テラーノベル
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その瞬間、強い風が吹いた。
「お前らなにかにしがみつけ!今ここは暴風の中だ!!外に引きずり出されるぞ!!」
これは飛行機事故などで起こることがあるもので、中と外では気圧の差があり機内の空気が吸い出されて、機内の気圧が急激に下がり機内にあるいろいろな物が外へ飛び出してしまう。というものだ。
そして今、エンジン達が乗ってるいるこの斑獣モドキも同じ状態になっているということである。
「あ…」
「ネルデ!!」
穴の1番近くにいたネルデは何かに掴まる間もなく外に吸い出されてしまった。
「ああ…綺麗…(ここまで届けたよゾディル)」
吸い出されたネルデは境界の美しさに目を見開いた。
「ゾディル…境界は…こんなにも綺麗」
しかしここでネルデは得体の知れないものを見ることとなった。
ネルデは一体、境界で何を見たのか?それは彼女しか知らない
「お前ら!踏ん張れ!!絶対吸い込まれんなよ!!」
「……ン…エン…ジン…っ!」
「ラム今は何も喋るな!!くそっ、境界超えるまでにコイツ落とさねぇとオレらまでお釈迦だ!」
何かを言おうとしていたが遮られてしまったラムレザルは最後の力を振り絞って声を張り上げた
「ギータ!!」
「!!」
「3だ!それ以上デカくなるな!そこを閉めろ!!」
「おけぃ」
ギータの人器《ギータ》は彼女が着ている着ぐるみをそのまま怪獣にするものでそれを使って穴を塞ぐことを指示したラムレザル。
「穴ぼこ穴ぼこ…よしっ、これでみんな飛んでかない」
「よくやった!イオタ!救命装置持ってるか!?」
「もってる!」
「なら、イオタとデルタはラムの応急処置、他は核を壊すぞ!ギータ、脱出する時は頼むぞ」
「はいよぉ」
そのころ、一足先に脱出したゾディル達はと言うと
「トラッシュストームが消える…」
嵐が来ない安全域から掃除屋一行の命運を見ていた。
「なぜ、”斑獣モドキ” で境界を超えれると思いついたんだ?今までどんな手段を試しても生きて超えた者はいないと言うのに。どうしたらあのモドキに可能性を見いだせる?」
ブンドゥスの問にゾディルはこう返した。
【あれには守護の力が宿っていた】と
「(モドキが崩れていく…)」
またまた中に戻り崩れゆくモドキにアタフタする掃除屋一行。
「ザンカとラムを口の中入れろ!!他はしがみつけ!!多分イける!!」
「安心出来ねぇよ!!!!」
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