか?なんだと思います?』
「⋯分からん、浮気でもしたんかお前」
『やだなぁ、人聞きが悪すぎますよ。』
『誰に噛まれたと思ってんですか』
そう言いながら首に貼られていた大きい絆創膏を剥がす。
『⋯ほら、こんなすごい歯形そんじょそこらの人間じゃつかないでしょ』
「⋯この歯型⋯、っ!」
「⋯⋯本当にごめん、結構痛かったでしょ」
『別に大丈夫ですよ。まぁこれだけ強く噛まれてたらそうそう消えないと思いますが⋯』
『まぁ小柳くんからなら嬉しく思いますし。』
「⋯そうか、ごめんな本当に」
「血出たでしょ?」
『まぁ⋯はい。意外と出ましたね。』
「だよな、」
「⋯⋯⋯⋯あ、発熱の原因分かったかも」
『え?なんですか?』
「⋯いや、白狼って愛する人の首を噛んで血を飲むと身体がその人に従うように準備し始めるんよね。」
「まぁ簡単に言うと発情期的な。結構強く噛んだみたいだし血が出てそれを少しだけ飲んだからそれが発熱になったんだと思う。」
『⋯⋯なるほど?』
「まぁそんな深く考えなくて大丈夫。でも色々と惑かけたな、ごめん。」
『何回も謝らないでください。少し新鮮でしたしそんな大変でも無かったですから。』
「⋯でも、」
『ほら、もう気にしない。大丈夫ですから。』
『⋯⋯そんなに謝るくらいなら襲いたいところなんですけどね。まだ熱上がるかもしれないので明日まで大人しくおあずけくらっておきますよ』
「⋯⋯おあずけなんてする気さらさらねぇよ」
「俺だってお前のもの挿れられなかったせいで熱がある時にも腹がむずむずしてんだよ」
「な、もう熱下がったんだから大丈夫だよ」
『⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ん”⋯、駄目です、明日。明日です。』
「やだ。俺だってずっと我慢したもん」
「星導も我慢必要するないよ、良いから」
「明日熱上がったってそんなに大変なことにはならないよ」
「副作用みたいなもんなんだから大丈夫だよ」
「ね?星導に気持ちよくしてほしいの。お願いだから。俺の体調は気にしないで。」
『⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯明日看病確定じゃないですか⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯俺も我慢したんだから、でもマスクは付けてやりましょうね?』
「⋯⋯分かったよ」
ーーーー
小柳くんは結局シャワーを浴びてきたみたいだった。
「⋯⋯⋯いつまで、ぇっ、慣らしてる、んだよ⋯っぉ」
『だって狭くなっちゃてるじゃん、』
「⋯っ”ぁ、んっ、ひ、っぅ⋯、」
俺の上に背中を向け座った彼は、
快感を逃したいのか俺の腕を両手で掴んでいる。
「⋯⋯も”、いいだろう、っん、」
「ばかぁ⋯っ、そこ、っあ、ひっぅ、ぁ”っ 」
『⋯も、いいかな』
「だから⋯っあ、はやく⋯っ、」
『うん、分かってるから』
そう言い自分のものにゴムを嵌め、彼の足を俺の肩に乗せる。
「⋯ぁ”ぅ、っ、!っあ、!っぅんっ、」
『大丈夫?だるくない?』
「⋯ん、じょぶ、からっ、⋯も、動け 」
『⋯あは、あんま煽らないで』
「⋯ん”っ、ひ、っ♡」
「ぉ゙く、⋯欲し⋯っ、」
「⋯⋯⋯たり”、ない、っ♡」
「⋯るべ、ぇっ、♡」
『⋯煽らないでって言ったじゃん⋯、』
「⋯ゔぁ、⋯っ、♡は、ら”、⋯やだっ、♡」
「⋯へん、なる、っ、からぁ、♡」
『ならないから、』
我慢しているのか、指を噛んでしまっている。
『⋯首は噛んじゃだめだけど、指ならいいから。』
『⋯ほら、自分の指噛まないで、俺の指噛んで。』
「⋯ん”、だめ、」
「⋯るべ、痛いでしょ、っ⋯、」
『痛くないし小柳くんなら全然良いよ。』
「⋯ん⋯⋯⋯っぅ、ぅ」
ふと左手を見ると、薬指にくっきりと跡がついていた。
⋯ほんと、こういう所が可愛いし好きなんだよなぁ。
首には真っ赤な跡で、指にも真っ赤な跡。
怪我ばっかだけど全部小柳くんが付けたもの。
宝物だな。