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どうも〜〜(爆発!)
ミです。お久しぶりです。
いやぁ……連載の進捗0.1になっております。
違うんです。決して飽きてるんじゃなく……案が、無い……。
て事で曲パロに逃げます。
お借りした曲パロ曲 : パジャミィ : いよわ
エイリアンステージ : ティル・イヴァン
ミジ・スア
⚠ ティルミジメインかも(左右不確定)
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それは遠い夢の話。はじめましてでは無い子と私
私は暗い部屋が怖くて、メソメソ泣いていた時があったの。
でも、私と私じゃない二人以外の子達はひそひそ私達に何かを話していたの。私達とはほんの少し違うお友達。
その声が嫌で、私とあの子はささやき声で一緒に秘密の所へ行ったの。そこは秘密基地で、私とあの子しか知らない場所。
キミの傷を癒すように、キミが痛みから気を逸らすように。ほんのちょっとだけ散らかったおもちゃと私達が着ている長い袖がほんのちょっとだけくすぐったくて、
あの子は私の頬をつねって「また会おうね?」私はそれが嬉しくて、裸足で床を蹴るようにもじもじさせた。
そうしてたくさん遊んだ後ぬいぐるみを宙に向けて放ったの。
「ミジは、どうか私を忘れないで。」
「…スア……?」
「ミジはね、強い子だから。」
「次会う時まで、きっと忘れないでくれる」
これはきっと、誰かの心の時間稼ぎ。
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お願い目覚めを忘れたままで、もう少しだけ、このままで、
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昔、どっかの遠い部屋で初対面じゃねぇヤツに、あの気持ち悪くて苦い朝がイヤだって、メソメソ泣いた記憶がある。
「アイツら全員嘘ついてんだ…信じれねぇよ。」
ずっと泣き止まない俺を見てか、ソイツは俺の耳に口を近づけささやき声でソイツの秘密であろうものを俺の耳に移した。
大人に成長していくお前に、忘れもんをお前に届けるように、ほら遊ぼうぜ今、少しだけ。
俺の心はちょっとすりむいてるけど、登ってくる朝焼けが俺らの背中をざくりと刺すように照らして、閉じてたドアの向こうで、物凄い怖い声がした。
「ティルの本当の気持ちは誰にも言えないのに」
「最期は地獄に落ちるだけなのにね!」
「ティルはそこに逃げて本当に楽しい?」
俺はその声が無性に怖くて、全身を布団で覆った。
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映画も、陽だまりも、卒業式も。こんなのは全て夢で、私達/俺達 が見ているもの、聞いているものといえば音楽だけで、
沢山溢れる音楽が終わっちゃったらほんのちょっとだけ寂しいけど、お片付けしなくちゃだから。
なあ、こうしてアイツらから貰い過ぎたもんを返せたらさ、多分その為に生まれてきたもんだと思えんだ。
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俺の扉からいきなり声がする。
「そうしたら、誰がミジを起こすの?」
「もう、ティルしか居ないんだよ…。」
「あの子を起こしてあげて。どうか。」
その声で、俺はやっとドアノブに手を掛けれることが出来た。
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私の扉からいきなり声がした。
「ティルは俺のせいで傷付いちゃった。」
「ねえミジ、よかったらティルを助けてあげて」
「俺は、ティルを助ける事すら出来ないから」
私はそこで、ようやく勇気が出て、足をあの場所へと運んだ。
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外は晴れた、でもステージは暗く、ミラーボールが光ってる。俺は金髪のアイツと鳴き声を競う。もし、こんな晴れた日にミジとお別れが出来たなら、どれほど幸せだろうか。
でも晴れてる日にこんな曲はちょっとミジに似合わねぇな。
お別れなんて言わせない。私は、アナタを助ける為にそこに行くからね。とっ散らかった私の心の中のおもちゃと長い袖が…やっぱり、くすぐったくて、苦しくて。
そうして私はあの綺麗な灰色の髪を見つけた。
そうして俺はあの綺麗な桃色の髪を見つける。
手を伸ばせば届く、
後ほんの少しだけ、
桃色の髪の子はやっぱり笑顔が似合ってて、
灰色の髪の子はやっぱり笑顔が一番綺麗で、
涙拭って、あの時みたいに笑えるように。
涙拭って、小さい頃の日々に戻れるよう。
俺は床を蹴り飛ばす様にキミ目掛けて、
私は宙掴む様キミ目掛け手を伸ばして、
「あーぁ」
その声と同時にイヤな音が鳴り響いた。
その声と同時にイヤな物を見ちゃった。
…後少し、ミジに触れられれば…
お願い…死んじゃやだ、お願い…
ティルの熱が段々無くなっていく。嫌だ、お願い…。
「ティル……!!」
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「………泣くなよ、ミジは笑った方が綺麗だ。」
そんな声が、聞こえた。もう、目すら開けてくれないのに。
これはきっと、私の大事な心の時間稼ぎ。
お願い…皆を忘れぬままで居させて、私。
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連載はちまちま書いていきます。多分。恐らくきっと、頑張ります。
それではまた!