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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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いま私はなにをしていたんだろう

あぁ

なんて悲しい結末なのだろうか

私の人生13年目で結末を迎える

今見ているものはなんだろう

何故か既視感がある

きっとこれは

私が何も出来なかった13年間の思い出

見ていると何故か落ちつく

そこに見た事のない子がいた

そこにひとりぽつんと泣いていて

男の子がいる

私まで心が締め付けられてるように

苦しくなった

なんでだろう

私にはもう感情がないと思っていたのに

この気持ちはなんだろう

心が苦しくて苦しくて

息が苦しくなる

「助けて」

その言葉も発した時

私の視線は黒い何かで包まれた

気がついた時には、お花畑の上にいた

近くには綺麗な花のような

男の子がいた

私に気づいたのか

今にも泣きそうな顔で

こちらに駆け足でやっくる

「大丈夫…..?」

たった一言、言われただけなのに

なぜこんなに泣きたくるだろう

男の子は、僕の手を引っ張って

小さな湖の近くへ連れていった

そこは風当たりがよく

何もかも輝いてみえる

とても尊い場所だった

「ここって本当素敵だよね。

嫌なことがあると必ずここにくる

なぜか全て輝いてみえて

自分の嫌いなところを包み込んで

自分も愛せるような気がするの」

男の子はそう呟いた

あぁ

なんて素敵な笑顔なんだろう

素敵な時間はあっという間に過ぎた

星が輝き始まる時間になってしまった

男の子とは別れを告げ

私は1人で星を眺めていた

星は一人一人が主人公のように輝いていた

結局この世界は何なのだろう

考えごとをしていると

急に眠気が襲ってきた

気づいた頃には

あぁ

元の世界に戻ってきてしまった

あの男の子と出会った日の分

時間が戻っていた

私はあの男の子が気になって仕方がなかった

綺麗で透き通る声に

きらきら光る瞳に

花のような男の子

考えれば考えるほど気になってしまう

気づけば

私は

また

人生13年目で終わらせてしまった

気づけば私は

あの男の子に

恋をしていたのかもしれない

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