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りんらん注意 梵天軸 死ネタ

すたーと



竜『兄ちゃん…?』


竜『起きてよ…兄ちゃん!!』


蘭『……』


そう呼びかけても兄ちゃんは目を開けない。体が冷たい。兄ちゃんの体から血が出ている。


竜『ねぇ…置いてかないでよ…』


竜『ねぇってば…任務終わったら一緒にケーキ食べに行こうって言ったじゃん…なんで…』


竜『目ぇ覚ましてよ…』


それから数日後、俺は部屋に籠もってしまっている。

みんなも心配してくれるけど、最愛の兄が死んでしまっては聞く耳すら持てない。


朝起きると隣に兄ちゃんは居なくて。あぁ…死んじゃったんだって…絶望に満ち溢れる。


竜『ねぇ…また「りんど~♡」って呼んでよ…』


竜『また俺の顔見て笑ってよ…』


竜『大好きって…言ってよ…』


竜『兄ちゃん…ポロポロ』


俺はこの先どうすればいいのだろうか。一人孤独に生きていくのだろうか…兄ちゃんに会いたい。会って話したい。




春千夜視点

あれから竜胆はご飯も食べないで一人部屋に籠もっている。

おそらくとても痩せているだろう。

ずっと息を殺して泣いている。

そんな竜胆を助けたい。

そう思い、竜胆の部屋へ向かった。



ガチャ🚪


春『竜胆‥?』


竜『…三途か』


竜『ねぇ…三途…俺死んでいい…?兄ちゃんに会いたいの』


竜『地獄から抜け出したい…』


竜胆はとても弱っていた。


春『…辛いんだよな…』ナデナデ


竜『お願い…死なせてよ…』


春『…お前がこの地獄から抜け出せるなら…いいよ…』


俺の選択が合っているのかはわからない。だが竜胆の辛そうな姿を見ているとこっちまで辛くなってくる。



竜『…ありがと…』カチャ


竜胆は自分の頭に銃を撃とうとした。


竜『ばいばい三途…ごめんね…ポロポロ』


竜『兄ちゃん…今いくよ…』


バンッ


銃声音がなった瞬間。竜胆は倒れた。

竜胆の頭から血が出ている。


春『…さっきはあんなこと言ったけど…本当は…死んでほしくなかったな…ポロポロ』


春『ごめんな…』ぎゅ


俺は冷たくなった竜胆を優しく抱きしめた。

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