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続きです


カガミさんが結婚した

突然の報告だった

しかも連絡を送ってきたのはカガミさんだった

『こんにちはケンモチさん』

『突然の報告なのですが私カガミハヤト失礼ながら結婚することになりました』

この結婚という二文字だけで僕の心は押しつぶされそうな程に苦しかった

とても苦しかった

悲しかった

頭が真っ白になった

返事を返さなきゃ、何か言わなきゃ

だけど僕の指は、体は、僕の言うことを聞かなかった

今の僕の気持ちに追い打ちをかけるようにカガミさんから

『妻や産まれてくる子供たちのことを考え4日後ニジサンジを卒業します』


え?嘘…待って…!なんで…!

『ケンモチさん、今までありがとうございました。』

やだ…やめてよ!

『私が卒業しても仲良くしてください』

………..仲良くなんて…出来ないよ…

なんで…なんで卒業する必要があるの?

なんで?別に結婚した後も続ければいいじゃん

きっとリスナーも賛成するよ…

なんで…なんでなの…

『ケンモチさん?大丈夫ですか?』

あ、返信…返信しなきゃ、!

な、何か言わないと!

『おめでとうございます。』

『卒業されるのは残念ですが、卒業したぶん奥さんと産まれてくるお子さんを幸せにしてあげてください』

『はい!ありがとうございます!必ず幸せにします!』

あぁ、言っちゃった

なんだよ『幸せにしてあげてください』って

ほんとは寂しいくせに…

僕はそう思いながらスマホの画面を閉じた

あーぁカガミさん結婚したってよ

この僕が抱持ってる気持ちはどこに捨てればいいの…

「誰か助けてよ………..」

《ピロン》

スマホから通知音が聞こえた

その通知を確認するとさっきまで話していたカガミさんの結婚報告と卒業報告

リポストして何か言わなきゃ

だけどそんな気力はもうない

明日でいいや

その日僕はご飯も食べず、お風呂にも入らないで悲しみにくれて寝た



変わってしまった僕

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