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『ねぇ、僕を見て。』
第二話 「大丈夫、だから。」
朝。
目覚ましが鳴る。
ころんはゆっくりと目を開けた。
昨日の疲れが残っているのか、体が重い。
胸も少し痛む。
💙ころん
(……また薬飲まなきゃ。)
薬を飲み終えると、いつもの笑顔を作って部屋を出た。
リビング
❤️莉犬
「おはよう!」
🧡ジェル
「今日はるぅちゃんの検査の日やんな?」
💛るぅと
「はい。学校が終わったら病院です。」
🩷さとみ
「無理すんなよ?」
💜ななもり。
「何かあったらすぐ連絡して。」
みんなの視線はるぅとへ向いていた。
ころんはトーストをかじりながら笑う。
💙ころん
「るぅとくんなら大丈夫だよ!」
💛るぅと
「……。」
るぅとは、ころんの顔色が少し悪いことに気づく。
💛るぅと
「ころ兄、顔色悪くないですか?」
💙ころん
「え?」
💛るぅと
「熱とか……。」
💙ころん
「ないない!」
ころんは笑った。
💙ころん
「昨日ちょっと寝不足だっただけ!」
💛るぅと
「……そうですか。」
るぅとは納得できないまま学校へ向かった。
学校
朝のホームルーム前。
ころんの机を見ると、
昨日消したはずの文字の上に、新しく赤いペンで書かれていた。
『なんで学校来るの?』
『邪魔なんだけど。』
ころんは静かに手でなぞる。
💙ころん
(……また増えてる。)
後ろから笑い声が聞こえた。
「今日も書かれてるじゃん。」
「似合ってる。」
「そのままでいいよ。」
ころんは振り返らない。
何も言わない。
昼休み
#すとぷり夢小説
霧島ふゆか🖤🧡
425
#すとぷり
だてんし2
15
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ころんがお弁当を取りに席へ戻る。
机の中を見る。
お弁当がない。
💙ころん
「……。」
教室を見回す。
すると、教室の後ろのゴミ箱の近くに、お弁当箱が落ちていた。
中身はぐちゃぐちゃになっている。
ころんはゆっくり拾い上げた。
誰にも聞こえないように、小さく笑う。
💙ころん
「今日は……お昼抜きかな。」
そのまま教室を出た。
屋上
ころんはフェンスにもたれかかる。
空を見上げる。
💙ころん
(お腹すいたな……。)
💙ころん
(でも、もう慣れた。)
その時、胸がズキッと痛む。
💙ころん
「っ……。」
薬を飲もうとポケットを探る。
💙ころん
「……ない。」
朝飲んだあと、補充するのを忘れていた。
💙ころん
「大丈夫……。」
深呼吸をして痛みをごまかす。
放課後
今日はるぅとの病院の日。
みんなは、
🧡ジェル
「るぅちゃん、大丈夫?」
💜ななもり
「検査頑張れ!」
❤️莉犬
「気をつけてね!」
と声をかける。
ころんにも、
「一緒に帰る?」
と聞く人はいなかった。
💙ころん
「じゃあ、僕は先帰るね!」
笑顔で手を振る。
帰り道
雨が降り始める。
傘を持っていないころんは、そのまま歩き続けた。
制服はびしょ濡れ。
体はどんどん冷えていく。
胸の痛みも強くなる。
💙ころん
(もう少し……。)
💙ころん
(家まであと少しだから……。)
そのとき、視界がぐらりと揺れた。
電柱に手をついて何とか立つ。
💙ころん
「……まだ、大丈夫。」
そう言い聞かせ、ゆっくり歩き出す。
一方、病院
検査を終えたるぅとは、待合室の窓から外を見ていた。
土砂降りの雨。
💛るぅと
(ころ兄……傘、持っていってなかった。)
💛るぅと
(ちゃんと帰れたかな……。)
胸騒ぎがした。
理由は分からない。
でも、なぜか嫌な予感だけが消えなかった――。
――第二話 終わり
コメント
5件
好きです(*´ω`*)
